日記
パッキン
参議院選挙ですね。
テレビでは各局で党首討論が活発に行われ、
頑張って各政党の政策を吟味しようと思うのですが、
辛くなりいまだ最後まで見ることができずにいます。
先程もとある政党の共同代表が目の敵にしている政党代表を攻撃している姿に辟易し、
思わずテレビを切ってしまいました。
SNSでは党首討論や街頭演説での発言や態度が取りだたされ、
中傷合戦も繰り広げられ。。
惑わされることなくしっかりと見極めて選挙に臨みたいと思います。
政権は、時の権力者はいとも簡単に主権を国民から剥奪できることを
政権によっていとも簡単に戦火に巻き込まれることを
私たちはこの数年で目撃してきましたし、
なによりこの物価高!
なんたって日本の税収のトップは法人税、所得税を抑え消費税だとか。
しっかり自分の意志で選んだ候補者に投票しなければと思います。
先日朝駅の階段を登りきったところで、
あとから登ってきた方から
「あのー。。ぽたぽた水が落ちていますよ。水筒か何かの蓋がしまってないんじゃあ。。」
と声を掛けられ。。
慌てて確認すると確かにカバンの中が水害でえらいことになっていました。
あれっ!
しっかり蓋は締まっているのにーっ!
と一瞬何が起こっているのか気づかず頭の中はパニック!
数秒後私は気づきました。
取り外しパッキンを装着した記憶がないことに。
パッキンの果たす役割、重要です。
といいますか。
ボトルにかかわらず日本の製品はよく考えられているなあと思います。
どのパーツも必要で無駄がない。
だからといって簡単に駄目になる粗悪品は使っていないので
安心して使えるし価格も手頃。
品質を守りつつコスト削減に努力し続けている企業は
言わずとも評価され、そこで働く皆さんは
誇りをもって働いていらっしゃるに違いない。
企業の離職率は令和6年上半期で8.4%(一般労働者6.8%、パート12.6%)で
平成27年度からそれほど大幅な増減はないようです。
ですが未充足求人数は1,481.5千人、欠員率は2.9%で平成27年の2.1%より上昇しており、
人手不足が続いていることが見て取れます。
離職理由の約3割が「会社が緩過ぎる」ことに起因しているようで
「会社が厳しすぎる」もほぼ同じような割合でした。
「どないせい言うねん!」という声が聞こえてきそうですが、
根っこにあるのは「成長したい」という願望ではないでしょうか。
そして「自分は誰かの役に立っていて必要とされている」
人材であるという承認欲求が満たされないと
「なんのために仕事をしているのか」が見え辛い。
例えばボトル一つにしても
「より軽く
より保温性を保ち
パッキンなしでも密閉性を保つことができて
一円でも安い商品」生み出すことで
炎天下の中、こまめに冷水を補給することができ熱中症予防に役立ち、
売り上げにも貢献し会社の役に立っている
ことが実感できれば
「よーし!明日もよりよいボトルを作るために頑張るぞ!」
と会社に行きたくて仕方なくなるのではと思います。
勿論、言うは易く行うは難し。
良い製品を生み出すためには困難な乗り越えなくてはならないことがてんこ盛りなはず。
ですが、あなたは頑張りますよね。
だってそれを乗り越えたら
間違いなくあなたは成長することを知っているから。
そのあなたが経験した喜びを是非、後輩に部下にも味あわせてください。
その喜びを知ってもらうためにはどうすればよいのか。
その問いを忘れず同僚や後輩、部下に接しているあなたのまわりには
離職者はいないはずです。
お互い様
「母が紫陽花好きだったんですよ」
この一言をきっかけに
毎年この時期になると紫陽花を届けてくださる方がいらっしゃいます。
「今年は出来が悪いんや」と言いながら届けてくださった花は
とても綺麗!
本当にありがとうございます。
先日エアコンクリーニングをしていただきました。
2台のエアコンクリーニングと室外機清掃と抗菌コートをお願いしたのですが、
おひとりで9時からいらして完了が13時過ぎ。
丁寧な説明の後休みなく黙々と作業をされる。
仕事も丁寧でした。
一方、
作業日の日時を決めるためやり取りをした受付担当者の要領が悪く
(対応自体は丁寧なのですが)
作業日時の確定までのやり取りは7回(スマホに残っている着信履歴の回数)
「これで調整できなければ別の業者に依頼しますっ!」と言い放って
やっと確定したという経緯がありました。
申し訳ないですが、
この経緯は最後に渡されたアンケートにしっかり書かせていただきました。
もしかするとその受付担当者は
「お前のせいで会社の評判おとしている」
「いくら頑張ってもお前みたいな社員がいるから楽にならんのや」
「頑張っているのがあほらしなってくる」と
怒られる日々なのかもしれません。
あるいは陰口を叩かれているかもしれません。
でも言われている当人は
「私一生懸命頑張っているのになんで報われないんだろう」
と思っている(かもしれません)。
そして「何も響いていない」ように見えて、
それに余計にいらっとしてまた非難されてしまう。
これ、職場あるあるではないでしょうか。
私がいた職場で同僚がよく言っていた言葉
「会社を神輿として、社員が担ぎ手だとしたら、
1割が旗振り役で、
3割が一生懸命担いで、
3割が担いでいるふりをしているけどただ歩いているだけ。
あとの3割はぶら下がっているだけ。」
これがもっともらしく聞こえて
当時の私にはかなり説得力ありました。
ですがいろいろな方のもやもやをお聴きしていると
ある人から見ると会社という神輿にぶら下がっているように見える人も
その人はその人なりに一生懸命担いでいるのだなあ
と思うことがよくあります。
そしてその人は「あの人がぶら下がっているから私がしんどい」
と別の人を非難したりもします。
もしかすると
一生懸命神輿を担いでいると思っている貴方は
ある人から見るとぶら下がっているだけに見えているかも知れません。
貴方のせいで、私の負担が増える
と思われているかも知れません。
お互い様なんですよね、結局。
もし仕事上の失敗が多い人に
「私もこのあいだミスしたわ、お互い様やん」
と声をかけるだけで、
その人の失敗は少なくなるかもしれません。
もしかすると「失敗してまた評価を落としたくない」
という緊張からミスを繰り返してしまっているのかも。
最初は申し訳なく思っていたけれども
何度も非難されているうち自己防衛から
意固地になったり他責に走ってしまっているのかも。
「お互い様」という言葉は、居場所を作ってくれますね。
いい言葉だなあ。
リスタート
なんともう4月(このフレーズ毎月言っているような..)
なんともう年の4分の1は過ぎてしまいました..。
この週末ちょっとだけ大阪城公園の桜を観てきました。
トップページ1枚目はその時撮った写真です。
大阪城公園まで来ると、西の丸庭園まで行って桜の中の天守閣を撮るのが常だったのですが、
今年はあまりにも人が多く諦めました。
写真では人少なそうに見えますが、
顔が分かる人達はAIで削除しているのでございます。
消したところはそれらしい画像に自動修復してくれるのでAIほんま恐ろしく便利...。
ざっと見渡したところ、8割はインバウンドの方々ではなかったかと思われ、
人種も多種多様で、まさに「人種のるつぼ」化していた大阪城公園。
歩きながら「さくらぁさくらぁ」と歌いだす人もいて
皆さん楽しそうで何よりでした。
屋台を写真に撮っている人多かったのですが、
確かに色とりどりの看板の平仮名や漢字の混じったPOPは
「日本」らしいのかも。
4月は年度替わりで、
ピカピカの一年生になった人も多く
3月から4月にかけては
別れと出会いに季節でもあり、
気持ちが追いつかない人もいらっしゃるのではないかと思います。
新しい環境に慣れるまでは毎日がほんと大変。
「最初が肝心」と肩に力入りますしね、
でも張りつめすぎると、
空気がパンパンに入ったボールのように
押されたらすぐ跳ね返してしまうし、
跳ね返すのに疲れてしまうと
空気が抜けて跳ね返す力もなくなってしまい、
押されっぱなしになってしまいます。
もし空気が抜けそうになったら、
「助けて!」と声を出せる人になってほしいし
声が出せる環境であってほしい。
(それは仕事の場でも。学校でも。家庭でも)
そのお手伝いをすることが私の仕事です。
4月はリスタートできるチャンスの月でもあります。
「キャリア」とは仕事だけのことを言うのではなく
もともとは「轍」を意味するラテン語「carraria」から端を発した言葉で、
人が辿る経路や足跡を意味するところから、
人生の中の様々な役割(学生、仕事人、親、子供等々)を含めたもの
仕事を含めた人生全般と捉えることができます。
折角なので
貴方らしい轍を
是非作っていってください。
そのための応援が必要なら
馳せ参じますで!
受け入れる力
連休如何お過ごしですか?
私はお陰様で確定申告無事完了いたしました!
年々eTaxの機能が向上していっており、助かります。
ほっとした途端、何故か自宅トイレのウォシュレットのノズルが故障して、
とほほ..。
ウォシュレットの発売は1980年で、
私が勤め始めたころはまだまだ普及しておらず、子供のころは影も形もなかったから
まさか温水で洗うことが出来る時代が来るなんて思いもよらなかったのに
今や温水が出ないトイレに遭遇しようものならどれだけブルーになることかっ!
そんな話を今日20代女子としていたら
「ウォシュレットがない時代があったんですねえ」と。
...。
そんなウォシュレットがない時代を知っているおばさん、
先日疲れた心と体を引き摺って仕事から帰宅したら郵便受けに1通の封書が入っており、
それはなんと昔お世話になったお客様のご子息が開業されるとのお知らせでした。
実はこのご子息が赤ちゃんのころ抱かせていただいたことがあり、
あの赤ちゃんが立派に開業されたと知り感無量で、疲れも一気に吹き飛びました。
思えばシステムエンジニアなりたての頃、
人手が足りず担当したシステムのことを充分に理解しないうちに
毎日のようにかかるお客様からの電話対応に追われ
針の筵に座らせているような日々の中、
なんとかやっていけたのは
そんな未熟な私を
寛大なお心で担当SEとして受け入れて下さったお客様方がいらっしゃったからで。
こうやって独立してから早7年近くたった今でも
忘れずにいてくださることが本当に有難い。
今回お便りを下さったお客様のみならず、
節目となる出来事がある度に知らせて下さるお客様がいらっしゃったり、
毎年の年賀状で気遣いの言葉を贈って下さるお客様がいらっしゃったりで
なんと私はお客様に恵まれてきたのかと思います。
そうやって恵まれてきたのに
在職中は感謝しつつも
「わかっていなかった」なあと思います。
「受け入れる」ことの難しさを。
今キャリアコンサルタントとしてクライアントとして接するとき、
なんと私は今まで人を「受け入れる」事をしてこなかったのかと思います。
全ては私自身の価値観で人を勝手に「評価」し、
「受け入れる」ことを拒否してきた過去の自分に愕然とします。
なんと傲慢だったことか。
今思うと未だに気にかけて下さるお客様は
将来を見据え次の世代にどうやって繋いでいけばよいものか
これから生き残っていくためにどうすればよいのか
常に考えていらっしゃる方々のように思います。
だからこそ、いち早く現実をバイアスをかけずそのまま「受け入れる」
だからこそ色々な困難を克服できてこられたのかなと思います。
だからこそ人を寛大な心で受け入れる度量があるのかなと。
貴方が成長することを願う。
だからこそ「受け入れる」
そこから始まるから。
専門性
今週末はとある研修に参加していました。
講師として「師匠」と仰ぐ方が講師の研修で、
約1年ぶりの受講でしたが、
益々ブラッシュアップされていて、
学びの多いとても有意義な時間を過ごすことが出来たと同時に
講師としての自分の専門性をあらためて問い続けた時間でもありました。
専門性。
かつて勤務していた企業では
自分の専門性を追求して高度なスキルを身につけていくスペシャリストか
さまざまな事に対応できる管理職を目指すジェネラリスト
どちらの方向性でキャリアアップしていくのか
選択する機会が与えられていました。
当時はかつてヒラリークリントンが言った「ガラスの天井」を痛感する日々で
管理職へのハードルが高すぎて
自ずとスペシャリストを目指して黙々と突き進んでいたのですが、
有難いことにその専門性が退職後の今の私を救ってくれております。
ただ、「私は○○の分野で専門性を追求していくんだ!」と
言ったところで、○○の分野で高度な専門知識やスキルを身につけていって
それなりの成果をあげていかないと評価されないわけで、
それよりは「幅広い分野で多様な知識や経験を積んでいきマネジメントスキルを高めて管理職を目指す方が性に合っている」
という方もいらっしゃいますよね。
自分自身の特性や持っているスキルに応じたキャリアップを目指す事は
自分自身が幸せでいるためにとても大切なことだと、
過去を振り返ると私自身痛感しております。
貴方はいかがでしょうか?
大抵の企業や組織の場合、
特性に応じたスペシャリストとジェネラリスト両方の人材が必要であり、
それらの人材を適所に配置する「適材適所」が機能している組織は上手く行くのでしょうが、
いずれにしても常に自分がスキルアップしていかないことには
組織にとって必要な人材、なくてはならない人材にはなり得ないことを
また、頑張って身につけたスキルがいずれ自分の身を助けることを
忘れたらあかんですね。
日々の業務や生活に忙殺されて、諦めたらあかんですね。
明日、笑っているために。