日記

2024-11-17 20:18:00

日々是好日

今日11月17日は母の命日で、

高野山に行って参りました。

トップページの写真2枚、今日の高野山の写真にしております。

紅葉がちょうど見頃で綺麗でした。

高野山1.jpg

毎年同じ日に訪れるのですが、毎年景色が違います。

昨年は紅葉も終わりかけでほとんど残っていなかったなあ。

 

奥の院の弘法御廟への道すがら、

年々母に対する気持ちが変わっていくなあと思いながら歩いていました。

歳を経る毎に、見えていなかったことが見えてきて

「会いたいなあ」と思います。

 

会って話したいことがいっぱいあるよ。

 

壇上伽藍から霊宝館に抜けて

高野山駅行きバスに乗るため近くのバス停を探していたら

なんとも垢抜けた女性3名がバスを待っておられたので

その後ろに並んでバスを待っていたのですが、

..なかなか来ない。

13分のはずが20分近くになっても来ない。

 

それまで楽しくおしゃべりしていた3名、

(食べ物の味付けの話をされており、その会話もなんとも素敵でした)

「なかなか来ないわねえ」と心配されはじめ

スマホを見ながら、

何方かが

「ちょっとここには止まらないみたいよ!」

と叫ばれ

「メイン通りにしか止まらないようなのよ!ほらっ!」

「まっ大変メイン通りに出なきゃ!」

で、後ろに並んでいた私に

「このバス停にバス来ないらしいですよっ!」

とおっしゃりながら走り出す3名。

年齢は多分私と同じかやや上の方々。

..速い速い。

私も必死で走りましたとも!ええ!ええ!

大人になってからこんなに必死に走ったことはなかったのではなかろうか。

100メートルほど走ったところで

なんとメイン通りからバスが元居たバス停めがけて1直線に走ってくる。

「えええええ!」と叫びながら踵を返し垢抜けた3名と大阪のおばちゃん1名が

容赦なく追い抜くバスに「待ってーっ!」と手を振りながら

走りましたともー!全速力で!

 

なんとか間に合って、私に必死に謝られて、

「運動になってよかったです!間に合ったし」と私。

「でもさあ」

「なんだか楽しかったよね!」

「ほんと、漫画みたいだったわ!」

「高野山、最後走って終わるなんていいじゃない!」

と3名が楽しそうに笑い、私も笑った笑った!

 

ありがとうございます。

何とも心寂しかった私の旅を楽しくしてくださって

本当に、ありがとう。

 

こういう日を

良い日というんだな。