日記
きりがない
「見た目は大切」
最近よく思います。
「でも見た目が全てではない」
最近よく思います。
今、特に若い世代で整形に対してのハードルがかなり低くなっているようです。
「見た目は大切」
私達は第一印象でその人の印象をだいたい決めてしまいますわね。
その人を知っていくうちにつれ、印象は変わっていくけれども
「こう見られたい」と思っているものとは違う
印象を周りの人にもたれていると感じているのだとしたら
髪型や服装や立ち居振る舞いを見直すべきだと私は思います。
(自戒を込めて)
ではもって生まれた容姿についてはどうでしょう。
悲しいかな私達は容姿でその人を評価してしまいがちです。
これはもう人、いや動物しての本能ですもの。
だからこそ、容姿に拘り、涙ぐましい努力をするわけですが、
「見た目」に支配されて、
特に若い世代で
「瞼を二重にしなければ外を歩けない。学校へも行けない」
「今の醜い顔のままで生きていけない」と
メンタルに不調をきたす人が増えていると聞きます。
親からすると、
整形も立派な手術だし、身体にメスを入れることになるし
施術する病院を間違えるととんでもないことになるのではないか?
という心配や
「生まれ育ってきてくれたそのままの顔では駄目なのか」
という寂しさや。
複雑な心境であると思います。
だけど、整形をすることで、
瞼を二重にすることで、我が子が健康な心を取り戻せるならと
整形に同意し費用を出す親御さんも多いと聞きます。
でも一度整形をすると、次から次へと欲が出て、
「鼻を削って高くしたい」
「頬骨を削って小顔にしたい」
「〇〇ちゃんのような顔になりたい」
と「きりがなくなる」と言います。
人の欲望は一度捉われるときりがないという典型的な見本です。
だけど特に成長過程にある10代の若者が、
例えば鼻をいじった場合、
鼻はまだまだ成長していくので、
とんでもなく変形してしまう可能性もあるということで、
綺麗になりたいが故に整形したのに結果、とんでもなく醜くなってしまうこともあるそうで。
「今私(僕)が不幸なのは、顔のせいだ。整形をして顔が良くなれば幸せになれる」という考えに捉われて、
心を病んでいたら、あるいは親しい人がそういう考えに捉えられているとしたら
信頼のおける形成外科医のいる病院を見つけて整形する、あるいは整形をすすめることは
或る意味トリアージと考えると仕方ないように思います。
その結果、自分に自信が持てて前向きになれるならとも思います。
ですが、「見た目が全て」ではなく
見た目よりも大切な事、「見た目を磨く」ことより価値があることが
世の中にはいっぱいあることを
その子たちが自分で気づくような世界を目の当たりにしたら、
その子たちの「自分の容姿」についての捉え方も随分変わるのではないかと思います。
とても難しいのだけれども、
せっかくこの世界に生きているのに、この世界は広くて色々な価値観がある世界なのに、
ひとつのことに捉われ、それで苦しむことはなんてもったいない!
そのことに気づくと、もう少し呼吸のしやすい世界になるのにと
伝えることはとても大事な事だと思います。
顔の質ではなく、心の質が人生の質を変えると思いませんか?
機会があれば、是非貴方の考えをお聴かせ下さい。
確認できない事の真偽
ハーバード大学の図書館の壁に落書きされているという20の名言をご存知でしょうか?
私はつい最近知りました。
学生の時に知っていればもうちょっとなんとかなっていたかもと思いますが、
今の私の心にも刺さる刺さる!(特に3番)
ご存知の方も多いと思いますが、折角なのでご紹介します。
1.Sleep now and a dream will come out; Study now and a dream will come true.
今居眠りすればあなたは夢をみる。今学習すればあなたは夢が叶う。
2.Today you wasted is tomorrow loser wanted.
あなたが無駄にした今日はどれだけの人が願っても叶わなかった未来である。
3.The earliest moment is when you think it’s too late.
物事に取りかかるべき一番早い時は、あなたが「遅かった」と感じた瞬間である。
4.Better do it today than tomorrow.
今日やるほうが、明日やるよりも何倍も良い。
5.The pain of study is temporary; the pain of not study is lifelong.
勉強の苦しみは一瞬のものだが、勉強しなかった苦しみは一生続く。
勉強するのに足りないのは時間ではない。努力だ。
7.There might not be a ranking of happiness but there is surely aranking of success.
幸福には順位はないが、成功には順位がある。
8.Studying is just one little part of your life; loosing it leads toloosing the whole life.
学習は人生の全てではないが、人生の一部として続くものである。
9.Enjoy the pain if it’s inevitable.
苦しみが避けられないのであれば、むしろそれを楽しめ。
10.Waking up earlier and working out harder is the way to success.
人より早く起き、人より努力して、初めて成功の味を真に噛みしめる事ができる。
11.Nobody succeeds easily without complete self-control and strong perseverance.
怠惰な人が成功する事は決してない。真に成功を収める者は徹底した自己管理と忍耐力を備えた者である。
時間は一瞬で過ぎていく。
13.Today’s slaver will drain into tomorrow’s tear.
今の涎は将来の涙となる。
14.Study like a Dog; Play like a gentleman.
犬の様に学び、紳士の様に遊べ。
15.Stop walking today and you’ll have to run tomorrow.
今日歩くのを止めれば、明日からは走るしかない。
16.A true realist is one who invests in future.
一番現実的な人は、自分の未来に投資する。
17.Education equals to income.
教育の優劣が収入の優劣。
18.Today never comes back.
過ぎ去った今日は二度と帰ってこない。
19.Even at this very moment your competitors keep reading.
今この瞬間も相手は読書をして力を身につけている。
20.No pain, No gain.
苦しんでこそはじめて進める。
なんと素晴らしい名言の数々!
でも、これらの言葉が落書きされているという事実はないそうで、デマなのだそうです。
いや、このデマという話も信じていいのか、
実際にハーバード大学の図書館へ行って自分の眼で確認するしかありませんが、
デマであれ事実であれ、これらの言葉は私にとても響き
知ることが出来てよかったと思います。
ただこれらの言葉が「ハーバード大学の図書館に落書きされている」という情報が何故出回ったのかを考えると
「書いてあっても不思議ではない」と違和感なく受けいれられたからではないでしょうか。
こうやってフェイクニュースは拡散されていくんやなあ。
フェイクニュースではなくても、
一つの事実が報道の仕方で随分湾曲されて伝わることがあり、
それによってあらぬ非難を受ける側になる可能性は誰しもある
と最近とても恐い。
確認が難しい事の真偽を知ることは出来ないからこそ、
実際に自分の眼や耳で確認できること以外のことは
「もしかして違うのかもしれない」とどこかで思っていないと
知らず知らずのうちに罪のない人を非難したり傷つけたり、
逆に自分に被害が及ぶかもしれないと
そういう時代に生きていることをしっかり自覚しないと!と思います。
飲み込まれないようにしましょう。
言葉の中に隠れているもの
先日大阪城公園近くで用事があったので
散歩がてら公園内を歩いてきました!
9時30分頃でしたが、海外からの観光客多し。
新緑が綺麗でした。
前回発達障害のセミナーの話の中で多様性について少し書きましたが、
多様性を理解し、自分とは異なった特性を持つ人と共存していくために
まず何をすればいいか?
を考えると
やはりその人の「話を聴く」事に尽きるなあとそのセミナーでも学びました。
転職に悩む若者と話をした時のことです。
高校時代にやんちゃをして退学になり、
別の高校に再入学したので一年だぶって、
やっと高校を卒業して、就職できたけれども
会社を辞めたいとのこと。
入社して、わずか2カ月後の事です。
何故なのか?
色々話していくと
「会社の人達とは人種が違う」と言います。
終日デスクワークの仕事に就いたのですが、
周囲の同僚に対し
「なんであんなに偉そうやねん」と
座っているだけで「腹が立って」
気持ちを落ち着かせるためにトイレに籠ってしまう
と言います。
これだけ聞くと、
「なんて幼く堪え性のない子なんだろう。」と思うかもしれません。
私はそう思いました。
ですが、話をしていくうち、
彼の印象がどんどん変わっていきました。
「ええ子」(良い子)なんです。
幼いときはまわりの大人たちが見えず、
どれほど自分は愛情を注がれてきたのか分からず、
高校を退学になった時に、
どんなときにも味方でいてくれるお母さんに気づいたときに
「このままではあかん」と思い、
別の高校に入学して、年下達にタメ口を叩かれながらも
いい仲間を作っていくことができた。
と、まっすぐな眼で一生懸命話してくれます。
彼はちゃんと愛を知っている子なんです。
高校を卒業したとき、「おじいちゃんが泣いて喜んでくれて」
就職して卒業した高校にスーツ姿で訪ねたら
先生が「とても喜んでくれて」
だから、なんとか続けたいのだけれども、
「毎日がとてもしんどい」のだと言います。
学生から社会人になる。
全く違う世界ですから、そりゃしんどい。
社会人になりたてだから、慣れないこともいっぱいあり、
新しい環境に適応するのは誰だってしんどい。
でも辛いことから逃げずに日々悪戦苦闘していく中で
経験を重ねていく中で
「働く」ということがどういうことなのか、
「自立する」とはどういうことなのか、
「お給料をもらう」とはどういうことなのか、
学び、知っていくことになり、
いつか会社になくてはならない存在になるのだと思うのだけれども
これは私の経験から得た価値観から出た考えで
この考えを頭ごなしに押し付けてしまいがちになる自分を意識しながら
彼と向き合っていました。
「会社の人達とは人種が違う」と彼は何故言うのか?
「何故腹が立つのか?」を丁寧に聴いていくと
その言葉に隠れている、
環境に馴染めない彼の焦りや不安や
ただ指示ばかりして自分を見てくれていない(と彼は思っている)上司や同僚に対しての寂しい気持ちが見えてきました。
そして「「高校を一度退学になった」ことで周りが自分に偏見を持ち、正当に評価されていない」
と「高校を一度退学になった」ことが彼の負い目になっていることが、その言葉の背景にあることもわかってきました。
「でも君の履歴書を見た上で採用されているんやで!面接で今の君を見て採用されているんやで!」
と言ったとたん、ポロポロ泣きだし。彼の中で何かが変わった瞬間でした。
それから積極的に周りの同僚と話すようになり「楽になってきた」と話してくれるようになりました。
「「受け入れてもらえる」かどうかとても不安で、怖かったんだと思う」と今は元気に働いている彼から後で聞いた言葉です。
もし「あいつのことがわからん!」「あいつが仕事を辞めそうで怖い!」と悩んでいたら、
是非、話をするのではなく話を聴くことから始めて頂ければと思います。
心のバリアフリー
先週日曜、発達障害関連のセミナーを受けておりまして、
いくつかのケース検討がありました。
どの事例も「こんな人いるよなあ」というもので、
発達障害の特性は強弱はあるものの、
誰の中にもあるものだと思いました。
だからこそわかりづらいし、
もし自分が「障害がある」と診断されたとしたら、
認めたくないし、ましてや公表するとなると、かなり勇気がいるよなあ。
と思います。
障害に限らず、自分が「できないこと」を認めることはかなりしんどい。
例えば「聞いて理解する」ことが難しいAさんがいたとします。
職場でAさんの上司が口頭で仕事の指示をしたとします。
Aさんは仕事の内容について質問するでもなく
「わかりました!」と仕事にとりかかるものの
何をやればよいかわからないのか、考え込み仕事が進まない。
あるいは間違った内容の仕事を一生懸命する。
なんてことがあった場合、
貴方がAさんの上司だとしたらどう思いますか?
「仕事が出来ないやつ」とジャッジして、
「どうすればいいんだろう」と困ってしまいますか?
でもAさんは聞いて理解するのが苦手なだけで、
書いて指示すると理解できて、
理解するととてもよい仕事をする人かもしれません。
Aさんがもし「自分が聞いて理解する事」だけが苦手な学習障害があり、
そのことを認識していて
それを貴方に伝えることが出来、
「書いて指示してください」と言えていたとしたら
貴方は「書いて指示する」という所謂「合理的配慮」をすることができますよね。
その結果、Aさんは貴方の部署にとってなくてはならない人になるかもしれません。
そうするとAさんの障害は障害でなくなるわけで。
そのためにはAさんがきちんと自分のことを話せるような周りの環境であることが
重要なのだと思います。
難しいことです。「心のバリアフリー」って言うのは簡単だけど本当に難しい。
ですが、Aさんが居ることは、
Aさんの周りにいる人が成長できるチャンスであり、
真の意味で「多様性」を受け入れるきっかけになるかもしれません。
「多様性」という言葉が無くなることが真の「心のバリアフリー」なのかもしれませんね。
この世界の片隅で
6月です。
2024年も、もう半年経ちました。
「母が紫陽花が好きだった」という話をきっかけに、
毎年この時期に紫陽花を届けてくださる方がいらっしゃり。
本当に綺麗!
毎年地元から送られてくる甘夏を分けてくださる方もいらっしゃり。
毎年恒例のマーマレードが大量にできて(きび糖を使っているので色は悪いですがすこぶる美味しいです)
こうやって毎年恒例行事のように気にかけてくださる方に
感謝することは勿論、
その方が今年も健やかに過ごしていらっしゃることが
肉親の縁が薄い私にとってとても有難い。
週末お世話になっている方にお誘いいただき(ありがとうございます)、
50種類以上の日本酒が並ぶ「日本酒バル」に生まれて初めて行って参りました!
そこで4種飲み比べなるものに挑戦しながら、
ご一緒した日本酒に詳しい方のアドバイスを参考に、
出された料理と一緒に4種の日本酒を飲み比べると
種類によって
料理を引き立てたり、邪魔したりすることがとてもよくわかり
料理と日本酒のマリアージュを知ってしまった私。
深いです、日本酒!
また新しい扉を開いてしまいました!
この世界の片隅で
皆様の「情け」でなんとか居場所を見つけられております。
本当に人は1人では生きていけないなあと思います。
ただ、「居場所」を見つけるには努力もいることを
忘れてはいけないなあと思います 。