日記
2023-06-04 20:00:00
紫陽花
凄い雨でしたね。
被害にあいませんでしたか?
私の住んでいる地域は避難勧告がでている世帯もあり、
何度もスマホからアラームがでて、どきどきしながら過ごしていました。
(なんとか無事でおります)
被害にあわれた方、謹んでお見舞い申し上げます。
小さいころ、近所に住む従兄妹の家が川の水位より低い場所にあって、
大雨になり川が氾濫すると、
青年団の方々や村の有志の方々が駆けつけてくれて皆で従兄妹の家を守ってくれて、
母をはじめ親戚のおばちゃん達はうちの台所で大きな丸いおにぎりを一生懸命握って
いりごまをふって餅箱いっぱいにしていたことを覚えています。
普段は結構仲の悪い(え?)人達も、こういう時は必死に助けあっていて、
今思えば、わからないながらもこういう姿を折に触れ見てきたから
「生きる力」を無くすことなく今までやってこれたのかもと思います。
数年前他界した母は紫陽花が好きで、時折投稿していた短歌の雅号は紫陽花でした。
「母は紫陽花が好きだった」という話をご近所にお住いの人生の先輩Tさん(男性)にふと話したことがあり。
それ以来、Tさんはご自宅で育てている紫陽花が咲くと「お母さんに」と
ペットボトルを半分にきって花瓶にしてくれて持ってきてくださるのです。
若いときはわかったつもりになっていたことが、歳を重ねると何もわかっていなかったことに気づき、
老いてはいきますが、本当に、歳をとらないとわからないことが沢山あって。
見える景色もいっぱいあって。
だからね、どんな事があっても、ぎりぎりまで踏ん張って生きていこうと思います。