日記

2025-03-16 12:04:00

ジャケット

今週は前半暖かくすっかり春の気配でしたが、

昨日からまた寒くなり、体調管理が大変ですが如何お過ごしですか?

 

暖かくなったので先日勢いで買ってしまったブラウスに

何か羽織るものをと思い

お客様訪問日でもあったのでジャケットを着よう!

とクローゼットを物色するものの

「ない!」

いや、クローゼットの中にはちゃんと

ジャケットは数枚あるんです。

あるのですが、今の自分が「着ていける」ジャケットがない!

(服あるある)

勤め人の頃は迷うことなく毎日着ていたのに..。

と自分のライフスタイルが様変わりしたことを

しみじみ思う私。

 

そう言えば、久しぶりに会った勤め人時代お世話になった方が

「こんな感じの人でしたっけ?」

「こんな風に笑う人だったんですね」

とおっしゃられ、

私自身は意識していなかったのですが、

印象が随分変わったようです。

 

勤め人時代は

ジャケット、膝下丈ののスカート、ストッキングにパンプス

勿論黒髪で数十年過ごしていましたが

今はピンク系の茶髪で

今は企業研修や余程の改まった席以外は

だいたいはセーターかプルオーバー、

 パンツ、スニーカーという

自分が過ごしやすい服で色々な場所に出向いております。

 

最近見た目が益々重要視されているなあと思うことが多々あります。

若者と話すと、色白になるために定期的に注射を打ったり、

ボトックス注射やプチ整形のために

定期的に韓国に行ったりと

「美」の対する執着が凄いことになっているなあと思います。

 

私達の世代はどうかというと、

 改まった場での

そぐわない服装や振る舞いは

「良識がない」ということになるでしょうか。

  

勤め人時代も今も

時々講師という立場で皆様に接することがあるのですが、

ある時「講師」を生業にしている人に

「歯をどうにかしないとだめだ」と言われ、

それまでにも何人かの人にそのようなことを

仄めかされたことを思い出しました。

ホワイトニングなどは考えたこともなく、

歯の裏は色素沈着で酷いことになっていて

今思えばそんな歯でよく平気で人前に出ていたものだと

そして対面で不快になられていた方も多かったのではないかと

申し訳ないやら恥しいやらで

赤面してしまいます。

 

指摘を受けてから抜本的に歯の治療を行って

今は3カ月に1回定期的に歯医者さんに通い

検診と歯の掃除をしているのですが、

歯の治療後は肩こりや頭痛がましになったりと

「なんで早く行かなかったのか」と悔やんでおります。

 

余談ですが、

歯周病はひどくなると歯周病菌が全身にまわり

糖尿病や動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞、

誤嚥性肺炎などを引き起こすのだとか..。

歯周病予防のためにも、定期検診、ほんま大切。

 

歯を綺麗にするようになってから人の歯が気になるようになった私。

するとっ!

なんと世の中には歯に気を配っていらっしゃる方が多い事かっ!

はぁ..。皆様知らぬうちにしっかりケアされていらっしゃったのですね..。

で、歯のケアを全くしていないであろう私に

アドバイスしたけれども

はっきり伝えるのが憚られて

「それとなーく」伝えて下さっっていたのに

まったくそんな意識がない私は「聞く耳を持たなかった」ので

その講師の方にはっきりと指摘されるまで気づかなかったわけで..。

 

くう!

もしや歯以外にも私の至らなさを「それとなーく」伝えて下さっていたのに

鈍感な私は気づかず。

あるいは「放っておいてよぉ!」と反発し受け入れられず、

貴重なアドバイスを放置してきたのではないかと

思い当たることも多々あり

今さながら悔やんでおります。

 

と悔やんでばかりいても仕方がない。

今が一番若いとき。

指摘してくれる人がいらっしゃることは幸せな事。

素直な心でその指摘を受け入れられる自分でいるよう

私自身成長しなきゃね。

 

ジャケットを着なくなった今の私の出立は

今の私のライフスタイルに合った快適なものだけれども

次のステップに行くためには

「ジャケット」が必要な場所にどんどん出向きたいという

気持ちがあり、そろそろ「自分にあった」ジャケットを

探しに行こうと思っています。

そして、今の自分に合わなくなった服は

「断捨離」しようかなと。

 

そうやって新陳代謝を繰り返して

私は成長するのだなあと

思います。

 

 

 

 

 

 

 

2025-02-16 11:40:00

それぞれの良さ

早いもので2月も中旬(×○×)

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去るであっと言う間に過ぎるでっ!」

と高校受験の時に中学の先生がおっしゃった言葉..。

未だに沁みる..。

..。確定申告しなきゃ..。少々焦っております..。

 

2月14日はバレンタインデーでしたね。

いつのまにか国民の一大行事化して

お正月気分がそろそろ抜ける頃から

百貨店でもスーパーでも

盛大にバレンタインフェアが始まり、

なんと阪急うめだ本店の売り上げは今年約31億円だったとか!

かく言う私も、しっかり義理チョコと自分用のチョコ(これ大切)にと

売上に貢献いたしました..。

貴方の職場やお仲間うちでも

「義理チョコあげるあげない論争」や

「義理チョコあげる派、あげない派」の派閥があるのではないでしょうか?

私はどちらかというと「あげる派」で、

一年に一度、お世話になっている方に御礼ができる機会と思っていて、

円滑な人間関係構築のための重要なスキームと考えております(←どないっ!!)

あ、そうそう。

スキームって日本のビジネス界では

「目標達成のための具体的な方法や枠組み」と意味づけされているようですが、

語源の英語「Scheme」は「陰謀」「策略」「悪だくみ」という意味合いも含まれるとか。

と聞いて

「ふふっお主も悪よのう..。」

と悪代官と越後屋の密室での会話を屋根裏から盗み聞きしている由美かおるを思い出した貴方

 

同世代ですね。

 

最近は男性だけではなく女性にも「友チョコ」として配るようになりました。

で、契約先の社員の女性からも趣向を凝らしたものを頂くのですが

ほぼ毎年袋菓子(不二家のホームパイとかグリコのポッキーとか)の詰め合わせを

ファンシーな袋に入れて下さる方がいらっしゃいます。

他の方々が所謂「名の通った」ブランドやきらりセンスの光るチョコやお菓子を下さる中、

正直「おお?!」と思うのですが

この袋菓子の組み合わせが絶妙で

今年はわさび味の米菓子が紛れていてこれがなんともいいアクセントになっていました。

「きっと一所懸命組み合わせを考えていらっしゃるんだろうなあ!」

と思うととても愛おしい。

 

人も同じですね。

見るからにセンスが光るかっこいい人。

一見地味だけれども話すととても魅力的な人。

一見粗野に見えるけれども実はとてもきめ細やかな気配りができる人。

 

「それぞれの良さ」を知るとより人生が豊かになるし

見たものをどう受け止めるかはその人の度量が試されている

そう思います。

 

白状しますと、

毎年のように頂きながら

この「袋菓子詰め合わせ」の良さに気づいたのは今年。

なんと私の度量は狭かったことか。

 

 

 

 

 

 

 

 

2025-01-05 13:27:00

足るを知る

新年明けましておめでとうございます。

昨年、この拙いブログを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

お正月、如何お過ごしですか?

今年は暦の関係で長めの休暇となった方も多かったと思います。

のんびりされましたでしょうか?

 

毎年元旦に恒例にしている行事があり、

それは朝一番、日の出の時間にあわせて初詣に行くこと。

有難いことに、歩いて10分ほどで大鳥大社にお参りすることが出来るので、

朝起きたらまず初詣→お雑煮つくり

ということをここ数年続けています。

 

何故朝一番かと言いますと、2つ理由がありまして。

一つ目は「とてもとても空いている」こと!

交通規制もないし、延々並ばなくてもいいし、

お参りの人も数えられるほどなので砂埃舞うこともなく、

元旦の神社を冬の澄んだ空気が厳かに包んでくれています。

そして二つ目はお参りからの帰り道、

丁度東に向かって歩くので、

昇る太陽の光に包まれるような錯覚の中帰途につけること。

 

「陽はぁまた昇るぅーどんなぁ人の心にもぉー♪」と

ちんぺいさん(谷村新司様関西人はこう呼ぶであろう)の名曲を口遊み(心の中で)、

今年2025年のスタートを切りました。

 

神々しいまでの朝日をスマホで撮ったのですが

実際に肉眼で見るようには撮れませんね。

IMG_6796.jpg

あの神々しい位の美しさは実際に体験してこそだなあと

しみじみ。

 

数年前から心に置いている言葉

「足るを知る」

最初は茶の湯の世界からこの言葉を知り、

私の人生の指針にしておりますが、

なかなか難しい。

 

そもそも「足るを知る」はどこから来ているのか調べたところ、

知人者智(人を知る者は智)、

自知者明(自らを知る者は明)。

勝人者有力(人に勝つ者は力有り)、

自勝者強(自ら勝つ者は強し)。

知足者富(足るを知る者は富み)、

強行者有志(強めて行う者は志有り)。

不失其所者久(その所を失わざる者は久し)。

死而不亡者壽(死して而も亡びざる者は寿し)。

という孟子の言葉が由来とされているようです。

 どういう意味かと言うと、

 「他人をよく知っている者は智恵がある人であるが、

自分自身を知る者は、賢明な人である。
他人に勝つ者は力があるが、
自らに勝つものには及ばない。
足るを知り、満足することを知っている者は本当に豊かな人であり、
努力する者には志がある。
自分の本来の居場所を見失わなければ長生きし
死に捉われず、志が滅びなければ寿(命)は長い。

 (この漢文の解釈は様々で特に最後の「死而不亡者壽(死して而(しか)も亡びざる者は寿し)」の解釈が難しく色々な解釈が出ていますが、私なりの解釈にしています)

 という事。

 

またこの孟子の言葉とともに

仏教の世界での「足るを知る」の解釈に違う点があり、

この言葉ひとつにも様々な解釈があり、

世界の深みを思います。

 

今世界はAIによる恩恵を様々なところで受けていますが、

AIはかなりの電力を消費するのだそう。

ビッグデータを24時間検索するのですから、

そりゃあかなりの電力が必要なんでしょうね。

そのことも影響しているのかAI先進国アメリカは

世界で最も原子力発電所があり、

事故を起こしたあのスリーマイル島の原発も再稼働させ、マイクロソフトに供給しているのだとか。

 

 

日本の2025年度国家予算案は

115兆5415億円で過去最大だとか。

税収見込みは78兆4400億円であとは国債発行等で補填されるわけですが、

この発行額が28.6兆円で17年ぶりに30兆円を下回ったという記事をよく目にしますが

結局毎年国の借金が増えているわけです。

 

私達は生きていく上で色々な局面で選択する必要に迫られますが、

その判断のもとにあるのは「自分にとってより良い明日を迎えられるか」ではないでしょうか。

明日笑っていられても遠い将来につけがまわって後悔しないために

意味のある選択ができるかどうか。

果てしない欲望を満たすために頑張ることが成長につながるからこそ邁進するのか

「満足することを知る」ために自己研鑽を重ねていくのか

どちらが本当に豊かな人生なのか。

 

これは本当にその人の価値観によるし、「豊かな人生」の捉え方は様々だと思います。

 

私達は今AIや膨大な国家予算により便利で快適な生活を享受しているのは事実で

この生活を手放すことが出来るのかとも思います。

 

それでも「足るを知る」事が出来るように私は生きたい。

それが私の「ありたい自分」だからです。

 

 

今年、貴方が「ありたい自分」で過ごせますよう。

 

2024-12-29 20:00:00

Paypay!

あと2日で2024年も終わりますが、

如何お過ごしですか?

今年は27日仕事納めの方が多かったのではないかと思います。

毎年お正月準備に大晦日までバタバタ走り回っている私。

とにかく大晦日の除夜の鐘を聞くまで

大掃除にお正月準備に..とバタバタしております。

 

 

バタバタの中、美容院に行ってきた私。

美容師さんとの会話も年越しの話に。

「知ってます?最近Paypayでお賽銭納められる神社やお寺があるらしいですよ」

とおっしゃる。

 

な。。なんと!

 

衝撃を受けたものの、「賽銭泥棒防止には良いよな」とも思い。

でもなんだかなあ..。

だって、厳かであろうお参りの場で

あの「Paypay!」という楽し気な音が鳴り響くわけですよ!

それとも厳かな別の音に変えているのかな?

と美容師さんにお聞きすると、

「いえ、私が見たニュースではあの「Paypay!」でしたっ」と。

 

うーん..。

そもそもお賽銭は神様や仏様に御礼のために納めるのではないの?

Paypayで伝わるの?私の感謝の気持ちがっ!

とそこまで考えてふつふつと疑問がわいてきました。

「そもそもお賽銭は御礼なの?」と。

「そもそもお賽銭は何のために納めるの?」

 

で、調べましたとも。

やはり神仏に「感謝の気持ちをお伝えするため」に納めるものなのですが、

何に感謝するのかというと

「神仏から受けた福」に感謝するためで、

決して「お願いごとを成就して頂くための対価」ではないので、

だからお賽銭の金額は自由で、

「感謝の気持ちの分」だけ納めればよいのだと。

だから語呂合わせで例えば500円玉の場合、

硬貨の中で一番高額なので「これ以上の効果はない」→「今以上に良くはならない」

と避ける人もいるようですが、

お賽銭は「感謝の気持ちをお伝えするため」なので気にする必要はないとのこと。

ふーむ、なるほどっ!

で、Paypay。

導入を決めたお寺のお話によると

「お賽銭は「欲を手放す」という趣旨もあり、「現金でやるからこそ」の意見もあったが、

「賽銭したい「気持ちに違いはない」と導入を決められたとの事。

背景にはインバウンドの外国人観光客や若い世代で現金や小銭をほとんど持っていない人が多く

「お賽銭をしたくてもできない」、「しづらい」という声があったからだとか。

 

そして送金の仕組みを使うので、手数料は発生しないが法人向けのPaypayビジネスアカウントの手数料は寺院側が負担するとのこと。

 

そりゃそうかあ。

 

 

お賽銭に電子マネー。

とうとうそんな時代になった2024年暮れ。

 

良いお年をお迎えください。

2024-11-17 20:18:00

日々是好日

今日11月17日は母の命日で、

高野山に行って参りました。

トップページの写真2枚、今日の高野山の写真にしております。

紅葉がちょうど見頃で綺麗でした。

高野山1.jpg

毎年同じ日に訪れるのですが、毎年景色が違います。

昨年は紅葉も終わりかけでほとんど残っていなかったなあ。

 

奥の院の弘法御廟への道すがら、

年々母に対する気持ちが変わっていくなあと思いながら歩いていました。

歳を経る毎に、見えていなかったことが見えてきて

「会いたいなあ」と思います。

 

会って話したいことがいっぱいあるよ。

 

壇上伽藍から霊宝館に抜けて

高野山駅行きバスに乗るため近くのバス停を探していたら

なんとも垢抜けた女性3名がバスを待っておられたので

その後ろに並んでバスを待っていたのですが、

..なかなか来ない。

13分のはずが20分近くになっても来ない。

 

それまで楽しくおしゃべりしていた3名、

(食べ物の味付けの話をされており、その会話もなんとも素敵でした)

「なかなか来ないわねえ」と心配されはじめ

スマホを見ながら、

何方かが

「ちょっとここには止まらないみたいよ!」

と叫ばれ

「メイン通りにしか止まらないようなのよ!ほらっ!」

「まっ大変メイン通りに出なきゃ!」

で、後ろに並んでいた私に

「このバス停にバス来ないらしいですよっ!」

とおっしゃりながら走り出す3名。

年齢は多分私と同じかやや上の方々。

..速い速い。

私も必死で走りましたとも!ええ!ええ!

大人になってからこんなに必死に走ったことはなかったのではなかろうか。

100メートルほど走ったところで

なんとメイン通りからバスが元居たバス停めがけて1直線に走ってくる。

「えええええ!」と叫びながら踵を返し垢抜けた3名と大阪のおばちゃん1名が

容赦なく追い抜くバスに「待ってーっ!」と手を振りながら

走りましたともー!全速力で!

 

なんとか間に合って、私に必死に謝られて、

「運動になってよかったです!間に合ったし」と私。

「でもさあ」

「なんだか楽しかったよね!」

「ほんと、漫画みたいだったわ!」

「高野山、最後走って終わるなんていいじゃない!」

と3名が楽しそうに笑い、私も笑った笑った!

 

ありがとうございます。

何とも心寂しかった私の旅を楽しくしてくださって

本当に、ありがとう。

 

こういう日を

良い日というんだな。

 

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