日記
虹とスニーカーの頃
先日TVをつけながら家事をしていたらチューリップのライブが始まり、
なんと懐かしかったことかっ!
「チューリップ?」とご存じない方もいらっしゃるかも知れませんが、
「心の旅」や「サボテンの花」など、数々のヒット曲を飛ばした音楽バンドでございます。
高校時代、よく聴いていたなあ..。(遠い目)
「青春の影」、よく歌っていたなあ..。(遠い目)
当時はまだCDもなかったような..。
友達にレコードを借りて、
指紋をつけたりジャケットを汚さないように細心の注意を払いながら
カセットテープに録音して。
勿論今のように音源から簡単にプレイリストを作るなんてことは
考えもしない時代だったので、
好きな曲を手作業で組み合わせて自分だけのカセットテープを作って
ダビングして友達と交換したりしてたっけ..。(遠い目←もうそろそろやめます)
何故私がチューリップに嵌ったかと言いますと、
当時仲の良かった地元の友達と一緒に電車通学していたのですが、
その友達が
同じ電車に乗る大学生に一目ぼれしまして、
勇気をふり絞って二人で声をかけて
そこからその方と交流するようになり。
(交流といっても、今思うとその方は大学卒業とともに警察官になったほどの
正義感溢れる良い方でとても健全なお付き合いでした。)
今思うと友達にとっては私、完全なおじゃま虫だったよなあ..。
(その時はまったく悪気がなかったような。。いや、あったのかも)
その大学生の方がよく聴いていたのがチューリップだったわけです。
くうーっ甘ずっぱい!
プレイリストを作る作業は、
今と比較すると異常に時間がかかる作業だけど、
わくわく、楽しかったなあ。
今はダウンロードした音源から簡単に自分好みのプレイリストが作れるし、
そもそも「運動する時」とか「仕事する時」とか
自分の状況や気分によって既成のプレイリストを選択できるし
遥か昔に流行った曲も音源さえ残っていれば
時代を超えて簡単に入手できるしで
手に入れるまでわざわざレコード店を巡る必要もなし。
随分と「効率的に」「簡単に」自分の欲しいものが手に入る時代になりました。
でも今の若者はレコードやカセットテープの独特の音質に惹かれ
あの無駄で愛おしい時間を過ごしている人もいるとか。
また退社後のいわゆる「飲みにケーション」も、
一時は敬遠されていたし、実際に今も敬遠している社会人は多いと思うけれども
「上司の思いや人となりを深く知ることにもなるし、もっと気軽に上司や同僚と話したい」
と希望する新入社員が増えてきているとか。
多様性が認められ選択肢が広がる今、
私達が感じていた蟠りはもはや存在しないのかも知れません。