日記

2025-09-07 18:10:00

「当たり前」のすごさ

昨日スーパーに行ったら、

ぴかぴかの北海道産生さんまが2尾で360円で売られていて

思わず購入しました。

グリルを汚すのが嫌でいつもなら手を出さないのに

相変わらずの猛暑の中秋の気配を感じさせてくれる上に

新鮮を絵にかいたようなビジュアル。

その上このご時世に1人前メインディッシュが180円!

買わずにいられましょうか!

 

炊きたての御飯と

先日北海道紋別市のふるさと納税返礼品「帆立」のお刺身とともに

並んださんまの塩焼

新鮮でうんまい!

帆立もとろけるような美味しさ!

大阪に居ながら北海道で採れた海産物を新鮮なまま頂ける幸せを

しみじみ噛みしめながら

そもそも北海道で捕れた生さんまが

どうして大阪のスーパーに鮮度が落ちず並ぶのか?

ということに疑問を持ちちょっと調べてみました。

なんでも最近は水揚げしたさんまをすぐに滅菌海水と氷、

あるいは殺菌冷却海水とともに

発砲スチロールのケースに入れて配送するのが一般的なのだとか。

で、生食用帆立。

 なんでも帆立は冷凍すると乾燥しやすく、

どの食材でもそうですが酸素に触れると酸化が進むので、

それを防ぐために

 冷凍前に水や氷水で瞬間的に覆って表面に薄い氷の膜(グレーズ)を作るのだとか。

 

なるほど!

 

 きっと其々の専門分野の研究者が日々の研究の中で

発明し開発してきた数多くのものは

こうやって知らず知らずのうちに

私たちの生活を便利に快適なものにしてくれているんですよね。

 

おそらく夜明けに水揚げされ詰められたさんまは

すぐに様々な輸送手段で各地に迅速に届けられるのでしょうが、

温度管理を徹底しなければ鮮度を保てないため、

携わる人の苦労が偲ばれます。

 

漁をする人、海水殺菌装置を開発した人、

温度を一定に保つ冷凍冷蔵車を開発した会社の中の人。

配送する人。

スイッチをひねれば簡単かつ安全に魚が焼けるグリルを開発、製造した会社の中の人。

毎日安全に安定してガスを供給してくれる会社の中の人。

 

各々の立場で、各々しかわからない苦労がある。

貴方の立場で、貴方しかわからない苦労がある。

 

それを当たり前に毎日頑張るあなたのおかげで、

日々生活できています。

 

「仕事だから当たり前」と貴方は思うでしょうか。

そうだとしたら、

日本は本当に世界に誇れる国なんだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2025-08-31 11:50:00

抱きしめるもの

8月も終わりますね。

焦る。。

 

毎月言っているような気がしますが、今月は特に焦っています。

なんせ9月1日から値上げするものが多すぎる!(そこ?)

 

お茶漬けやアイスクリームやカレーやら、

ついつい買いだめしてしまった私。

 

今もトイレットペーパーやらカレーやらを詰め込んだ

無印良品の荷物をそわそわ待っております。

 

8月の初めに「発達障害」について書きましたが、

「発達障害」ではなく

「神経多様性」(ニューロダイバーシティ)という言葉がふさわしいことに気づきました。

 

学びが浅かったなあとお恥ずかしゅうございます。

 

「障害」というと、どうしても疾患や病気、欠陥と結びついてしまいますが、

脳や神経の働き方の違いは人間が持つ多様な特性のひとつであり、

「能力の欠如」ではなく「自然な変異」であり、

自閉スペクトラム症やADHDなどの特性を持つ人は

「ニューロマイノリティ」であると捉えるこの「神経多様性」という言葉が

しっくりくるなあとしみじみ思います。

 

生きづらい特性を抱えながらも「強み」もありその特性を理解することが

これからの企業、そして私達個人の成長に欠かせない視点かと思います。

 

話は変わりますがっ!

私、551蓬莱のアイスキャンデーが大好きで

昨日帰宅途中にいそいそとあべのハルカス近鉄百貨店地下入口前の売り場で購入したのですが、

その横でさつまいものスィーツを一生懸命販売している私より年上であろうお姉さまが目に留まり。

「おねえさん!、日持ちどの位?」と

アイスキャンデー清算中にお姉さまに声掛けした私(大阪のおばちゃんあるあるですよね?ね?)

そこからおねえさまの売り場に移動、意気投合し歌まで歌ってくれました。

(ポテトもとてもとても美味で4パック買ってしまいました。「はちみつとさつまいも工房」という期間限定出店のお店です)

 

帰り際、「ありがとう!またね!」と私の手を握ってくださり。

 

その手と私を見つめてくれるおねえさまの目がなんとも。

 

母を思い出し、帰りの道すがら泣けて泣けて困りました。

 

神戸で恐ろしい事件があり、

「人は刺すものではなく、抱きしめるものだよ」

という「すいか」というドラマのセリフに感動したと

以前書きましたが、その言葉の虚しさを今思っています。

 

海外のドラマや映画を観ると、ハグする場面がよく出てきますが、

日本では、特に私のような世代では難しいですね。

 

実際によほど親密な関係にない限り

人を抱きしめるのは難しい。

 

母が亡くなった時、もっともっと触れ合っていればよかったと後悔しました。

 

 

手を握るだけでも良かったんだ。

 

 

それだけで伝わるものがいっぱいある。

 

 

「そこに愛はあるんか?」

 

あります。間違いなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025-08-24 11:30:00

かっこよすぎる

歴史に残る人物

 

今生きている時代にもそう思える人がいます。

小学校の図書室に必ず陳列されるであろう

「偉人伝」の主人公が。

 

ビル・ゲイツは間違いなくその一人でいらっしゃる。

 

たまたまテレビで大学生を前にインタビューを受ける

ビル・ゲイツ氏を拝見しました。

この5月に

「今後20年間でご自身の財産全て(約30兆円)を

公衆衛生などの取り組みに寄付し、

予防可能な原因で母子らの命が奪われるのを食い止め貧困を減らし、

ポリオやマラリア、はしかといった病気を根絶させたい」とし、

「GAVIワクチンアライアンス」や「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」などを支援して

ワクチンの普及と開発、感染症の予防・治療法開発、診断ツールの開発に貢献し

ただお金を出すだけではなく、今後も持続可能とするために支援していることが分かります。

すでに1億人近くが彼のおかげで命を救われているのだとか。

 (そういう背景をきちんと確認せず彼を非難した日本の政治家がいましたが)

 

今もなお、簡単に弱者の命を奪っていく権力者たちの姿を目の当たりにしながら

ただ単に非難するだけではなく、

行動し続けるビル・ゲイツ、俗な言い方ですが

「かっこよすぎる」

 

彼の言葉を聴き頷く学生は、生涯この経験を忘れず

 今後「どう生きるか」という問いに

大きな影響をもたらしたに違いありません。

みんないい顔してたなあ。

 

このインタビューを観るまでは

ビル・ゲイツはこの世界に飛躍的な発展をもたらした天才で

遠い存在でしたが

観ているうちに

お腹が減って泣いている子供に

自分の顔をちぎって分け与えるアンパンマンのように

見えてきて

「自分にあるもので誰かを助けることができる」

豊かさを改めて思います。

 

なんて「豊かな人生」なんだろうか。

 

でも、何者にもなっていない私でも

スーパンマンにはなれなくても

アンパンマンにはなれるかも。

 

愛と勇気だけが友達さ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025-08-17 06:13:00

いい人

この1週間、夏休みを取られた方も多かったと思いますが、

いかがお過ごしでしたか?

私は..。とある韓国ドラマに嵌っておりました。

前々から気になっていた韓国ドラマ「私の夫と結婚して」。

一話観ると気になってついつい最終回まで一気見してしまうという韓国ドラマあるある。

一気に最終回まで観てしまいました。

(私はまだ韓国版の余韻から抜け切れず未視聴ですが、日本版もありこちらも好評価ですね)

 

そのドラマの中の一つのセリフ「いい人と働くと仕事は楽しい」が印象的で記憶に残っています。

 

その背景を細かく書くとこれからご覧になろうとされている方にとっては興をそがれると思いますので

ざっくりと言いますと、

パワハラセクハラ上司がある事件をきっかけに降格して

仕事はできるが自己主張が苦手な女性が課長になったのですが、

その課長はパワハラ元課長に自分が発案した企画を横取りされて、

その企画がきっかけにパワハラ元課長が昇進したという経緯があります。

図らずも後輩である主人公の企画がきっかけで昇進してしまった課長。

主人公に謝る中での発言です。

 

「あなたはいい人。いい人と働くと仕事は楽しい」

 

「いい人」ってどんな人でしょう?

 

お人よし

都合のいい人

どうでもいい人

と咄嗟に思い浮かべた人もいるかもしれません。

 

「いい人」故に付け込まれ、利用されてしまい

傷つくことが多いけれども、

それでも「嫌」とは言えず、

断ることができず受け入れてしまう。

 

その姿を「偽善」と捉える人もいて

あるいは「弱虫」と

余計に辛い仕打ちをされることもあるかもしれません。

 

いっぱい傷ついているからこそ、

痛みがわかり、優しくできる人。

なのかもしれません。

 

仏教に由来する「自利利他」という言葉をご存じでしょうか?

仏教辞典にはとこう書かれているようです。

 

「自ら利益を得ることを「自利」、他人を利益することを「利他」といい、

この両面を兼ね備えることが大乗仏教の理想とされる。

菩薩が上求菩薩・下化衆生(上には自利のために菩薩を求め、下には利他のために衆生を導くこと)を実践し、

仏が受用身において自受用・他受用の両面を兼ね備えるとされるのも、大乗仏教のこのような理想を示すものである」

なんのこっちゃというところもありますが

 自利だけではあかんですが、自他だけでもあかんのですよね。

自利がないと、特に仕事においては自己成長、自己実現が難しい。

そのために貴方が「なりたい自分」からは遠いところに居るのだとしたら

「幸せ」という言葉も遠いのではないでしょうか。

 

 

「あなたはいい人。いい人と働くと仕事は楽しい」

という言葉の背景には

「あなたが居るから私も頑張れる」があると

私は思いました。

 

主人公はいつも「いい人」なのではなく

理不尽なことに対しては毅然と立ち向かいます。

 

その姿は周りに勇気をもたらし波及していくんだなあ

と思います。

 

仕事に限らず

「あの人が居るから今日も頑張れる」と思う人がいるなら

もしかすると「あの人」もあなたの事をそう思っているかも知れません。

 

いないのならあなたが「あの人」になればいい。

 

難しいですが、私はそうありたい。

 

あなたも私も幸せになりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025-08-10 21:45:00

積み重ね(その4)

前回「発達障害」という言葉が出てきました。

発達障害を抱える方の就労支援を行っている社会福祉士さんのお話を聞く機会があり、

職場でどのような困難があるのか知るべくいくつかの事例を研究したのですが、

キーワードは「誰しも持っている」なのだと思いました。

計画を立てて実行することが苦手

話を整理して理解するのが苦手

話がまとまらない

話が終わらない

冗談が通じない

集中すると周りがみえなくなる

臨機応変が苦手

場の空気を読むのが苦手

等々。。

「あ、△△さんのことや!」

あるいは「私の事や!」と思われた方もいらっしゃるのではないかと思います。

発達障害は

「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、
学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であって
その症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」
と発達障害者支援法で定義されています。

通常低年齢において発現するものですが、わかりにくいっ!
さきほどあげた特徴を持つ人ってまわりにいるし、私にも当てはまる特徴あるし。。

グレーなんですよね。

なんとも分かりにくく、理解されにくい障害なので
発現に気づかず大人になって社会に出ると、色々な壁にぶち当たります。
ミスをする→怒られる→
怒られたところ、指摘されたところに集中してしまう→
本来やるべき仕事に集中できず、ミスをしてまた怒らる。
なんてことにもなり得るし、他にも抱えている困りごとがあるかもしれません。


では周りにいる人たちはどうすればよいのか。


2024年4月に「改正障害者差別解消法」が施行され、
「合理化配慮の提供」が義務化されたことはご存じでしょうか?
以下内閣府㏋からの抜粋です。

「障害者やその家族、介助者等、

コミュニケーションを支援する者から何らかの配慮を求める意思の表明があった場合には、

その実施に伴う負担が過重でない範囲で、

社会的障壁を取り除くために必要かつ合理的な配慮を行うことが求められる。

2024年4月1日に施行する「改正障害者差別解消法」により、

事業者による「合理的配慮の提供」は、努力義務から義務へと改められる。」

となっています。

では、発達障害者に対する「合理的配慮」とは、と問われると難しいですよね。


得てしてコミュニケーションが苦手で自分の思いや考えを充分に伝えることができない人に対し、
合意を得ずに
良かれと思って勝手な決めつけで選択の自由を奪っていながら「合理的配慮」と行いがちになりませんか?

そうなってくるとその内容がとても素晴らしいものであっても、
「上から目線」のその配慮は
本人にとっては劣等感に苛まれ状況は悪化するかもしれません。

発達障害者にとって必要な「合理的配慮」とは配慮される側と配慮する側の合意がなければならない。
合意は本人の意思がなければ得られません。

そのためにはどんなことで悩み、困っているのか。
できること、得意なことは?
まずは相手を知ろう、理解しようというところから対応していくことが肝要で
ここを間違えてはいけません。

そうやって試行錯誤を繰り返しながら共に成長していくことで、
多様性というものを理解していけるのかと思います。
どうして多様性の理解が大切なのか。

それが人材不足に喘ぐ会社にとってはもとより、
人として成長するために
ひいては私たちの未来のために
とても重要なことだからです。







 

 

 

 

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