日記
その場では無理でも
仕事を進める上で分からないことがあったとき
同僚や先輩や上司に相談すると思いますが、
相談を受けた人が間違った知識でアドバイスをしたために
間違った解釈で仕事を進めてしまい
その間違いによって手戻りが発生した
なんてことありませんか?
実は最近その現場を目の当たりにしたのですが
間違いが発覚した時に
間違ったアドバイスをしたAさんは
「(自分は正しいアドバイスをしたのに)B君の解釈が間違っていた」と
相談してきた後輩Bさんを責めていました。
まわりの人に聞こえるように。
「自分は悪くない」としっかり周知させたいのでしょうね。
Bさんも反論せず。
いやいや。
相談していたときのやり取りも耳に入っていた私。
しっかり間違ったアドバイスされていました。
なのに何もアクションを起こさなかった私。
何故なら!
口を挟むことで起こる面倒や危険を避けたいなあと思ったのでございます。
だからためらってしまいました。
でも、黙っている理由はBさんには見えないんですよね。
周囲の沈黙がAさんに同意したように見えてしまっていた可能性もあります。
でもその場で正面から反論するのが難しい。
その場では無理でも
Bさんが「周りもあなたの解釈が悪かったと思っている」と受け取らないよう
行動をとることはできます。
明日にでもBさんと二人で話せるときに
「このあいだの件、最初の説明は私にも○○という意味に聞こえたよ。
Bさんが勝手にそう解釈したとは思っていない。
必要なら、私が聞いていた内容も一緒に説明できるよ」
と自分が実際に見聞きした範囲を伝えようと思います。
ここで肝心なのは
「あの人はいつもおかしい」と悪口を共有するのではなく
Bさんが自分の記憶や判断を疑いすぎないよう、事実を確認することだと思います。
そのうえで、本人がどうしてほしいかを聞きます。
勝手に話を広げるとBさんが矢面に立つこともあるからです。
同じような場面にまた遭遇した場合私はどう行動するのか。
その時は聞けませんでしたが、
Bさんが望むなら今後同じような場面に遭遇した時には
おばちゃんしゃしゃり出ようと思っています。
今回の反省も込めて。
ただその時は
安全に発言できる範囲でAさんへの批判ではなく、
「その説明なら私もBさんと同じように進めたと思います。
次回のために正しい手順をここで確認しませんか」
というように
作業の検証ができる方向にもっていけたらと思います。
勿論、Aさんが素直に応じるとは限りませんが
Bさんのの理解力の問題で終わることは
回避できるのではないかと思います。
「伝え方が悪かった」「受け取り方も悪かった」と、
その場で根拠なく双方の責任で終わることだけはしないようにと思います。
その場を変えられなかったあとにもできることは残っています。
Bさんにとって「自分だけがそう思っていたわけではない」と分かることには、
意味があると思います。
でも私がBさんの立場で、まわりに助けてくれる人が居ない場合どうするのか。
次回考えたいと思います。
部下や後輩から軽んじられる時
最近ではそれこそAIの活用方法等、上司が部下に学ぶこともあります。
上司や部下の関係だけではなく、
親が子に、年長者が若者に教わることはありますよね。
「老いては子に従え」という諺もあります。
ただ接し方を間違えると
部下は、子供は、若者は
上司や親や年長者を馬鹿にするようになる。
あなたが上司だとしたら、どのように接しますか?
知らないことは率直に教わり、その一方で相手を軽んじる言動には境界を示すことができればよいのですが。
教わることと、侮辱を受け入れることは別です。
ただ「指摘が鋭い、説明が率直」というだけなのに、立場を脅かされたように感じている可能性もあります。
専門知識への自信まで、反抗と扱わないようにすることが肝要です。
ここを間違えると、尊敬できない上司となり、
それこそ「この人の下では働きたくない」と有能な人材を失うことになりかねません。
まずは「認める」
「この使い方はあなたのほうが詳しい。教えてほしい」と伝え、
成果や貢献もきちんと評価する。
そして「引き受ける」
使い方等は教わりつつ、情報管理や成果等の責任は上司として担います。
全部知っていることより、知識を集めて適切に判断することで信頼を得ていく。
上司が果たすべき役割ですね。
そして!
「侮辱的な言動は、個別に具体的に指摘する。」
人前で言い返して立場を争うのではなく、発言とその影響を伝えます。
「さっきの指摘は正しかったし、助かった。
ただ、『そんなことも知らないんですか』という言い方は、相手を軽んじる表現になる。
私への指摘も遠慮はいらないけれど、内容について話してほしい。
これは私に限らず、誰に対しても同じです」
もし部下の不満が「詳しくない上司が、説明も聞かずに決める」ことにあるなら、
自分自身の対応を改める必要があります。
例えば部下が頑張って提案書を作成して
でも採用しないときは理由を説明し、専門性を生かせる裁量を渡します。
それでも侮辱が続くなら、知識の優劣とは別に、職場での行動の問題として扱う必要があります。
上司の権威を守るために部下の能力を抑えると、学べなくなります。
「この人には率直に教えられるし、この人も自分の責任から逃げない」と思ってもらえる関係になることができれば
上司も部下も職場に行くのが楽しくなるに違いありません。
肩代わりしないこと
上司と部下、親と子。雇用主と雇用者。
世の中には様々なパワーバランスが存在しますね。
例えば職場における上司と部下。
貴方が部下で、上司が上司の役割を果たしていないと不満に思っている場合。
まず相手への評価と、自分が必要としている対応を分けることだと思います。
「この人は上に立つ資格がない」と思うことがあったとしましょう。
実際に働きかけるときは
「何が行われず、どんな支障があり、何をしてほしいか」に置き換えます。
例えば、上司が判断をしない場合なら、
「方針が決まっていないため、作業が止まっています。
〇〇までにAかBかを決めていただけますか。
判断に必要な情報があれば、こちらで整理します」
と伝えたとしたら「役割を果たしてください」よりも上司は応じられやすいですよね。
また外から見えない事情や役割の認識の違いがある可能性も確かめられます。
そのうえで、対応は相手の反応によって変える必要があります。
- 話を聞き、改善しようとする→役割や期限を具体的にすり合わせる。
- 繰り返し放置される→依頼内容と返答を記録し別の責任者や相談先を交えて解決する。
- 指摘すると威圧や報復がある→第三者への相談や距離を取る方法を優先する。
ここで大切なのは相手の不足を際限なく肩代わりしないこと。
「資料の準備はできますが、最終判断はお願いします」のように、
協力できる範囲と相手の責任を明確にします。
自分が全部埋め続けると負担が増えるし何より問題も見えなくなります。
親子の場合は、子供が親を改善させる責任まで背負う必要はありません。
特に生活や安全に関わることなら、別の保護者、先生など、頼れる大人の助けを借りることが大切です。
相手を尊重することは、「この人なら必ず正しい」と信じ続けることではありません。
人格を傷つけずに責任を問い、自分の生活や仕事を守ることはできます。
相手が変わらないときには、信頼する範囲を狭めることも関係を離れることも選択肢です。
尊重と役割
先日雨の中、歩道で5歳くらいの女の子とお母さんと思われる人と遭遇したのですが、
なにやら女の子がぐずっている。
どうも女の子はお母さんに抱っこしてもらいたいのですが、
お母さんは「滑るから危ない。歩いて!」と応じない。
ですが女の子はおそらく何故危ないのか理解できずずっと抱っこをせがみます。
これは例えば職場で、部下が上司の言うことを理解できず反発するにも通じるものがありませんか?
お母さんは女の子にどう接すればよいのでしょうか?
5歳くらいの子には、「滑るから危ない」だけでは
「それと抱っこに何の関係があるの?」
が伝わりにくいかと思います。
もしかすると
疲れた、寒い、甘えたいという気持ちが強くて、
説明を聞く余裕すらないのかもしれません。
繰り返しせがむことが、そのまま理解不足とは限らないんですよね。
例えば、しゃがんで目を合わせ
「抱っこしてほしいんだよね。疲れちゃった?」
「今日は地面がぬれていて、お母さんの足がつるっと滑るかもしれないんだよ。」
「抱っこしていると、二人とも転んで痛くなっちゃうから、ここでは抱っこできないよ」
「手をつないでゆっくり歩く? あそこの屋根の下で少し休む?」
と娘さんに話すとどうでしょう?
大切なのは、相手の気持ちをまず受け止めることかと思います。
「気持ちはわかってもらえた」と相手が受け止めてくれたら
頑なな心は少しずつ解れていきますものね。
でも「抱っこしてほしいんだね」と認めることと、実際に抱っこすることは別です。
子供が納得しきれなくても、安全を守る責任は引き受ける。
この場面では
目標は女の子を言い負かすことではなく、
「気持ちは分かってもらえた」と感じられるようにしながら、
安全に移動することです。
相手を尊重することと、自分の役割を手放すことは別です。
ただ「歩いて!」だけで終わらず、
手をつなぐ、休む、荷物を持ってあげるなど、困っていることを軽くする方法を示すことも大切。
そして納得を急がない。泣いたりせがんだりしても、
「抱っこがよかったね。でも、ここではできない。手をつないで行こう」
と落ち着いて繰り返すことが大切だと思います。
理解はしても、なかなか納得はできないものですから。
職場で
もしあなたが上司であったら部下の反発を「説明が分からないせい」と決めつけず、
相手が何に困り、何を求めているかを確かめることができるかどうか。
そしてあなたの判断にも見落としがないか検討する必要があります。
目標は部下を言い負かすことではなく、
「気持ちは分かってもらえた」と感じられるようにしながら、
部下を成長に導くことです。
そして決して自分の役割を手放してはいけないのだと思います。
でも逆にパワーバランスにおいて自分より上の人が
役割を果たしていないと感じたときにどうすればよいでしょう?
次回紐解いていきたいと思います。
人間だもの
前回お話したミスを繰り返す同僚に対してあなたならどうするか?
改善案の話の中ではあまり触れっていなかった「お互いの感情」。
落とし穴とは?
お互いの感情です。
実際にミスが起こった時、ミスを起こしたAさんにどんなふうに接するか?
ミスによって被害を被るのは時にはAさんの上司、時には先輩、そして時には後輩です。
おそらく皆さん最初のうちは優しく指摘するのではないでしょうか?
特に後輩は遠慮もあり、丁寧に接するのではないかと思います。
でも何度もミスの影響を受け、そのたびにフォローして、「前にも言いましたよね」という気持ちが積み重なる。
すると、正しいことを言っていても、声や言葉の端々に苛立ちが出てしまう。
一方、言われる側も内容より先に「また責められた」「年下からこんな言い方をされた」と感じてしまえば、防御的になる。
その場では「はい、分かりました」と答えても、内心では納得していない。
そうなると、注意する側は「やっぱり反省していない」と思い、注意される側は「また私ばかり責められる」と感じる。
悪循環ですね。
この段階になると「もっと上手に注意しましょう」と当事者に求めるだけは酷な話です。
実際に穴埋めをしている人に、さらに「相手が傷つかないように上手に指導してね」
という仕事まで背負わせることになりますから。
むしろ管理する立場の方が間に入って、ミスへの対応と、人間関係を切り離す必要があるのだと思います。
たとえば「Aさん、また間違っていますよ」ではなく、
業務として
この処理でエラーが発生した場合は、本人がこの手順で修正する。
再発したものは記録する。
一定回数続いたら上司と手順を見直す。
とすると、後輩が先輩を「指導する人」にならなくて済みます。
そしてAさんに対しては
「どうしてまた間違えたんですか」
ではなく
「どの段階で間違いやすいですか。次に防ぐには何を入れればよさそうですか」
のように、人格や反省の程度ではなく、次の行動に焦点を移すほうが受け止めやすいかと思います。
実は私もAさんのミスのリカバリを何度かしたことがあり、
その度に丁寧に説明をするのですが、
また同じ間違いをするので
「その時は殊勝にして一所懸命メモを取るが、
実際にはうわべだけでまったく反省していなんだな」
と思うようになり、口調がどんどんきつくなっていきました。
指摘後鏡を出して髪を触ったり
誰かと話していておかしいことがあったのか
大笑いしている姿を目の当たりにすると
感情が爆発しそうになります。
「Aさんのせいで私は今余計な仕事をしているのに!」
ですが!
何事がなかったかのように大笑いするのも
注意された直後に鏡をだして髪を触るのも
反省していない証拠とは限らない。
もしかすると嫌な緊張から自分を戻すための行動なのかもしれない。
もちろん、本当に気にしていない可能性だってあります。
結局、本人の内面は分からない。
だから「反省しているかどうか」を判定するのをやめて、
「同じミスが減ったか」
「決めた確認手順を実行したか」という、外から確認できるところだけを見る。
それなら感情が入り込む余地を少し減らせます。
でも感情そのものをなくすことはできない。
迷惑をかけられれば腹も立つし、上から言われたと感じれば反発もする。
それは双方にあります。
健全な境界線というのは感情を持たないことではなく、
「腹が立つのは仕方ない。でも、その感情で相手の人格までは裁かない」
「傷つくのは仕方ない。でも、それと自分のミスを直すことは別」
と、それぞれが分けられる状態なのかもしれません。
今回の問題は
職場がどうやって人の感情と業務上の責任を切り分けるか
という問題なんですよね。
職場に限らず、日常でも人間関係でもめそうなときには
「感情を持つこと」と「その感情に基づいて相手を評価すること」は別、
という「健全な境界線」が大事なのだと思います。
腹が立った自分を
「こんなことで腹を立ててはいけない」と責める必要もない。
「私は腹が立っている。だからこの人は駄目な人だ」と結論づける必要もない。
注意されて傷ついたとしても、
「傷つけられたのだから、相手の言っていることは聞かなくていい」とはならない。
人間だもの。
感情が先に動いてしまいますが
感情が生まれるところまでは自由。
でも、その後どう行動するかは別の問題。
人間関係で職場を離れようと決意した時、
私は「今の自分は本来のありたい自分の姿とはかけ離れている」
事が1番嫌だったのだなあと今は思います。
ついつい他責に走ってしまう自分は醜い。
こんな自分は嫌だ。
が根本にあったように思います。
これ以上嫌な自分にならないように。
折しも今日本はシルバーウィーク。
今の自分が嫌で色々なことに絶望していても
もやもやしていていても
またあの環境に戻るのが嫌で堪らなくても
美味しいものをいっぱい食べて
いっぱい寝て
好きなことをいっぱいしましょうよ。
そして元気になる。
明日好きな自分でいるために。
人間だもの。
きっと元気になれます。
