日記

2022-12-24 18:43:00

痛みを聴くこと

皆様、メリークリスマス🎄

如何お過ごしですか?

今週火曜日夕方、心斎橋を歩いていたら

エルメスブティックに若い男女の行列が出来ていました。

御堂筋のイルミネーションも綺麗で

コロナ前と変わらぬ光景に感慨深く。

頼もしいぜっ若者よっ!

 

カウンセリングをしていると

痛みの受け止め方に悩むことがあります。

この夏に私腸閉塞で救急車で運ばれたのですが、

救急隊員の方から始まり退院までに幾度となく聞かれたのは「今の痛みは10段階でいうとどの位?」

でした。

手術を受ける前は「10です!10!こんな痛み初めてです!」を連呼し、

心の中では「あんたの10と私の10は違うんちゃうん!意味あるん?いたたたっ」と叫んでおりました。

容態が落ち着いて、看護師の方と痛みの話をしていた時

「そうなんですよね。患者さんが痛い痛い言うけど、自分はその病気に罹ったことないから、その痛みがどんなものかわからないんですよね。」とぽつりとおっしゃいまして。

痛みに限らず人によって基準は違うから、

例えばもうすぐ着きます!

を10分後に着きます!

と数字を使うと話手聞き手の基準は統一されるわけで。

私の場合、「10です!10!」を連呼していたら、

「今まで経験した事の無い痛みなんやろな、きっと」

の判断にはなりますもんね。

カウンセリングで最初は無表情で話していらっしゃる方が、何かの言葉をきっかけに感情が湧き出るように、激しく泣かれる事があります。

それまでは感覚が麻痺していたけど、

とても痛かった事に気づいた

そんな感じです。

でも痛みの因は何処にあるのか。

なんとなくはわかるけど、確かじゃない。

どの位の痛みなのか。

耐えられないほどの痛みなのか。

あなたにとって耐えられない痛みはどの位の痛みなのか。

わからない。

数字で測れるものではない。

だからこそ聴く。一生懸命傾聴する。

共感する。受容する

協働作業をする。

養成講座で学んだカウンセリングの基本中の基本が今更ながらとても響いています。

共に考えましょう。

一生懸命考えましょう。

(誰に言うてるねん(-_-))

よい週末をお過ごしください。

(パエリア頑張りましたっ映え写真が撮れず恐縮です)

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2022-12-18 08:15:00

子供は贅沢品

お世話になっている事業所で、

とても良くしてくださっているご夫婦に

待望の2世が誕生しました㊗️

いやあ、めでたいっ💕

注文した御出産祝が届き

これです↓うっかわいいっ(≧∀≦)

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幸せな気持ちでしげしげ眺めていたら

テレビから「もう一人子供がほしいけど、育てるために2000万円はかかるから、どうしようかと思っている。

子供は贅沢品ていわれているんですよ」という話が聞こえてきました。

来年出産育児一時金が50万円になる事をはじめいくつかの少子化対策が打ち出されでいますが、保育士の園児虐待の背景にある人手不足や補助金制度の仕組みの問題点や、問題は山積みやなぁとしみじみ思います。

リタイアした知り合いがボランティアで地域の学童保育のサポートをはじめられましたが、

「お迎えが来るまで預かっているんだけど、ちょっとしたことでもクレームをつける親御さんがいるので何かあったらと思うと怖くてやめようかと思っている」とのこと。

子供達は未来。

次世代を担う大切な宝。

贅沢品ではなく宝。

御出産祝いをみつめながら

色々な思いを馳せる寒い朝です。

 

2022-12-16 17:00:00

国民皆保険制度

師走ですね。

一年あっという間。

「このあいだ明けましておめでとう言うたのになあ」

「せわしないなあ!」がこの頃のあいさつになっています。

(「せわしないなあ」は大阪の方言なんですね。標準語変換すると「忙しいなあ!」か。なんだかニュアンスがちょっと(-_-))

数年前にIT系の会社を退職してから、国民健康保険に加入しました。

実は私、今年の7月に救急車で運ばれ、腸閉塞の緊急手術→そのまま入院

という経験をしました。

そして先日、「医療費のお知らせ」がきたのですが、

その内容を見て私は心の中で叫びましたよ。

「ブラボー!」(←すみません。。つい)

 

私堺市民なのですが、

救急車で運ばれた病院が堺市立総合医療センターで

この病院に運ばれたことがとても幸運だったのですが、そのことについてはまた別の機会に。

で、医療費。

退院時清算にあたりご担当の方が病室にいらっしゃり

「高額療養費申請されますか?」と聞かれたので迷わず「はい!」と。

すると病院で手続きをしてくださり、

退院時の自己負担額は個室(室内にシャワールーム、トイレ、Wifi完備)を利用したにもかかわらず

「命を救っていただいた上にこんな金額でよいのですかっ??」

と申し訳なく思ったほどでした(個室利用費は堺市民の場合割引あり)。

今回「医療費のお知らせ」で10割負担額を初めて知ったのですが約150万円で

「そうやんな。そのくらいはかかってたよな。。」と

自己負担額は想像にお任せします(←)が生保の医療特約で得た保険金の3分の1程度だったので

とても有難かったのでした。

 高額医療費の自己負担限度額は所得区分(標準報酬月額)によって結構な差がありますので

ご参考までに厚労省の説明資料をはっておきます。

 高額療養費制度を利用される皆さまへ (mhlw.go.jp)

 

今回私は「国民皆保険」制度の恩恵を受けたわけですが、

この制度は相互扶助に基づく世界に誇れる制度だと思います。 

この「国民皆保険」制度が破綻寸前になっています。

原因は、医療費の収支バランスが崩れてきていること。

自己負担額以外の費用は現役世代と事業主の納める健康保険料と公費からまかなわれていますが、

支払われる医療費の比重が大きく、現役世代と事業主の支払う健康保険料だけではまかなえず、

国民皆保険制度を維持するために赤字部分に公費を投入しているのが現状です。

日本の少子高齢化はますます進み、2025年には50歳以上の割合が人口の半数を超えるといわれており、

このままでいくと「国民皆保険制度は破綻する」と危惧されているというわけです。

そんな中、私達は何が出来るのでしょうか?

 今後の日本の医療制度の在り方をしっかりと見据え、自らのいざという時のためにしっかり備えていくことなのかもしれません。

そのような事を色々考えているうちに「いざという時に助け合えるようなネットワークづくり」をはじめようと思い立ちました。

「いざという時のために」出来る支援をどんどん考えていきます。

NPOを立ち上げようかとも思っています(調べると既に色々やっていらっしゃるNPO法人がちらほら)

 今後ともよろしくお願いいたします。