日記

2025-06-29 17:15:00

自分の身は自分で守る

全国的にはまだ梅雨明けしていない地方があるようですが、

 近畿地方は梅雨明けして、

いやもう暑い暑い!

お互い熱中症に気を付けましょう!

「最近よく足がつるんですよね」という話を知人にしたら、

「私もよくつるの」とかばんから

「芍薬甘草湯」なる漢方薬を出して

「これ飲むといいわよ」と2袋下さり。

実際に足がつったときに飲むと即効性があったし、

調べてみたら熱中症による筋肉の硬直や痛み(熱痙攣)にも有効とのことです。

熱中症には五苓散という水分循環を改善させる漢方薬も有効で

脱水の時には尿量を抑え、また吐き気を抑えて飲んだ水分の胃腸からの吸収を促進してくれるとか。

どちらも市販されているようなので、

いざというときのために常備しようと思います。

 

 

海外に行くと

「日本では絶対に柵を作って安全を確保する」 であろう

一つ間違えば落ちて間違いなく即死ですけどね!

という危険極まりないポイントに遭遇することがありませんか?

 

そういうポイントとはちょっと違いますが、

昔々同僚と行ったアメリカの本場ディズニーランドで何かの乗り物に乗った時、

セーフティーバーが甘く(欧米人の体格に合わせているのか)、

へたをすると体が抜けないか心配に思った私の目に飛び込んできた英文を

(確かセーフティバーの近くに貼ってあったような。実際なんて書いてあったのかはわかりません) 

何故か私「自分の身は自分で守れ」と書いてあると信じて疑わず、

「さすが自由の国アメリカ、夢の国でも自分の身は自分で守らなあかんのやねえ。

私達もそれに応えないとあかんね!」

と説得力のあるようなないような話を同僚に諭す様に話し、私の勢いに飲まれ深くうなずく同僚二人。

意を決してそのアトラクションに臨んだというとてもとても楽しい思い出があります。

 

日々の生活の中で私たちは常に危険と隣合わせであり、

そのことを突然の災害や事件や事故でたびたび思い出しますが、

それは自分とは遠いところにあると思いがちですが、

例えばこの猛暑の中、

室内にいてもちょっと油断して水分を取らなかったり温度調整を怠ると

たちまち熱中症で命を落とすかもしれず。

 

水分を取らないのも温度調整しないのもあなたの自由。

会社を辞めるのも諦めるのもあなたの自由。

でも自由は責任を伴います、ほかでもない自分自身に対して。

自分自身のこれからに対して。

 

このことを忘れずに生きていれば、

貴方が本当にやりたいことを思い存分楽しめるのではないかと思います。

 

そんなこと充分わかってるし、

身に染みているけれども

駄目だと思っていてもやめられないし、

そのことを誰かに言える勇気もない

のだとしても、助けを求めないと

声を出さないと

たちまちセーフティバーから滑り落ちてしまいます。

 

そういう世界に私たちは生きています。

Take care of yourself.

 

 

 

2025-06-22 06:13:00

ジェンダーレス

6月12日にジェンダー・ギャップ指数の順位が公表され、

日本は148か国中118位で、

教育と健康の値はトッププラスですが、

政治、経済参画の値が低く、特に政治参画値は圧倒的に低いため

この順位となっているようです。

 

折しも最近女性の経営者、

そして企業の要職にある女性と(別々に)話す機会がありました。

 

お二人とも私とは旧知の仲ですが

共通している印象は

物腰は柔らかいながらも

強靭なコアがあり信念があって、

そこを侵されそうになると

 攻撃の手を緩めないこと。

 

お二人にどんな印象を持たれるでしょうか?

「すごいなあ」「頼もしい」

「おっかないなあ」

でしょうか?

あるいは「可愛げがない」かもしれません。

そしてその言葉の頭には「女性なのに」がつきますか?

つきませんか?

 

お二人が男性だったらどうでしょうか?

「物腰は柔らかいながらも

強靭なコアがあり信念があって、

そこを侵されそうになると攻撃の手を緩めない」

 人は

経営者や企業の意思決定をもつ重役に求められる資質を持つ人

として違和感なく受け入れられるのではないかと思います。

  

以前書きましたがアメリカの俳優ウィルスミスが

アカデミー授賞式で

脱毛症に悩んでいる妻ジェイダをからかった司会者を平手うちにした事件で

(何よりも暴力事件を起こしたことでアカデミー協会から退会しましたが)

日本では「奥様を守ったジェントルマン」とウィルスミスに肯定的な意見が多かったですが、

(私もそう思っていました)

アメリカでは

「ジェイダは自分で自分の面倒を見られる人で、夫に守ってもらう必要なない。

ウィルが事件を起こしたために自分で自分の名誉のために発言するチャンスが奪われてしまった」

という意見が増えていったそうです。

 

この背景には

「女性は弱いから守ってあげないといけない」

という好意的差別についての問題提起があり、

勿論そう思って行動を起こしている人は相手を思いやっているのですが、

実際にはその人の能力や可能性を勝手に決めつけてしまっていて、

そのことは相手の自己肯定感をさげたり

行動を制限することに繋がり、

やがて見えないガラスの天井になるのではないでしょうか。

 

 怖いのは好意的差別は本人も無意識のうちに気づかずやっていて、

もしかするとそのことで相手を傷つけているかも知れないことです。

そしてその根底にあるのは優位性。

「この人は私より優れていると思っている」事が透けて見え、屈辱感をも伴います。

  

そのことを気づかせてくれる象徴的な事例だったので

 あえてまた書きました。

 

ウイルスミスは愛する家族が侮辱されて、

守ってあげないといけないなんて意識はなくただただ憤慨し咄嗟に手が出てしまったのだと思います。

そしてジェイダは傷つくというよりは逆に彼の愛情を感じ幸せな気持ちになったのかもしれません。

ジェイダの痛みを間近で見たウィル・スミスのとった行動に対し

「好意的差別というよりは愛する人を傷つけたことに対する当然の行動」と捉える人も多いのではないでしょうか。

(暴力を振るったことは決して容認できませんが)

 

ただ、こういう議論が起こったことの背景にあるのが好意的差別であり、

ジェンダーレスな世界にはまだまだ至っていないということに気づくことが非常に大切なのだと思います。

 

私の心の中にも固定概念や偏見、アンコンシャスバイアスがあり、

貴方の心の中にもきっとある。

そのことを認めて、

今やろうとしている行為が差別につながらないか

その人のためになっているのか見極めることが、

今とても大切なのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025-06-14 17:00:00

見えない世界

梅雨ですね。

先週今週、ぱつんぱつんのスケジュールの中、

突然舞い込んだトラブルで「やるべき事」に追われる日々で

ようやく今日一息つける

はずでしたが。。

 

そうだった。。

 

5月初めにやる気満々だった私は、

「梅酒キット」なるものを予約していて今日届きました。

umesyu.jpg

 今瓶を洗って乾かしています。

乾いたら梅を1個ずつ綺麗に洗って乾かして、

竹串でへたを丁寧に取り除いて仕込んで。。

なんやそんなたいしたことないやん(と自分に言い聞かせる)

 

「梅の実が熟す」頃の長雨、梅雨。

「梅の実が熟す」頃にしかできない梅仕事。

一年あっという間に過ぎていくからこそ、

こういう行事を大切にして丁寧に生きていこうと思った5月初めの私が

とても恋しゅうございます。

 

何故こんなにぱつんぱつんだったかというと

仕事以外に

エアコン掃除や内窓設置工事やガス警報器入替作業等々

来客の予定をぎっしり入れていたからで。

同時期に3社作業をしていただいたわけですが、

3社3様で比較できて興味深かったです。

エアコンクリーニング会社は

とにかく家を汚さないようスリッパ持参、玄関から全ての作業スペースを

しっかり養生し、事前説明も丁寧。

高圧洗浄機を使うときは「大きな音が出ます、申し訳ありません」と都度断りがあり、

最後の確認作業もしっかりされて

お昼を跨いでしまったのでお弁当をお渡ししたら

作業が終わりお帰りになったあと上司の方から電話があり、

作業内容はどうだったか?等の確認とお礼とともに

「お弁当を頂いたということでありがとうございます」

のお礼まであり、なんときちんとした会社だろうかと思いました。

事後アンケート依頼まであり会社を良くしようと懸命になっている姿勢を感じました。

 

そのあとでの内窓設置工事やガス警報器入替作業だったもので、

どうしても比較してしまい。

 

特にガス警報器入替作業会社の作業担当の方は

台所近くの作業にもかかわらず

玄関先に直に置いた雨に濡れた脚立をそのまま持ち込み、

説明資料などをコンロ横の調理台に直置きされ。

そして更新のお知らせはがきに紹介されていた新製品に変更したい旨伝えると持参しておらず。

(新製品に変えたい場合は当日作業員にお伝えくださいとなっていた)

取りに戻られるということもありました。

そのあとも少々トラブルがあったのですが何とか無事作業は終わり、

最後に近くあるイベントの宣伝はしっかりして帰られました。

 

おそらくこの方は

地べたに置いた脚立を台所に直置きすることが

不潔だという概念はなく

口に入るものを扱う作業台に説明書を置くことを

私が気持ち悪く思っているなんて

 思いもしなかったのだと思います。

段取りが悪かったことも日常茶飯事なのかなあとも思いました。

勿論事後アンケートなどはなく

確か前回の更新時も(違う作業者でしたが)あまり良い思いをしなかったことを思い出し、

この会社は属人に依存する、社員教育が行き届いていない会社なのだと思いました。

 

比較する会社がなかったらこんなものかと気にもしなかったかも知れませんが。

  

エアコンクリーニング会社には見えていて

大手ガス会社のサービスショップである

ガス警報器入替作業会社には見えていない世界。

 

ガス警報器入替作業会社、ひいては大手ガス会社を目隠ししているものが

何であったとしても

その目隠しを外す意思がない限り見ることはできず、

認識もできず、だから変えようとするかどうかの判断もできず。

見えたところで何も変わらないのかもしれませんが。

 

これは他人事ではないですね。

嫌なことも、面倒なことも、「見なかったことにしよう」と思うことも

しっかり見ないと前に進めないなあと

自戒する今日この頃でございます。

 

さあ、しっかりと現実を見て、梅を駄目にする前に梅仕事しようっと。 

 

 

 

 

 

2025-06-08 21:00:00

お互い様

「母が紫陽花好きだったんですよ」

この一言をきっかけに

毎年この時期になると紫陽花を届けてくださる方がいらっしゃいます。

「今年は出来が悪いんや」と言いながら届けてくださった花は

とても綺麗!

アジサイ_2025.jpg

本当にありがとうございます。

 

 先日エアコンクリーニングをしていただきました。

2台のエアコンクリーニングと室外機清掃と抗菌コートをお願いしたのですが、

おひとりで9時からいらして完了が13時過ぎ。

丁寧な説明の後休みなく黙々と作業をされる。

仕事も丁寧でした。

 

一方、

作業日の日時を決めるためやり取りをした受付担当者の要領が悪く

(対応自体は丁寧なのですが)

作業日時の確定までのやり取りは7回(スマホに残っている着信履歴の回数)

「これで調整できなければ別の業者に依頼しますっ!」と言い放って

やっと確定したという経緯がありました。

申し訳ないですが、

この経緯は最後に渡されたアンケートにしっかり書かせていただきました。

 

 

もしかするとその受付担当者は

「お前のせいで会社の評判おとしている」

「いくら頑張ってもお前みたいな社員がいるから楽にならんのや」

「頑張っているのがあほらしなってくる」と

怒られる日々なのかもしれません。

あるいは陰口を叩かれているかもしれません。

でも言われている当人は

「私一生懸命頑張っているのになんで報われないんだろう」

と思っている(かもしれません)。

そして「何も響いていない」ように見えて、

それに余計にいらっとしてまた非難されてしまう。

 

これ、職場あるあるではないでしょうか。

 

 私がいた職場で同僚がよく言っていた言葉

「会社を神輿として、社員が担ぎ手だとしたら、

1割が旗振り役で、

3割が一生懸命担いで、

3割が担いでいるふりをしているけどただ歩いているだけ。

あとの3割はぶら下がっているだけ。」

これがもっともらしく聞こえて

当時の私にはかなり説得力ありました。

 

ですがいろいろな方のもやもやをお聴きしていると

ある人から見ると会社という神輿にぶら下がっているように見える人も

その人はその人なりに一生懸命担いでいるのだなあ

と思うことがよくあります。

そしてその人は「あの人がぶら下がっているから私がしんどい」

と別の人を非難したりもします。

 

もしかすると

一生懸命神輿を担いでいると思っている貴方は

ある人から見るとぶら下がっているだけに見えているかも知れません。

貴方のせいで、私の負担が増える

と思われているかも知れません。

 

お互い様なんですよね、結局。

 

もし仕事上の失敗が多い人に

「私もこのあいだミスしたわ、お互い様やん」

と声をかけるだけで、

その人の失敗は少なくなるかもしれません。

もしかすると「失敗してまた評価を落としたくない」

という緊張からミスを繰り返してしまっているのかも。

最初は申し訳なく思っていたけれども

何度も非難されているうち自己防衛から

意固地になったり他責に走ってしまっているのかも。

 

「お互い様」という言葉は、居場所を作ってくれますね。

いい言葉だなあ。

 

 

 

 

 

 

 

2025-06-01 00:00:00

水無月

6月です。

 

6月は日本では水無月と言いますが、

梅雨の時期なのに何故水が無い月?

と疑問に思う和風月名ですね。

 

何故水無月というかは所説あるらしいですが、 

「水無月」の「な」は「無し」ではなく連体助詞の「の」で、

「水の月」からきている説が有力なようです。

 

もともと水無月は旧暦の6月を指す言葉で、

旧暦の6月はだいたい新暦の6月末~8月初めにあたるのだとか。

ちょうどそのころは田植えのころで、

田んぼに水を張る月なので「水の月」。

梅雨も明けて日照りが続く時期だから「水無月」という説もあるようで、

月名一つから季節を肌で感じることができて

奥深い日本の言葉はいいなあと思います。

 

水無月というと、お菓子を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 こんなやつです↓(フリー素材をお借りしました)

 

切り出した氷を模したういろう(葛粉の場合もあるようで)に

 小豆をのせて蒸すこのお菓子、赤い小豆は邪気払いの意が込められていて

京都では6月30日「夏越の祓え」という

この半年の罪や穢れなどを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事があり、

この神事に合わせてこのお菓子を食べるのだとか。

 

ちょっと冷やして冷茶と頂きながら

この半年の罪や穢れ。。

この半年の罪。。

 

いくつ食べたら祓えるんだ?

(そういうことではない)

 

折り返し点、残り半年、

お互い健康に過ごせますように。

 

 

 

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