日記

2025-07-20 15:30:00

積み重ね(その1)

 暑いですね。

3連休いかがお過ごしですか?

  

3連休しっかり休める方は思いっきり休日満喫されていたらいいなあ。

仕事するときはとことん。

遊ぶときはとことん。

昔井上陽水が出ていたCMにありました

「くうねるあそぶ」

いっぱい食べて寝て遊んで元気になる。

 

それがどれほど贅沢なことなのか

知っているからこそ思いっきり遊ぶ。

 

ということを私は会社勤めの時には全く思わず。

もっと早くにそういうふうに生きていたら人生変わっていたと思いますが

会社勤めの時は

「仕事」がすべてだっといっても過言ではなかった私。

退職して自分で仕事を選んで自分で働く時間を決めて、

という生活を送るようになってから、

価値観が大きく変わり、

久しぶりにあった知人からは「こんな人でしたっけ?」と言われるほど

性格も当時とは違ってきているようです。

 

価値観も性格も、自分がもともと持っているパーソナリティに加えて

育った環境や経験が大いに影響を与えますよね。

あるSNSで性格とは「そうならなければ生きてこれなかった」結果という投稿を見つけ

なるほどなあと思いました。

価値観も性格も、言葉ではなかなか言い切れないもの。

「○○ちゃんて明るい性格ね」と言われても

「いやいや、一人でいるときは思いっきり暗くてむしろ根暗だと思うんですけど」

なんて心の中で思ったりしませんか?

「私の何を知っているの?わかったように決めつけないで」とむっとしたり。

 

言葉ではなかなか言い切れませんが、今まで経験してきたことに対してどんなふうに思い、感じてきたか。

どんなふうに行動してきたか、乗り越えてきたかによって生まれた比較基準があり

だからこそ人と接すると自分の価値観と合う合わないが出てくるのは当然ですよね。

あなたと同じ環境で同じ経験をしてきた人は

あなたしかいないのだから。

あなたが「正しい」と信じていることがあの人にとって「正しい」とは限らず

あなたが「普通」と思っていることがあの人にとって「普通」とは限らず

です。

 

先日ある事業主の方と話したのですが

従業員の一人が「与えられた仕事」に対して

抜けが多く注意しても一向に直らず。

本人は一生懸命仕事をしていて

さぼっているわけではないから辞めてもらうわけにもいかず。

「どうしたものかと思っています」と頭を抱えられていらっしゃいました。

 

なにより

余裕のない中その人の「抜け」をフォローするために周りが迷惑を被っていることに対して

「その人は「なんとも思っておらず響いていない」ので

「自分のせいで周りに迷惑をかけているから身の置き場がない」と辞めるような人では決してない」

のだと。

 

実は別の事業主の方から数年前に同じような相談をうけたことがあり。

その方から見ると「やはり周りが迷惑していることが響いていない」のだと。

その問題になっている従業員の方(仮にAさんとします)が大きなミスをしてそのリカバリに周りの方が四苦八苦している中

(大きな計算違いをしていた資料をそのまま客先に出してしまったため会社の信頼も揺らいだ)

Aさんと面談させていただいたのですが

「間違った私も悪いですが、最後に〇〇さんがきちんとチェックしてくれていたらこんなことにならなかった」と。

おお..。

「〇〇さんが最終チェックすることになっていたのですか?」とお聞きすると

「この仕事の責任者は〇〇さんなのでチェックするのは当然ですよね?」と。

おお..。

はい、〇〇さんは客先に頭を下げてリカバリに走り回りチェックが不十分だった責任をきっちりとっておられます。

 

「でもこの仕事はAさんが任されていたんですよね?」とお聞きすると

「言われたことはちゃんとやっています」と。

いや、やれていないからこんな結果になっているのでは?

と思いつつ自己防衛のため他責になっているAさんの心理状態を思っておりました。

 

さて問題です。

1.あなたがAさんと同僚だとしたら、あなたはどのように思い、どのように対応しますか?

2.あなたがAさんの上司〇〇さんだとしたら、あなたはどう対応しますか?

3.あなたがAさんを雇用している事業主だとしたら、あなたはどう対応しますか?

 

次回来週日曜までに少し考えていただけると幸いでございます。

  

 

 

 

 

 

 

 

2025-07-13 06:13:00

今夜ダンスに間に合う

またEXPOに行ってまいりました。

今回は海外パビリオン中心に全て予約なしで10か所。

歩行数は2万歩超えながら(前回は3万歩超え)

あまりにも楽しくて、全然疲れが残らず!

(足腰にはちょっときましたが)

どこも素晴らしかったですが、ポルトガルはとても心に刺さりました。

ウズベキスタンパビリオン(ここもよかった!)前の

大屋根リングの下のワゴンカーでミャクミャクアイスモナカが販売されており。

私達が食べていると「どこで売っているんですかっ」と

ささやかにバズッたので僭越ながらご紹介いたします。

 脈々パッケージ.jpg脈々アイス.jpg

抹茶味もありましたが、ミャクミャクの顔色を考慮しバニラ味にしました。

(画像アップする気満々か)

そして是非お勧めしたいのがコロンビアパビリオンのカフェ

(パビリオンに入らなくても買えます)で販売されている

「TasteAtlas」の2025年世界料理ランキングで一位となった

「レチョナ」という豚肉と豆(ひよこ豆だと思う)が入ったピラフのような1品。

レチョナ.jpg

これが!

塩味は感じずでもそれほどスパイシーではなく

優しくでも奥深い!とても美味でした。

コロンビアコーヒーのラテもお薦めです。

チェコの生ビールも!

(ついつい食べ物の話になってしまう私)

 

今回ご一緒したのが私と同い年でありながら、

キャリアコンサルタントの大先輩であり講師としては私の師匠にして尊敬すべき素敵な人。

レチョナを頂きながらコロンビアの国内情勢の話から

色々な話をして

「日本もそうだけど世界的に格差が広がっている」

という話になり、

「今この会場に来られている人たちは間違いなく恵まれている人達なんだよ」

と。

 

会場では色々な人に声をかけられ、私達も声をかけて

どの人もとても万博を楽しんでいて幸せそうでした。

 

勿論どの人もいつも笑っているわけではない。

色々なことを抱えて生きている。

 

でも。。

 

この心境をどう表現したらよいのか悩んでいるうちに

ある歌を思い出しました。

最近までテレビ放映されていた

「続・続・最後から二番目の恋」のエンディング曲です。

 

今夜ダンスには間に合う
散々な日でも ひどい気分でも
今夜ダンスには間に合う
分かり合えなくても 離れ離れでも
今夜ダンスには間に合う
何も持ってなくても
無くしてばかりでも
今夜ダンスには間に合う
諦めなければ

 

そうです、諦めなければ。

 

 

 

2025-07-06 12:40:00

パッキン

 参議院選挙ですね。

 

テレビでは各局で党首討論が活発に行われ、

頑張って各政党の政策を吟味しようと思うのですが、

辛くなりいまだ最後まで見ることができずにいます。

先程もとある政党の共同代表が目の敵にしている政党代表を攻撃している姿に辟易し、

思わずテレビを切ってしまいました。

SNSでは党首討論や街頭演説での発言や態度が取りだたされ、

中傷合戦も繰り広げられ。。

 

惑わされることなくしっかりと見極めて選挙に臨みたいと思います。

政権は、時の権力者はいとも簡単に主権を国民から剥奪できることを

政権によっていとも簡単に戦火に巻き込まれることを

私たちはこの数年で目撃してきましたし、

なによりこの物価高!

なんたって日本の税収のトップは法人税、所得税を抑え消費税だとか。

 

しっかり自分の意志で選んだ候補者に投票しなければと思います。

 

 先日朝駅の階段を登りきったところで、

あとから登ってきた方から

「あのー。。ぽたぽた水が落ちていますよ。水筒か何かの蓋がしまってないんじゃあ。。」

と声を掛けられ。。

慌てて確認すると確かにカバンの中が水害でえらいことになっていました。

あれっ!

しっかり蓋は締まっているのにーっ!

と一瞬何が起こっているのか気づかず頭の中はパニック!

数秒後私は気づきました。

取り外しパッキンを装着した記憶がないことに。

 

パッキンの果たす役割、重要です。

といいますか。

ボトルにかかわらず日本の製品はよく考えられているなあと思います。

どのパーツも必要で無駄がない。

だからといって簡単に駄目になる粗悪品は使っていないので

安心して使えるし価格も手頃。

品質を守りつつコスト削減に努力し続けている企業は

言わずとも評価され、そこで働く皆さんは

誇りをもって働いていらっしゃるに違いない。

 

企業の離職率は令和6年上半期で8.4%(一般労働者6.8%、パート12.6%)で

平成27年度からそれほど大幅な増減はないようです。

 ですが未充足求人数は1,481.5千人、欠員率は2.9%で平成27年の2.1%より上昇しており、

人手不足が続いていることが見て取れます。

 

離職理由の約3割が「会社が緩過ぎる」ことに起因しているようで

「会社が厳しすぎる」もほぼ同じような割合でした。

 「どないせい言うねん!」という声が聞こえてきそうですが、

根っこにあるのは「成長したい」という願望ではないでしょうか。

そして「自分は誰かの役に立っていて必要とされている」

人材であるという承認欲求が満たされないと

「なんのために仕事をしているのか」が見え辛い。

例えばボトル一つにしても

「より軽く

より保温性を保ち

パッキンなしでも密閉性を保つことができて

一円でも安い商品」生み出すことで

炎天下の中、こまめに冷水を補給することができ熱中症予防に役立ち、

売り上げにも貢献し会社の役に立っている

ことが実感できれば

「よーし!明日もよりよいボトルを作るために頑張るぞ!」

と会社に行きたくて仕方なくなるのではと思います。

 

勿論、言うは易く行うは難し。

良い製品を生み出すためには困難な乗り越えなくてはならないことがてんこ盛りなはず。

ですが、あなたは頑張りますよね。

だってそれを乗り越えたら

間違いなくあなたは成長することを知っているから。

 

そのあなたが経験した喜びを是非、後輩に部下にも味あわせてください。

その喜びを知ってもらうためにはどうすればよいのか。

その問いを忘れず同僚や後輩、部下に接しているあなたのまわりには

離職者はいないはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025-06-29 17:15:00

自分の身は自分で守る

全国的にはまだ梅雨明けしていない地方があるようですが、

 近畿地方は梅雨明けして、

いやもう暑い暑い!

お互い熱中症に気を付けましょう!

「最近よく足がつるんですよね」という話を知人にしたら、

「私もよくつるの」とかばんから

「芍薬甘草湯」なる漢方薬を出して

「これ飲むといいわよ」と2袋下さり。

実際に足がつったときに飲むと即効性があったし、

調べてみたら熱中症による筋肉の硬直や痛み(熱痙攣)にも有効とのことです。

熱中症には五苓散という水分循環を改善させる漢方薬も有効で

脱水の時には尿量を抑え、また吐き気を抑えて飲んだ水分の胃腸からの吸収を促進してくれるとか。

どちらも市販されているようなので、

いざというときのために常備しようと思います。

 

 

海外に行くと

「日本では絶対に柵を作って安全を確保する」 であろう

一つ間違えば落ちて間違いなく即死ですけどね!

という危険極まりないポイントに遭遇することがありませんか?

 

そういうポイントとはちょっと違いますが、

昔々同僚と行ったアメリカの本場ディズニーランドで何かの乗り物に乗った時、

セーフティーバーが甘く(欧米人の体格に合わせているのか)、

へたをすると体が抜けないか心配に思った私の目に飛び込んできた英文を

(確かセーフティバーの近くに貼ってあったような。実際なんて書いてあったのかはわかりません) 

何故か私「自分の身は自分で守れ」と書いてあると信じて疑わず、

「さすが自由の国アメリカ、夢の国でも自分の身は自分で守らなあかんのやねえ。

私達もそれに応えないとあかんね!」

と説得力のあるようなないような話を同僚に諭す様に話し、私の勢いに飲まれ深くうなずく同僚二人。

意を決してそのアトラクションに臨んだというとてもとても楽しい思い出があります。

 

日々の生活の中で私たちは常に危険と隣合わせであり、

そのことを突然の災害や事件や事故でたびたび思い出しますが、

それは自分とは遠いところにあると思いがちですが、

例えばこの猛暑の中、

室内にいてもちょっと油断して水分を取らなかったり温度調整を怠ると

たちまち熱中症で命を落とすかもしれず。

 

水分を取らないのも温度調整しないのもあなたの自由。

会社を辞めるのも諦めるのもあなたの自由。

でも自由は責任を伴います、ほかでもない自分自身に対して。

自分自身のこれからに対して。

 

このことを忘れずに生きていれば、

貴方が本当にやりたいことを思い存分楽しめるのではないかと思います。

 

そんなこと充分わかってるし、

身に染みているけれども

駄目だと思っていてもやめられないし、

そのことを誰かに言える勇気もない

のだとしても、助けを求めないと

声を出さないと

たちまちセーフティバーから滑り落ちてしまいます。

 

そういう世界に私たちは生きています。

Take care of yourself.

 

 

 

2025-06-22 06:13:00

ジェンダーレス

6月12日にジェンダー・ギャップ指数の順位が公表され、

日本は148か国中118位で、

教育と健康の値はトッププラスですが、

政治、経済参画の値が低く、特に政治参画値は圧倒的に低いため

この順位となっているようです。

 

折しも最近女性の経営者、

そして企業の要職にある女性と(別々に)話す機会がありました。

 

お二人とも私とは旧知の仲ですが

共通している印象は

物腰は柔らかいながらも

強靭なコアがあり信念があって、

そこを侵されそうになると

 攻撃の手を緩めないこと。

 

お二人にどんな印象を持たれるでしょうか?

「すごいなあ」「頼もしい」

「おっかないなあ」

でしょうか?

あるいは「可愛げがない」かもしれません。

そしてその言葉の頭には「女性なのに」がつきますか?

つきませんか?

 

お二人が男性だったらどうでしょうか?

「物腰は柔らかいながらも

強靭なコアがあり信念があって、

そこを侵されそうになると攻撃の手を緩めない」

 人は

経営者や企業の意思決定をもつ重役に求められる資質を持つ人

として違和感なく受け入れられるのではないかと思います。

  

以前書きましたがアメリカの俳優ウィルスミスが

アカデミー授賞式で

脱毛症に悩んでいる妻ジェイダをからかった司会者を平手うちにした事件で

(何よりも暴力事件を起こしたことでアカデミー協会から退会しましたが)

日本では「奥様を守ったジェントルマン」とウィルスミスに肯定的な意見が多かったですが、

(私もそう思っていました)

アメリカでは

「ジェイダは自分で自分の面倒を見られる人で、夫に守ってもらう必要なない。

ウィルが事件を起こしたために自分で自分の名誉のために発言するチャンスが奪われてしまった」

という意見が増えていったそうです。

 

この背景には

「女性は弱いから守ってあげないといけない」

という好意的差別についての問題提起があり、

勿論そう思って行動を起こしている人は相手を思いやっているのですが、

実際にはその人の能力や可能性を勝手に決めつけてしまっていて、

そのことは相手の自己肯定感をさげたり

行動を制限することに繋がり、

やがて見えないガラスの天井になるのではないでしょうか。

 

 怖いのは好意的差別は本人も無意識のうちに気づかずやっていて、

もしかするとそのことで相手を傷つけているかも知れないことです。

そしてその根底にあるのは優位性。

「この人は私より優れていると思っている」事が透けて見え、屈辱感をも伴います。

  

そのことを気づかせてくれる象徴的な事例だったので

 あえてまた書きました。

 

ウイルスミスは愛する家族が侮辱されて、

守ってあげないといけないなんて意識はなくただただ憤慨し咄嗟に手が出てしまったのだと思います。

そしてジェイダは傷つくというよりは逆に彼の愛情を感じ幸せな気持ちになったのかもしれません。

ジェイダの痛みを間近で見たウィル・スミスのとった行動に対し

「好意的差別というよりは愛する人を傷つけたことに対する当然の行動」と捉える人も多いのではないでしょうか。

(暴力を振るったことは決して容認できませんが)

 

ただ、こういう議論が起こったことの背景にあるのが好意的差別であり、

ジェンダーレスな世界にはまだまだ至っていないということに気づくことが非常に大切なのだと思います。

 

私の心の中にも固定概念や偏見、アンコンシャスバイアスがあり、

貴方の心の中にもきっとある。

そのことを認めて、

今やろうとしている行為が差別につながらないか

その人のためになっているのか見極めることが、

今とても大切なのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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