日記

2023-06-25 20:00:00

アサーションその3

一週間のうちに、色々な出来事があるものです。

 

特に力のない子供が犠牲者になる事件はたまらない。

 

先週に引き続きアサーションです。

 

なぜ、私達は自分も他人も尊重するアサーションというコミュ二ケーションが必要なのか。

それは、自分も他人も、全ての人が等しく尊重されるべき存在だからです。

貴方を尊重する人を蔑ろにすることはないでしょう?

それは相手も同じです。

 

 

ここで、アサーティブな表現方法をご紹介します。

アサーションはDESC法という表現方法を活用します。

D(Describe)描写:

状況や対応する相手の言動を客観的に描写する。事実を描写するのであり、相手の意図、動機、態度を述べるのではない。

 

E (express,explan,empathize)表現する・説明する・共感する:

状況に対して自分が感じていることを表現する。自分の主観的な気落ちを表現したり、他者の気持ちへの共感を伝える。「私」を主語に、自分の感情や気持ちを明確に、ただしあまり感情的にならずに述べる。

 

S(Specify)特定の提案をする:

相手、または自分の特定の言動の変化について提案する。他者に望む行動、妥協案、解決案なども含まれ、具体的で現実的に、命令や支持ではなく提案として言語化する。

C(choose)選択する:

提案した言動が実行されたとき、あるいは実行されない時の療法の結果を考え、想像し、それに対してどういう行動をするのか、具体的で現実的な選択肢を示す。

 

例えばこんな感じです。

上司に急な仕事を頼まれたとします。
でも今別の急ぎ仕事がある。あなたならどう対応しますか?
DESC法ではこんな感じです。
•D(描写):今、明日までにしなければならない〇〇という仕事があります。
•E(説明):今新たにこの仕事を引き受けてしまうと、私は〇〇が間に合うかどうか不安で、間に合わない場合、かえってご迷惑をおかけするのではと心配です。
•S(提案):この仕事の期限はいつまででしょうか?〇〇以降であれば、着手できます。
•C(選択):(上司が承諾したら提案したとおりに対応し、 承諾しないときは上司と相談する)

これ、「当たり前のようにやってるわ!」という人もいらっしゃるでしょうが、

たとえば高圧的に有無を言わさず当たり前のように命令する上司に対しては

怖くてなかなか言えなかったりするわけです。

特にあまり自分が評価されていないなあと思っている人は

ついつい「はいっよろこんでっ!」と受けてしまい、結果どちらの仕事も上手くいかず、余計に評価をさげるという負のスパイラルに陥ってしまうわけです。

でも上司から見ると、自分の置かれている状況を客観的に的確に説明でき、意見が言えて相談できる部下は有難いですよね。

 

なぜ私達は常にアサーティブに人に接することが出来ないか?

については色々原因がありますが、

まず、私達は等しく尊重されるべき存在であるということ(貴方も私も上司も部下も親も子供も)を忘れてしまう、あるいは理解していない。

そのため、物事の見方や考え方がアサーティブになっていない。

なにより「自分自身の考えや気持ちが不明確であったり、把握できていない」から
結果や周囲を気にしてしまう。
のではないでしょうか?

「アサーティブな表現方法や伝え方を、スキルとして習得していない。」

ということは勿論大きいですが、

まずは自分自身の考えや気持ちを明確にすること、

「ありのままの自分」がどんな自分なのかを知り、

自分自身を承認していくことが第一歩だと思います。

笑顔でいるために是非、まずは最初の第一歩を歩みだしてください。

そのお手伝いをしますよっ!

どうかお気軽に相談してください!

 

 

 

2023-06-18 08:30:00

アサーションその2

前回に続いて「アサーション」についてお話したいと思います。
生活している中で、仕事をしている中で常に自分も他人も尊重する「アサーティブ」な心持で人と接することが出来ればよいのですが、その時の状態や誰と接するかによってはなかなか難しい。
時には「非主張的(ノンアサーティブ)」になったり、「攻撃的(アグレッシブ)」になったりします。
まず非主張的(ノンアサーティブ)について考えてみましょう。

自分の気持ちや考えを表現しなかったり(できなかったり)、

あいまいな言い方になったり、言い訳がましくなったり、消極的な態度をとったり。

 

特に上司や自分より社会的地位の高い人に対してはノンアサーティブになりがちではないでしょうか?

 

これらは、一見、相手に配慮しているように見えるかもしれません。

しかし実際には、自分を大切にしていないし、

自分の気持ちには不正直になっているので、ノンアサーティブに人と接したときは

なんだか卑屈な気持ちになったりもやっとしませんか?

 

だからこそ、その結果、自分の中に劣等感や諦めの気持ち、相手に対する恨みがましい気持ちやわかってもらえなかったといった、傷ついた感情も残ります。

 

では相手はどうでしょう?

 

貴方がノンアサーティブな対応をされた場合、どういう気持ちになりますか?

なんだかへんな優越感がわきませんか?

あるいはもしかすると、憐みや罪悪感や、「なんでそんな風に卑屈に接するの?自分が嫌にならない?」と苛立ちすら感じるかもしれません。

両者にとってあまり後味の良いものではないですよね。

 

では「攻撃的(アグレッシブ)」な対応をしてしまう場合はどうでしょう?

 

ノンアサーティブとは逆に、後輩や部下、自分より立場の弱い人、それこそノンアサーティブな人に対しつい高圧的になってしまっていませんか?

アグレッシブな対応をするとしっかり自己主張できる反面、

相手の言い分や気持ちを無視・軽視して、大声で相手を責めたり怒鳴ったりするだけではなく、自分勝手な行動をたり、不当に非難や侮辱をしたり。

結果的に相手の気持ちを害したり、相手を不当に見下したり支配したりすることにもつながります。

 

ハラスメントの臭いがぷんぷんしますね。

 

ただ、こうした言動は、実際には空威張りや防衛的であることが多く、後になって行った本人も後悔をすることがあります。

攻撃的な対応をされた相手は傷つき、恐れや怒りといった感情が残ります。

 

 

どうして私達は状況や相手によって攻撃的になったり、非主張的になったりするのでしょうか?

全ての人が相互尊重や対等な関係性(アサーティブ)の中で生きていけたら、争うこともなく、いじめの問題もおこらず生きやすくなるのに!と思いませんか?。

 

でもね、これ、本当に難しい。

「だってさあ。私一人がアサーティブに接しようと頑張っても、周りの人がそうじゃなければだめじゃん!」

と思われた方。

そう思いますよね?

 

でもね、職場や家庭、自分の置かれている環境の中で 貴方1人が根気よくアサーティブに接することを続けていると、

まわりはどんどん変わっていきます。

 

これ、間違いなく本当です。

 

1人の力がダイナミックに組織を生返らせることは色々なシーンで見て来ました。

例えば新入社員や配置異動で新しい人が入ってくると少し組織に変化が生まれませんか?

私達はお互いの影響をしっかり受けています。

貴方が部下や後輩をもつ立場にある人なら効果は覿面です。

是非、貴方から始めてみてください。

次回はアサーティブな接し方を掘り下げていきます。

また是非お付き合いください。

2023-06-11 09:30:00

アサーションその1

前々回、ちらっと書きましたアサーション。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

 アサーションとは「相手の立場や権利を侵すことなく、自分の意見、感情、権利を抑圧せずに適切に表現する行動」

 であり、自己と他者を公平に尊重することが前途となるものなので

「角が立たないように自分の意見を伝えたいけれどもどう言えばいいの?」

 「部下に注意したいけれど、どう言えばいいだろう」

等々、対人関係に悩んでいる方、ぜひ一読ください。

 

Assertionを直訳すると「主張」「断言」を意味する名詞で、

「アサーション権」なるものがしっかり定義されています。

「アサーション権」は誰しもが持っている権利です。

多岐にわたるのでいくつか抜粋します。

「アサーション権」抜粋

•誰からも尊重され、大切にしてもらう権利
•誰もが他人の期待に応えるかどうかなど、自分の行動を決め、それを表現し、その結果について責任を持つ権利
•誰でも過ちをし、それに責任を持つ権利
•支払いに見合ったものを得る権利
•自己主張をしない権利
•他人と違う権利      等々。

 

うん?「責任を持つ権利」?

 

そうです。アサーションは責任を持つ権利を伴うのです。

 

対人関係の持ち方は大きく以下の3つのタイプに分けられるのではないかと思います。
1.自他ともに尊重する「アサーティブ」
2.常に自分よりも他者を優先し、自分のことを後回しにしがちな「非主張的」または「ノンアサーティブ」
3.自分本位であり、他者を踏みにじるようなやり方をする「攻撃的」または「アグレッシブ」

 

日頃から「自他ともに尊重する「アサーティブ」」に人に接することができればいいけれども、先日の私のように感情に流されるとなかなか「アサーティブ」には接することが出来ないものです。

 

なぜ、状況に応じて「アサーティブ」になれないのか?
次回、この3つのタイプをもう少し詳しく紐解き、そのへんのところを探っていきたいと思います。

 

また是非お付き合いくださいっ!
2023-06-04 20:00:00

紫陽花

凄い雨でしたね。

被害にあいませんでしたか?

 

私の住んでいる地域は避難勧告がでている世帯もあり、

何度もスマホからアラームがでて、どきどきしながら過ごしていました。

(なんとか無事でおります)

被害にあわれた方、謹んでお見舞い申し上げます。

 

小さいころ、近所に住む従兄妹の家が川の水位より低い場所にあって、

大雨になり川が氾濫すると、

青年団の方々や村の有志の方々が駆けつけてくれて皆で従兄妹の家を守ってくれて、

母をはじめ親戚のおばちゃん達はうちの台所で大きな丸いおにぎりを一生懸命握って

いりごまをふって餅箱いっぱいにしていたことを覚えています。

普段は結構仲の悪い(え?)人達も、こういう時は必死に助けあっていて、

今思えば、わからないながらもこういう姿を折に触れ見てきたから

「生きる力」を無くすことなく今までやってこれたのかもと思います。

 

数年前他界した母は紫陽花が好きで、時折投稿していた短歌の雅号は紫陽花でした。

「母は紫陽花が好きだった」という話をご近所にお住いの人生の先輩Tさん(男性)にふと話したことがあり。

それ以来、Tさんはご自宅で育てている紫陽花が咲くと「お母さんに」と

ペットボトルを半分にきって花瓶にしてくれて持ってきてくださるのです。

 

若いときはわかったつもりになっていたことが、歳を重ねると何もわかっていなかったことに気づき、

老いてはいきますが、本当に、歳をとらないとわからないことが沢山あって。

見える景色もいっぱいあって。

だからね、どんな事があっても、ぎりぎりまで踏ん張って生きていこうと思います。

 

 

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2023-05-28 22:20:00

恥しかった出来事

先日閉店間際のスーパーに行ったら、

坂本龍一さんが作曲された「ラストエンペラー」のテーマ曲が流れてきて、1日の疲れが吹っ飛ぶような有難い気持ちになったのですが、そんな中半額シールが貼られるや否や惣菜コーナーに群がる人達(私も含む)

そして、あっという間に空に近くなった惣菜コーナーでぽつんと残るかつおの唐揚げ。

バックグランドミュージックは「ラストエンペラー」

なんともシュールな。

 

 

先日近所の公園を通りかかった時、小学生が6~7人集まってなにやらごちゃごちゃ話していて。

しばらく歩くと知り合いの女性Aさん(私より10歳ほど先輩)がずっとその小学生を見ていらっしゃいました。

「何事ですか?!」と私。

「この公園、ボール遊びしたら駄目なのに毎日のようにサッカーしているから注意したんよっ」

「ボールで公園の中の木や花にばんばん当てるから、どんどん植物が駄目になってるのよ!

ここまで育てるの大変やのにっ!一度駄目になったらどうしようもないのよっ」

(この方は自宅でいっぱい植物を育てていらっしゃるのです。)

「注意しても「こんなおばあちゃんが何言うてんねん」って感じで馬鹿にして聞かないのよっ!」

とかなりの御立腹。

「それは腹立ちますね、ほんまにっ」

「あの子たちはわからんのやと思いますよ、自分達がどれほど草木を傷つけているのか..。」

「きっと○○小学校の子達ですよね、小学校に言いましょうかっ」

と怒りが込み上げてきた私。

するとAさん、「そんなことせんでええよ。」と言いながらうーんと考え

「もう一回言ってくる!」と小学生の中に入っていかれました。

(私は用事があったのでその場を立ち去りました)

 

しばらくして「赤たまねぎ要らない?」と袋一杯に自家農園をされているご主人が収穫された赤玉ねぎを自宅に持ってきてくださり。

「どうでした?」とお聞きしたところ、

「みんな上手すぎてボールがよく飛ぶから公園の人が一生懸命育てている木とか花に当たるねんよ。

そうしたら、その植物は駄目になってしまうから可哀そうやろって話したらわかってくれたわ。」

とのこと。

 

おお。。

 

「怒るだけやったらあかんね」と。

 

うん??

 

どうも私の怒っている姿を見て冷静さを取り戻しどうすればあの子たちに響くか考えたとのことで。

 

 

Aさん、グッジョブ!

 

そして私、冷静になってみると、

「小学校に言いつけてやる」という解決方法、

小さい頃いじめっ子に言い放っていた

「先生に言うたる」とどう違うねん。。

 

アサーション(相手を尊重しつつ自分の意見を伝えるコミュニケーション方法)や色々なコミュニケーション技法を習ってきているのに。。

 

本当に恥ずかしいことでございます。。

 

出直してきます..。