日記
期待すること
先日お昼過ぎに難波の地下街を歩いていたら、
色々な香水の香りが入り混じっているあの海外で漂う香りになっていてもはや異国。
国際色豊かな街になったもんだ。
日常の中で私達は人から「期待されること」もあり
人に「期待すること」もあり。
誰かに期待されると
「私のことを信じて期待してるんだ!」
と自分の励みになる反面、
「その期待に応えなきゃ!」
とプレッシャーになり。
私達は日々この鬩ぎ合いの中で生きています。
親の期待に応えるため。
上司の期待に応えるため。
国民の期待に応えるため。
自分自身の期待に応えるため。
頑張った結果、彼らの期待に応えらえなかったとしたら
心に傷を負ってしまいます。
自分でも気づかないところで、
深いところで傷を負い、症状が色々な形ででてきてしまいます。
「どうせ私なんて。俺なんて」
と自分を卑下したり。
期待に応えられなかったことを直視できず、
「期待に応えられなかったのは〇〇のせい」と他責に転じてしまうかも知れません。
なかなか厄介です。
そのことを知っていながらでも
私達は大谷選手の前人未到の「50-50」に期待し、応援をしちゃいますよね。
だって、何かに、誰かに期待していると、
生きていくことができるから。
今日戦争で済む家が爆破されて家族もいなくなったけれども
もしかすると明日戦争が終わり、
いなくなった家族が戻ってくるかもしれない。
今日会社を解雇されたけれども
明日もっとよい会社に就職できるかもしれない。
「期待するだけ無駄」
と期待することを諦めてしまっても、
「明日の朝ごはん」の玉子焼きはとてつもなく美味しいかもしれない。
期待しましょうよ、明日に。
私達はリーダーによって簡単に幸せにも不幸にもなる(その1)
先週「静かな退職」を話題にしましたが、
自民党総裁選挙に名乗りを上げた小泉進次郎氏が提案した「解雇規制緩和」、
メディアやSNSで色々な評論家や政治家によって議論されていますね。
日本は長らくメンバーシップ型雇用(職務を限定せずに雇用。長期雇用となる)が主流でしたが、
最近はジョブ型雇用(職務内容、勤務地、時間などの条件を記載した職務記述書に基づき雇用)に移行する企業が増えてきている、と言われていますよね。
「増えてきていると言われている」というのは、私自身がジョブ型雇用の企業に雇用されたことがなく、
また今まで取引してきた企業でも、ジョブ型雇用を採用されてる企業はなかったので
実際の現場でどのようなメリット、デメリットがあるのか把握できていないというのが現状です。
とこんな私が少し偉そうなことを書きます。
すみません。
ジョブ型は「会社のために働く」のではなく「職務に対して労働力を提供する」ので、
経済成長期の日本を支えてきたメンバーシップ型の特徴である「長期雇用を前提とした人材育成」の中で育つ、
「愛社精神」や「忠誠心」、「同じ釜の飯を食う」仲間意識は稀薄になっていくことは必然と言えます。
ですが、ジョブ型雇用は今まで組織で働く中でもやもやしてきたことの多くが解消されるトリガーになるかもしれません。
何と言っても職務内容に対するスキル重視での雇用であり、
労働条件(勤務地や勤務時間等)明確に決められた上で条件に合った人材のみが採用されるので
職務と人材とのミスマッチがなく「適材適所」に人員が配置されることになります。
企業にとっては効率よく求める人材を確保できるし、
雇用される側もメンバーシップ型に比べ自分で納得した働き方が出来る可能性が非常に高く、
また職務に応じた専門性も向上していくのでスキルアップしやすく、高収入にもつながります。
何より、前回書いたような「自分の業務が終わったにも関わらず、同僚の仕事が終わっていない」場合のストレスはかなり軽減されるでしょう。
半面、企業はスキルアップしていく優秀な人材を引き抜きやより条件の良い企業への転職などで失うリスクが高くなり、
雇用される側は「職務を全うするに値するスキルがある」ことが大前提なので
常に自分でスキルを磨く必要があります。
また、企業の都合で担当する職務がなくなる可能性もあり、その場合解雇やむなしとなるわけですが、
日本の場合、今の法律では解雇に対しては多くの規制があるので解雇が難しいわけですね。
長々と書きましたが、
ここに澱みが生まれるのは必然で、この規制を緩和すべきというのは
数年前から議論されてきたことです。
個人的には私は「静かな退職」をしている人を見て「むずむず」してきたし、
「適材適所」とは程遠い人事によるストレスに辟易してきたし。
少子高齢化で益々人材不足となる時代背景を鑑み、ジョブ型雇用大賛成だし、
その中での「解雇規制緩和」はあるべき姿だと思っています。
ですが、ですよね。
充分な土台が確立されいない中で「解雇規制緩和」が行われると、
偏った解釈で不当に解雇されてしてしまう人が出てくるのも事実で
安易に「解雇規制緩和」してしまうと、
人材不足の日本であるにかかわらず貴重な労働力がどんどん失われる危険も秘めているわけで。
充分な検証のもと慎重にすすめる必要があるからこそ、滞っていることについて
国であれ企業であれ正しく賢察し俯瞰できる人に、リーダーになってもらいたいものだと、
細々と日本の片隅で何とか生きているおばちゃんは思います。
私達はリーダーによって簡単に幸せにも不幸にもなる。
静かな退職
のろのろ台風、ようやく熱帯低気圧に変わりそうですが、
降水量は変わらずかなりの量が予想されている様子。
被害に遭われた方、謹んでお見舞い申し上げます。
最近よく目にする「静かな退職」という言葉。
仕事への熱意を持たない人が必要最低限の業務のみをこなす働き方をいうそうですね。
あたかも今流行っているようですが、
いやいや、私が社会に出てから今までにいっぱい「静かな退職」実践されている人見てきました。
PCに向かってそれなりにキーボードを打って「仕事しています」感を出しながら、
「仕事、頑張ってもそんな給料変わらないじゃん」とどうやって上手くサボれるかを考えて実践する人。
居ませんでしたか?あるいは今、周りに居ませんか?
最近は実際には不調はないがメンタルヘルス不調(適応障害や不安障害)の診断書を貰って会社を休職し、
休職手当で生活している人も居るのだとか。
「働かなくてもお金が入ってきてラッキー」なのだそう。
そういう社員も一度採用してしまうと、解雇は難しいというのが現状かと思います。
こういう人、入社当時はどうだったのでしょう?
これから始まる新社会人としての生活、
会社という組織に対する不安も大きいと思いますが、
期待も大きく張り切って、目をキラキラさせて入社1日目を迎えた人がほとんどだと思います。
そして、上司や周りからの評価、会社での評価にとても敏感にもなっています。
それから色々洗礼を受け数カ月たつとあれだけキラキラしていた目からは光がなくなり。
「仕事、頑張ってもそんな給料変わらないじゃん。むしろ頑張る程仕事の量が増えてしんどいだけやん」
となる人もちらほら出てきたりして。
1つあるあるな話をさせていただきます。
とても仕事ができる新入社員Aさんが居て他の同僚は8時間かかるであろう仕事を6時間で終えた場合、
貴方が上司や事業主ならどうしますか?
他の仕事をふるか、仕事が遅くて定時には終わりそうもない同僚のフォローをさせるのではないかと思います。
ここできちんとAさんを評価してちゃんと評価されていることがAさんや周囲が認識できれば、
Aさんの承認欲求が満たされ、周囲も「頑張れば評価してくれる」と思うのですが、
きちんと評価されない場合、
Aさんやまわりは「仕事が出来ても評価されないなら頑張っても仕方ない」
→「頑張るだけ損」となり、
Aさんはだんだんゆっくり仕事をするようになる。
これはAさんの怠慢でしょうか?
あるいはAさんが仲間を大切に思い、
仕事が早く終わったら自発的に仕事が遅い同僚のフォローをするような人だった場合、
気づいたらAさんとAさん以外の負荷がかなり不公平になっていた
なんてことになりがちなのではないでしょうか。
そんなAさん、そのままにしておくと退職してしまい、
気がつくと残っているのは「静かな退職」社員だけになっていた
なんていうこと、
あり得ない話ではない。
「静かな退職」を実践する人を見ると
実は私、個人的には腹が立って仕方ないのですが、
組織としては解雇することも出来ず、とても困った問題ですが、
ほんの些細な事の積み重ねでそんな社員は生まれ得て、
例えばその人がもともと「今私が不幸なのはまわりのせい」と
他責にしがちな傾向にある人なのかもしれませんが、
それを増長させる根本にあるのは
「正当な評価」に尽きると思います。
「正当な評価」の背景にあるのは
「私のことを分かってくれている」
という承認欲求。
採用時に他責の傾向が強い人を見抜く質問スキルを身につけることも大切ですが、
「モンスター社員」化させないため、
コミュニケーション力を高めて是非良質な職場環境作りをしていただきたい。
皆が幸せにあるために、切に願います。
コミュニケーションスキルを磨くために、
是非「キャリアオフィス YBTY」のコミュニケーションスキルアップ研修をご検討ください。
(宣伝かよ!←その通り!)
諸刃の剣
昨日久しぶりにスーパーに行ったら見事にお米がありませんでした。
なんやなんやなんや!
ついこの間まで山積みされていたのに!
もうすぐ新米が出るのであと3週間ほどの我慢ということですが、
米離れで減反政策を続けていたはずではなかったっけ?
と思い調べてみたら2018年に終了しているとのこと。
インバウンド(和食の需要拡大)や昨年の不作の影響との報道もありますが、
お盆直前の気象庁の「巨大地震注意」発表で、備蓄する人が多かったからかなあ。
そうだとしたら、集団心理、恐るべし。
お米と言えば私、数ヶ月前に大麦とブロッコリースプラウトが腸活(特にダイエットに効くらしい)にとても良いと聞きまして、
お米2合に大麦(スティックタイプのものがスーパーなどで売られていて便利)足して3合にして炊くようにしておりまして、
これがなんだか効いているようで、
体重が少しずつ落ちてきており、何よりお米の減りが遅いのでおすすめです!
ブロッコリースプラウトは火を通すと効能が失われるらしいので是非生で!
発酵食品かつ良質なたんぱく質供給源である納豆と一緒にいただくと美味しいしおすすめです!
最近、「今まさにパラダイムシフトの渦中にいる」のではないかと感じることがあります。
その一つがアメリカ大統領選挙で、
ハリス副大統領の強みが「女性、黒人・アジア系」だなんてついこの間までは考えられず。
だってついこの間、
ヒラリークリントンがトランプに敗れた時の演説で語った「ガラスの天井」という言葉に象徴される目に見えないジェンダーの壁(いや、天井?)を思い知らされたのに。
社会は人類の英知で、確実に成長して成熟に向かっていくのだなあと時々感無量になります。
SEを卒業した私ですが、縁あってRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)作成したシナリオに基づいて動作するロボット)を使ってのシステム構築に携わっています。
ロボットによって業務を自動化させるために業務のシナリオを書くことを主に行っているのですが、
面倒だったルーチン業務が自動化できてとても便利なのです。
ですが、RPAツールを最近バージョンアップしたらオープンAIが組み込めるようになっており、
ちょっと怖くなっています。
実際にまだ使っていませんが、シナリオ作成に行き詰った時にAIに質問を投げかけると、ディープラーニングで得た知識(データ)から適切な答えを導いてくる、というような運用になるのではないかと思います。
こうなってくると、人間は考えることを忘れてしまうのでは?
「行き詰ったらAIが答えを導き出してくれる」なんて浮かれていたら、
いつか映画「ターミネーター」の世界、機械(AI)が人類を支配する世界が現実になるかもしれません。
利便性を追求して得た「心地よさ」は、いずれ起こる「パラダイムシフト」
の前では諸刃の剣なのかもしれません。
紙一重
今週は夏季休暇の方も、お盆に関係なく働いていた方もいらっしゃったかと思います。
この酷暑の中、お仕事に家族サービスにと、お疲れ様でした!
来週お休みの方もいらっしゃるかも知れませんね。
一昨日ひまわり目当てで長居公園に行って参りました。
見頃の8月3日から18日までひまわりウィークで、
もっと早く行くつもりが16日になってしまい、
生憎の曇り空かつ既に見頃のピークは過ぎていて
枯れている花もちらほらでしたが、
ビタミンカラーが広がる景色は壮観でした。
トップページの1,2枚目を差し替えましたので、
よろしければご覧ください。
パリオリンピック、閉会しましたね。
日本選手大活躍で、ほんま沢山の感動をありがとう!です!
一番感動したシーンは何?と聞かれると困るほど沢山の感動がありましたが、
カナダとブラジルのビーチバレー女子決勝、いやもう、鳥肌が立ちました。
双方にイエローカードが出るほどのネット越しの口論。
そこでDJが機転を利かせて流したイマジン。
そうすると強張っていた彼女たちの顔が和らぎ笑顔になり。
観客はイマジンの大合唱。
いやあ、すごい。
音楽の力は凄い。
人間は凄い。
なんだなんだ、この一体感。
ジョンレノンもきっと天国で笑っていますね、きっと。
「これなんだよ!」と。
こういう光景を観ると、期待してしまう。
争い合っている瞬間に「なんて馬鹿な事をしているんだろう」と
人は気づき、争いを止めることができるのだということを。
「紙一重」なんですよね。
紙一重で、ほんの少しのことで
右と左に
平和と戦争に
愛と憎しみに
救済と放置に
別れてしまう。
その「ほんの少し」は何かというと、「良心」ではないでしょうか。
生きていると色々な局面でどちらかを選択しなければならないですが、
どちらが自分にとって正しいかを考えるとき、
常に自分の良心と向きあえる強さがあれば、
後悔しない人生を送れるのかも知れません。
「知れません」というのは、
私は決して常に自分の良心と向き合って選択してきたわけではないので、
後悔する事が山のようにあります。
少しはまともな人間になろうと、日々足掻いているのではありますが..。
終戦の日があったこともあり、
今週は戦争のことをよく考えました。
特に特攻隊の特集を観た際に映し出された写真が忘れられません。
突撃する前に撮られた集合写真はみんなと言っていいほど良い笑顔なんですよね。
最後の写真だから笑顔を残したかったのか。
「お国のため」「家族のため」に貢献できる「名誉の死」だからか。
彼らの心理を思い図るなんて、とても烏滸がましい事と思いながらも
考えずにはいられませんでした。
「非国民の汚名を着せられる」のと、「名誉ある死」と。
どちらを選べと言われたら、
この時の「自分の良心」はなんて悲しい良心なんでしょう。
非国民の汚名を着せられたら、自分は勿論家族も生き辛くなってしまいますもの。
(「特攻に選ばれることは名誉なこと」なのでそんなことは思いもしなかったのかもしれませんが。)
「同調圧力」(集団における意思決定や行動において暗黙のうちに少数派が多数派に合わせるよう誘導すること)という言葉があります。
「同調圧力」の中に居ると「同調行動」(周囲の意見や行動を取り入れて同じように振る舞う)をとってしまいがちです。
これはもう、社会の中で生きていく人間にとっては本能なのかもしれません。
組織の中ではやはり協調性は大事で、だからこそ仕事がスムーズに進むとも言えます。
また、心理的な安心感は図り知れません。
「まわりの眼」があるので、犯罪の抑止力にもなり得ます。
ですが、一歩間違えると
組織が間違った方向に進んでいるなと思っていても「意見できない」ことで
「考えることをやめる」ことで自分を守る人や
人と違った行動や意見を言う人に対して「いじめ」が行われたりとなるわけで。
「同調圧力」が良い方向に転ぶのか、悪い方向に転ぶのかは
「紙一重」で、どちらに転ぶかは、
組織に属している人各々の「心」次第なんだなあと思いながらも
やはり彼らの笑顔を見ると胸が締めつけられます。