日記

2024-08-18 21:28:00

紙一重

今週は夏季休暇の方も、お盆に関係なく働いていた方もいらっしゃったかと思います。

この酷暑の中、お仕事に家族サービスにと、お疲れ様でした!

来週お休みの方もいらっしゃるかも知れませんね。

 

一昨日ひまわり目当てで長居公園に行って参りました。

見頃の8月3日から18日までひまわりウィークで、

もっと早く行くつもりが16日になってしまい、

生憎の曇り空かつ既に見頃のピークは過ぎていて

枯れている花もちらほらでしたが、

ビタミンカラーが広がる景色は壮観でした。

トップページの1,2枚目を差し替えましたので、

よろしければご覧ください。

 

パリオリンピック、閉会しましたね。

日本選手大活躍で、ほんま沢山の感動をありがとう!です!

 

一番感動したシーンは何?と聞かれると困るほど沢山の感動がありましたが、

カナダとブラジルのビーチバレー女子決勝、いやもう、鳥肌が立ちました。

双方にイエローカードが出るほどのネット越しの口論。

そこでDJが機転を利かせて流したイマジン。

そうすると強張っていた彼女たちの顔が和らぎ笑顔になり。

観客はイマジンの大合唱。

いやあ、すごい。

音楽の力は凄い。

人間は凄い。

なんだなんだ、この一体感。

ジョンレノンもきっと天国で笑っていますね、きっと。

「これなんだよ!」と。

こういう光景を観ると、期待してしまう。

争い合っている瞬間に「なんて馬鹿な事をしているんだろう」と

人は気づき、争いを止めることができるのだということを。

 

「紙一重」なんですよね。

紙一重で、ほんの少しのことで

右と左に

平和と戦争に

愛と憎しみに

救済と放置に

別れてしまう。

その「ほんの少し」は何かというと、「良心」ではないでしょうか。

 

 

生きていると色々な局面でどちらかを選択しなければならないですが、

どちらが自分にとって正しいかを考えるとき、

常に自分の良心と向きあえる強さがあれば、

後悔しない人生を送れるのかも知れません。

「知れません」というのは、

私は決して常に自分の良心と向き合って選択してきたわけではないので、

後悔する事が山のようにあります。

少しはまともな人間になろうと、日々足掻いているのではありますが..。

 

終戦の日があったこともあり、

今週は戦争のことをよく考えました。

特に特攻隊の特集を観た際に映し出された写真が忘れられません。

突撃する前に撮られた集合写真はみんなと言っていいほど良い笑顔なんですよね。

最後の写真だから笑顔を残したかったのか。

「お国のため」「家族のため」に貢献できる「名誉の死」だからか。

彼らの心理を思い図るなんて、とても烏滸がましい事と思いながらも

考えずにはいられませんでした。

 

「非国民の汚名を着せられる」のと、「名誉ある死」と。

どちらを選べと言われたら、

この時の「自分の良心」はなんて悲しい良心なんでしょう。

非国民の汚名を着せられたら、自分は勿論家族も生き辛くなってしまいますもの。

 (「特攻に選ばれることは名誉なこと」なのでそんなことは思いもしなかったのかもしれませんが。)

 

「同調圧力」(集団における意思決定や行動において暗黙のうちに少数派が多数派に合わせるよう誘導すること)という言葉があります。

「同調圧力」の中に居ると「同調行動」(周囲の意見や行動を取り入れて同じように振る舞う)をとってしまいがちです。

これはもう、社会の中で生きていく人間にとっては本能なのかもしれません。

組織の中ではやはり協調性は大事で、だからこそ仕事がスムーズに進むとも言えます。

また、心理的な安心感は図り知れません。

「まわりの眼」があるので、犯罪の抑止力にもなり得ます。

ですが、一歩間違えると

組織が間違った方向に進んでいるなと思っていても「意見できない」ことで

「考えることをやめる」ことで自分を守る人や

人と違った行動や意見を言う人に対して「いじめ」が行われたりとなるわけで。

 

「同調圧力」が良い方向に転ぶのか、悪い方向に転ぶのかは

「紙一重」で、どちらに転ぶかは、

組織に属している人各々の「心」次第なんだなあと思いながらも

やはり彼らの笑顔を見ると胸が締めつけられます。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-08-11 15:20:00

What a wonderful life.

夏季休暇突入と同時に「南海トラフ地震の可能性が極めて高い」という報道で

心穏やかでなくなった私でございます。

 

過度に恐れる必要はないと思いつつ、

水や食料の備蓄を見直したり。

被災経験者の方の話では、

何よりも大切なのは水で

食料は水を必要とするものより、すぐ食べられるもの、

そして生きる喜びのためにも自分の好物や

甘いものが大いに役に立った

ということだったので

「羊羹がええんちゃうの!」と思わず買いに走りました。

 

最近大いに利用しているアプリがあるのですが。

ご存知でしょうか?

「TABETE」というアプリです。

自分の活動地域周辺のパン屋さんやホテルのレストランなどの飲食店が

消費期限が近い自社製品をかなり安い値段で提供するというもの。

具体的には、例えばバイキングの朝食を提供しているホテルのレストランが

提供時間が終わる頃に余った食材をお弁当にして「レスキュー」依頼をだすと、

その店をお気に入り登録していたり、

近辺にいる利用者に通知がくるという具合です。

私がよく利用するのが「パンとエスプレッソと南森町交差点」で、

2000円相当の惣菜パンの詰め合わせが900円で提供されるし、

何より受け取るとスタッフの方が満面の笑みで

「レスキューありがとうございます!」

と言ってくれるのが気持ち良い!

そしてここのパンは本当に美味しいっ!

あと、ベッセルインなんばやベッセルイン心斎橋は、

朝食バイキングの余った食材を詰めたお弁当が毎日のように出るのですが、

あっという間に売り切れてしまいますっ!くぅー!

あと、たまにグランヴィア大阪ではホテルメイドケーキがほぼ半額で提供されたりしますよっ!

全国規模で展開しているようですので、

貴方の活動範囲近くのお店も参加しているかも知れません!

 

先日見たSNSでの話。

汚れた作業服を着た初老の男性が、

夕方スーパーで売れ残った半額のお弁当とビールを買っている姿を見た若者のグループが

「ああはなりたくないよなあ」と男性に聞こえるような声で

嘲笑していたというもの。

 

なんて貧しい子達。

 

作業服が汚れる位頑張って仕事をして

仕事が終わったら捨てるにはもったいない賞味期限間際のお弁当と大好きなビールで

ささやかに自分を労う。

 

こんな尊いことはない。

 

色々な気持ちが錯綜し

アームストロングの「 What a wonderful life.」

久しぶりに聴いてみたくなりました。

 

この曲で涙した貴方、

歳とりましたなあ。

お互いに。

 

よい休暇を!

2024-08-04 10:00:00

絶賛成長中

寝不足になっていませんか?

オリンピック、熱い!日本選手熱い!

ほんま、感動をありがとう!

試合は勿論、流石にオリンピックに出るほどの選手たち、

試合後のインタビューにおばちゃん、そのマインドにいちいち感動しております。

特に卓球の早田ひな選手、怪我をおしての銅メダルでしたが、

3位決定戦の5分前まで、本来の力の20~30%の力しかない感覚だったのが、

注射で感覚が100%まで戻ってきた中での闘いだったとのこと。

「もう自分を信じて戦うしかなかったです」

くーっ!

 

そしてバトミントン「ワタガシ」ペアの

東野選手の

「弱みを見せることが出来なかった自分が、弱みを見せることが出来たこと、そこから自分自身が成長できたし、二人の成長に繋がった」

(要約しております)

くーっ!

ええ事言わはるーっ!!

そしてたまたま見たボクシング57キロ級準々決勝の原田周大選手。

惜しくも敗退しましたが、自分のことを「絶賛成長中」というのだとか。

なんていい言葉なんだっ!「絶賛成長中」!

 

はぁはぁ..。

失礼しました。

 

今週はなんだかとても忙しく、飛び回っていたのですが、

その中で突然の女子会が2件あり。

恐らく少し前の私なら、時間に追われる中でのお誘い、遠慮していたと思うのですが、

そうやって大切な友人を何人も失ってきたことに

今更ながら気付き後悔の日々を送っていた私にとってはとても有難いお誘いだったので

喜んで参加しました!

結果、新しい繋がりが出来たり、旧知の人に新しい発見があったりで

そして何より楽しくて

あんなに笑ったのは久しぶりでした。

 

キャリアカウンセリングに関係する理論の中で、

アメリカの心理学者クルンボルツ が提唱した

「プラントハップンスタンス理論(計画的偶発性理論)」があり、私がとても好きな理論のひとつです。

要約すると、

「キャリアの8割は、偶然の出来事で決定される」というもので、

「何をしたいかという目的意識に固執すると、目の前に訪れた想定外のチャンスを見逃しかねない」

とクルンボルツは指摘しています。

もし貴方がどこかの組織に所属していたとしたら、

今の時代、突然戦争が始まったり、パンデミックになったり、急速にグローバル化が進み、

IT技術もあれよあれよと進化し、AIまで出現し、

未来に何が起こるのか、ほんま予想できません。

ある目標に向かって計画をたててコツコツ頑張っていても、

突然状況が著しく変わり、個人の意思ではコントロールしようもない状況に置かれ

「目標そのものがなくなってしまう」事もあり得ます。

 

計画通りでない出来事が起こった時に

「思い通りではない」と計画を止めてしまったり、

「自分には無理だ」と避けてしまっていると、先に進むことが出来なくなってしまいます。

今回の私の場合、「時間的にきつくて無理」とお誘いを断っていたら、

新しい繋がりも発見も出来なかったわけで、

想定外の出来事が起こっても、それを「機会」と捉え、積極的に行動することでキャリアの可能性が広がる

というわけです。

ただ、その機会を「チャンス」に変えるために必要な行動特性があるとクルンボルツは言います。

それは

好奇心(新しいことに興味をもつ)

持続性(諦めず継続する)

柔軟性(固執しすぎない)

楽観性(失敗を恐れず、ポジティブに考える)

冒険心(思い切って行動する)

の5つで、

目の前に偶然の出来事が起こった時にそれを「チャンス」と気づき、

チャンスを掴むためには

チャンスを引き寄せられるよう、自分から積極的に行動し、準備をしておく必要があるわけです。

ここに、「計画的」という言葉が入っている意図があります。

 

ここ数年、へこみながらもイベントやセミナーに参加して、

自分のスキルアップを地味に続けていて、

ようやく少しずつ花開いてきたと感じている今の私、

絶賛成長中です。

 

 

 

 

 

2024-07-28 11:00:00

傘がない

パリオリンピックの開会式、ご覧になりましたか?

私は録画して、飛ばし飛ばし観ました(長いので^^;)

豪雨によるハプニングや五輪旗がさかさまになっていたり、

マリーアントワネットが生首もって歌っていたり

韓国を北朝鮮と紹介したりと

批判されていることは山のようにありますが、

パリだからこそできた街中での開会式。

とても美しかった!

なんでパリに恋する人が多いのか、わかった気がします。

 

私は序盤から熱いものが込み上げてきて何度も泣きそうになりました。

最後の難病と闘っているセリーヌディオンさんの「愛の賛歌」ではもう号泣でした。

たった1曲のパフォーマンスの中になんと多くのドラマが詰まっているのかと思いました。

シンプルにただ「最高の歌を全世界に届ける」ことのみに全てをかけて、

純粋に歌い上げているだけなのかも知れないのだけれども

1曲の中に彼女のこれまでの生き様や歌手としてのプライドや、歴史が詰まっていて、

どれほどの感動を私に与えてくれたか。

 

ああ、彼女は歌手なんだなあ。

 

今回、パレスチナから8名の選手が参加していますが、今朝の朝日新聞の記事を読んでまた涙。

(でもなんとも苦しい涙)

競泳女子のバレリー・タラジ選手の言葉を引用させていただきます。

「私は競うために泳ぐ。でも、ガザには生きるために泳ぐ人もいる。命がけでおぼれそうになりながら」

( ガザでは支援物資が限られ、飢餓の危機が続き、空から海辺に投下される物資を求めて、

身を危険にさらしながら必死で泳ぐ人もいる(記事抜粋))。

「我々は数字ではなく、ひとりの人間。戦争ゲームではない」

 

この「平和の祭典」オリンピックで、彼女の目標は勝つことだけではなく

「パレスチナについて語る」こと。

「声なき人達の声になる」と。

 

ふと井上陽水の「傘がない」という歌を思い出しました。

「都会では自殺する若者が増えている。でも今の僕の問題は君に会いに行きたいのに傘がない事だ」

こんな内容の歌だったと思います。

 

 「飢えた身体で、食べ物を求めて、命からがら海に飛び込む」映像を見ながらも

雨の降る中、外出したいのに傘がないことが今の私にとっての一番の困り事。

 

 でも、私達は

「飢えた身体で、食べ物を求めて、命からがら海に飛び込む」ことにはなり得えないのかというと、

なり得ないとは言いきれない。

隣人の耐え難い痛みは明日貴方の痛みになるかもしれない。

 

危うい世界の中で、「傘がない」ことが今の一番の困り事であるという

日常を過ごせていることはとても幸運なことだということを、

私達は肝に銘じる必要があると思います。 

2024-07-21 19:00:00

是非の基準その2

暑い!

お身体おかわりありませんか?

私はマイボトル片手に老体に鞭打ってなんとか動いております。

金曜日のシステム障害で全世界におけるマイクロソフトの依存度をあらためて認識されませんでしたか?

怖い出来事です。

今回の出来事が新たな脅威のトリガーにならない事を祈ります。

 

さて、前回、前々回とお話してきたことについて、貴方はどのように捉えられたでしょうか。

私と同じように捉えられたでしょうか?

それとも、私の捉え方を「危険」と思われたでしょうか?

あるいは「つまらない事に拘っていてしょうもない」と思われたかも知れません。

 

前回の就業時間中に喋り続ける人について、

貴方が事業主なら、上司なら、周りの同僚なら、先輩なら、後輩なら、

捉え方は違ってきて、また、その捉え方の違いから、起こす行動も違ってくるかと思います。

 

そして、その行動が果たして正解なのか。

数学のように絶対的な正解を出す事が出来たら、誰もが幸せになる正解が出せたら

どんなに過ごしやすい世の中かと思います。

 

 

私はAさんに直接私が困っている事を言わず、

その場から離れた訳ですが、

もし経営者だったら、

人手不足による倒産が増えている中、

人材確保が難しい状況下でAさんを処分するよりは、

Aさんのパフォーマンスをあげる方法を切実に模索するかもしれません。

 

Aさんの上司だったとしたら、

手に負えなくて「何処かに異動させたい」と考えるかも知れませんが、

実際に異動させようとしても

やはり人材確保が難しい昨今、どの部門も自部門の生産性を上げる事が必至の中、

Aさんの受け入れ先探しと欠員の補充がとても難しいのではと思います。

やはり、現状の中でどうにかしないといけません。

 

私のような同僚ではどうかというと、

Aさんとの関係が間違いなく悪くなることを恐れ、

直接意見することは避け、

で自分のストレス解消のために

Aさんが居ない時に同僚に愚痴ってしまうのではと思います。

 

 

...。

あかんですね。

 

私があかんかったところは、

自分が困っていることをAさんに話さなかったこと。

「貴方のおしゃべりで、私は仕事に集中できずとても困っている。

何故貴方は就業時間中におしゃべりをするの?」と。

そうすると、前回私が書いたように「だって楽しく仕事したいから」

と回答が返ってくるかもしれません。

でももしかすると「上司にも注意されるし、本当は静かに仕事をしたいのだけれども、止められないの」

と回答が返ってくるかも知れません。

「沈黙が怖い」のかもしれませんし、

もしかするとADHD(注意欠如、多動性障害)で誰かに何かを聞かれたことがきっかけで、

思考がどんどん移り変わり、思いつくことをそのまま話し続けてしまうのかも知れません。

あるいはASD(自閉症スペクトラム障害)で、

相手の気持ちや空気を読むことが苦手で、相手が望んでいないことに気づかず、

延々自分の興味のあることを話し続けてしまうのかも知れません。

 

本人も苦しんでいるのに、それを声にすることが出来ないのかもしれません。

 

もし声にしてくれたら、色々変わっていくのになあと

そうやって「自分が困っていることを声に出す」ことをしないと

何も変わらないよなあ

と今となっては思います。  

 

ただ、話をする時、ついつい感情的に相手を非難しがちになりがちですが、非難するという事は自分は是で、相手は非であると思っているから。

どうして貴方はそういう行動をとるのか。

どうか正直な気持ちを話して下さい。

その一心でAさんの話を傾聴する姿勢でないと、決してAさんは心を開かず、決して良い方向に進まない事を忘れない事、とても大切です。

自分の価値観を頭ごなしに押し付けない事。

難しいですが、とても大切です。

 

話し合っても

「おしゃべりすると楽しく仕事ができるじゃない?何が悪いの?」

ということであって、

私がとても困っているということを伝えたうえでも

無駄話をし続けるなら

今の私ならその都度「集中できないから黙れ」ということを社会人らしい言葉に変換して伝え続けると思います。

それでも埒があかないなら

上司に相談する。

と思います。

 

私は医師ではないので、勝手に診断する事はもっともやってはいけない事ですが、業務に支障が出て困っている事例をもとに行動を起こさないと何も変わりません。

 

 

これが今の私の正解ですが、貴方はどうでしょうか。

 

「多様性の理解」

間違えないか私は日々試されているなあと思います。