日記

2025-06-08 21:00:00

お互い様

「母が紫陽花好きだったんですよ」

この一言をきっかけに

毎年この時期になると紫陽花を届けてくださる方がいらっしゃいます。

「今年は出来が悪いんや」と言いながら届けてくださった花は

とても綺麗!

アジサイ_2025.jpg

本当にありがとうございます。

 

 先日エアコンクリーニングをしていただきました。

2台のエアコンクリーニングと室外機清掃と抗菌コートをお願いしたのですが、

おひとりで9時からいらして完了が13時過ぎ。

丁寧な説明の後休みなく黙々と作業をされる。

仕事も丁寧でした。

 

一方、

作業日の日時を決めるためやり取りをした受付担当者の要領が悪く

(対応自体は丁寧なのですが)

作業日時の確定までのやり取りは7回(スマホに残っている着信履歴の回数)

「これで調整できなければ別の業者に依頼しますっ!」と言い放って

やっと確定したという経緯がありました。

申し訳ないですが、

この経緯は最後に渡されたアンケートにしっかり書かせていただきました。

 

 

もしかするとその受付担当者は

「お前のせいで会社の評判おとしている」

「いくら頑張ってもお前みたいな社員がいるから楽にならんのや」

「頑張っているのがあほらしなってくる」と

怒られる日々なのかもしれません。

あるいは陰口を叩かれているかもしれません。

でも言われている当人は

「私一生懸命頑張っているのになんで報われないんだろう」

と思っている(かもしれません)。

そして「何も響いていない」ように見えて、

それに余計にいらっとしてまた非難されてしまう。

 

これ、職場あるあるではないでしょうか。

 

 私がいた職場で同僚がよく言っていた言葉

「会社を神輿として、社員が担ぎ手だとしたら、

1割が旗振り役で、

3割が一生懸命担いで、

3割が担いでいるふりをしているけどただ歩いているだけ。

あとの3割はぶら下がっているだけ。」

これがもっともらしく聞こえて

当時の私にはかなり説得力ありました。

 

ですがいろいろな方のもやもやをお聴きしていると

ある人から見ると会社という神輿にぶら下がっているように見える人も

その人はその人なりに一生懸命担いでいるのだなあ

と思うことがよくあります。

そしてその人は「あの人がぶら下がっているから私がしんどい」

と別の人を非難したりもします。

 

もしかすると

一生懸命神輿を担いでいると思っている貴方は

ある人から見るとぶら下がっているだけに見えているかも知れません。

貴方のせいで、私の負担が増える

と思われているかも知れません。

 

お互い様なんですよね、結局。

 

もし仕事上の失敗が多い人に

「私もこのあいだミスしたわ、お互い様やん」

と声をかけるだけで、

その人の失敗は少なくなるかもしれません。

もしかすると「失敗してまた評価を落としたくない」

という緊張からミスを繰り返してしまっているのかも。

最初は申し訳なく思っていたけれども

何度も非難されているうち自己防衛から

意固地になったり他責に走ってしまっているのかも。

 

「お互い様」という言葉は、居場所を作ってくれますね。

いい言葉だなあ。