日記

2024-12-01 21:00:00

声をあげない理由

 

今日、Xでなんともやるせない投稿を目にしました。

 

2時間に一度たん吸引が必要な8歳のお嬢さんを

正午から翌朝10時前まで留守にして自宅に置き去りにして死亡させて

保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された母親に対し、

医療従事者や障害者をもつお母さんや

新生児を育ててきたお母さんたちが活発に議論していました。

 

逮捕されたお母さんは1人で3人の子供を育てていて

8歳のお嬢さんも一人で介護していたと言います。

 

「2時間に一度」ですが、

その間におむつ交換や水分補給や他の世話もあり

睡眠時間は細切れで、

「新生児は数年の我慢だけれども

それでも気が狂いそうなほどきつかったのに

それが終わりがないとなると

最後は正しくなかったけれども

もう限界だったんだと思うよ」

というようなコメントがほとんどで、

「どうしたら防げたのかをずっと考えている」というコメントも

多くありました。

 

どうしたら防げたのか。

行政に救いを求めることは出来なかったのか?

そんなことすら思い浮かばないほど疲弊していたのか?

行政に救いを求めてもどうにもならなかったのか?

頼れる人は居なかったのか?

だから諦めたのか?

 

色々な推測があって色々な考察があがってますが

逮捕されたお母さんは口を閉ざしているそうです。

 

子育ての経験がない私が

この件について

偉そうに意見をいうことは烏滸がましい。

本当にそう思います。

 

ただ、

「助けて」と言いたいのに言えない時に

どんな気持ちでいるのかは、

話せるかと思います。

 

「助けて」という前に誰かから「助けて」と言われてしまうと

自分の「助けて」は飲み込んで踏ん張ってしまう。

 

誰かに頼りたいのに、頼れる人が思い浮かばず、

いつしか「助けて」という言葉を諦めてしまいます。

  

もし、この子は、この人は

「強いし頼りになるし弱音を吐かない」

と思うような人(家族や同僚や友人問わず)がまわりに居たとしたら

もしかすると弱音を吐けない人なのかも知れないと

気にかけてもらえるだけで

多分その子は、その人は救われます。

 

もし貴方が今苦しくて声をあげたいなら

小さくてもいいから、

声に出してください。

難しいと思っていたことが、

案外簡単に解決できることかも知れません。

試しに声に出して、

確かめてみましょうよ。

駄目でもともとです。

試さなければ勿体ないです。