日記
国民皆保険制度
師走ですね。
一年あっという間。
「このあいだ明けましておめでとう言うたのになあ」
「せわしないなあ!」がこの頃のあいさつになっています。
(「せわしないなあ」は大阪の方言なんですね。標準語変換すると「忙しいなあ!」か。なんだかニュアンスがちょっと(-_-))
数年前にIT系の会社を退職してから、国民健康保険に加入しました。
実は私、今年の7月に救急車で運ばれ、腸閉塞の緊急手術→そのまま入院
という経験をしました。
そして先日、「医療費のお知らせ」がきたのですが、
その内容を見て私は心の中で叫びましたよ。
「ブラボー!」(←すみません。。つい)
私堺市民なのですが、
救急車で運ばれた病院が堺市立総合医療センターで
この病院に運ばれたことがとても幸運だったのですが、そのことについてはまた別の機会に。
で、医療費。
退院時清算にあたりご担当の方が病室にいらっしゃり
「高額療養費申請されますか?」と聞かれたので迷わず「はい!」と。
すると病院で手続きをしてくださり、
退院時の自己負担額は個室(室内にシャワールーム、トイレ、Wifi完備)を利用したにもかかわらず
「命を救っていただいた上にこんな金額でよいのですかっ??」
と申し訳なく思ったほどでした(個室利用費は堺市民の場合割引あり)。
今回「医療費のお知らせ」で10割負担額を初めて知ったのですが約150万円で
「そうやんな。そのくらいはかかってたよな。。」と
自己負担額は想像にお任せします(←)が生保の医療特約で得た保険金の3分の1程度だったので
とても有難かったのでした。
高額医療費の自己負担限度額は所得区分(標準報酬月額)によって結構な差がありますので
ご参考までに厚労省の説明資料をはっておきます。
高額療養費制度を利用される皆さまへ (mhlw.go.jp)
今回私は「国民皆保険」制度の恩恵を受けたわけですが、
この制度は相互扶助に基づく世界に誇れる制度だと思います。
この「国民皆保険」制度が破綻寸前になっています。
原因は、医療費の収支バランスが崩れてきていること。
自己負担額以外の費用は現役世代と事業主の納める健康保険料と公費からまかなわれていますが、
支払われる医療費の比重が大きく、現役世代と事業主の支払う健康保険料だけではまかなえず、
国民皆保険制度を維持するために赤字部分に公費を投入しているのが現状です。
日本の少子高齢化はますます進み、2025年には50歳以上の割合が人口の半数を超えるといわれており、
このままでいくと「国民皆保険制度は破綻する」と危惧されているというわけです。
そんな中、私達は何が出来るのでしょうか?
今後の日本の医療制度の在り方をしっかりと見据え、自らのいざという時のためにしっかり備えていくことなのかもしれません。
そのような事を色々考えているうちに「いざという時に助け合えるようなネットワークづくり」をはじめようと思い立ちました。
「いざという時のために」出来る支援をどんどん考えていきます。
NPOを立ち上げようかとも思っています(調べると既に色々やっていらっしゃるNPO法人がちらほら)
今後ともよろしくお願いいたします。