日記

2023-10-29 22:00:00

仕事の捉え方

トップページの写真を変えました。

長居公園の最近の様子です。

すっかり秋ですね。

 

「あなたにとって仕事とは何ですか?」と聞かれたら貴方はどう答えますか?

以前参加したセミナーで

「ゲームのようなもの」という発言がでてびっくりしたことを覚えています。

それも一人からではなく数人の人から出た言葉で

その発言をした人達はいずれも有名企業に勤めている若者だったことも印象的でした。

 

「「依頼された仕事」というラスボスに向かって冒険の旅にでた私は

途中色々な敵と戦いながら進みラスボスを倒し頭の中でエンドロールが流れたらてコンプリート」

という感じでしょうか。

最初聞いたときはびっくりしましたが、

考えてみるとメンタルへルス的にはよいかもしれないなあなんて今は思います。

  

どんな仕事も自分が受けた仕事は責任をもってやり遂げるからこそ、それに対し報酬を得ることが出来るわけで、

そこから信用が生まれていくと思うのですが

色々な方にカウンセリングをしていく中で、

この「自分が受けた仕事は責任をもってやり遂げる」ことに重きを置かない人が結構いるなあと感じます。

 

「仕事を依頼される」→

「依頼された仕事の内容にわからないところがあるが聞くと恥ずかしいしどう聞けばいいかわからない。」

となりそのまま放置し結局期限までに間に合わず、

あるいは自分の間違った解釈で仕事をすすめ

 依頼した上司や同僚が慌ててフォローする。

なんてことを日常的に起こしている人が少なからずいるということを

私は最近知りました。

 

困り果てた事業主の方から相談を受けカウンセリングをするのですが、

本人は「自分は一生懸命仕事をしており」

「きちんと仕事の内容を説明してくれたらちゃんとできるのに」

とローパフォーマー扱いされることに対し憤りを感じている人がほとんどです。

認められないことへの承認欲求が高じて他責に転じているというところでしょうか。

 

どのようにカウンセリングを進めようか?

と悩むことしきりです。

ですが、どうすれば会社も本人も良い方向に向かうのか

ひたすら考えて向きあっています。

 

最近接客業でお客様から店員の態度についてクレームが来ても

そのことで辞められたら人材が確保できないから

注意しないという話を聞きます。

 

 この人材不足の世の中、

私は何をすればよいのか。

 

ひたすら考えたいと思います。

 

 

 

2023-10-15 21:40:00

小さなことからコツコツと

秋ですね。

有難いことに酢橘を沢山頂いたので

酢橘を絞ってめんつゆで割って即席自家製ポン酢を作ったのですが、

これがほんま美味しいっ!

頂いたときは「こんなにいっぱいどうすればええねん!」と実は心の中で困っていた私。

(ごっごめんなさい)

で、「酢橘 大量消費」でネット検索して悩んだ挙句ポン酢を作ったのですが

(ただ酢橘を絞って市販のめんつゆで割っただけなんですけどさ)

頂かなかったらこの感動的な味に出会わなかったわけで、

些細な事ですがこういうことって尊いなあと思います。

 

口下手でなかなか自分の意見をきちんと伝えることができない事を悩んでいる青年と

向き合う機会が最近あるのですが、ある時こんなことを言いました。

「このあいだ空を見あげた時「空青いなあ」とつい言ったんですよ。

なんで空を見て「空は青い」と言えたのかって考えた時に

僕は空という言葉や青いという言葉を知っているからこそ自分の気持ちを正しく伝えることが出来ることに気づいたんですよ!

僕は言葉を知らなさすぎるからなかなか自分の意見がきちんと言えないことに気づいたんですっ!」

と目をキラキラさせて言うわけです。

「おお!そのことに気づいた○○君におばちゃん感動したわっ!

そういう君のことを一般的に「語彙力がない」と言うけれども、

語彙力をつけるにはどうすればいいと思う?」

と聴くと

「うーん。。そこなんですよねーっ」

 

...。そこかあ。

 

「せっかく仕事の勉強するために何冊か本買ったということなので、

しっかり読み込んでみるところから始めてみるのはどうだ?」

と言うと、

「僕本読むと頭痛なってあかんのですわーっ」

 

お、おまえ。。

 

「最初は1行だけ読んで内容を理解したら次の行を読んでというように進めたらいいと思うよ。

最初はしんどくても内容がわかってくるとだんだん楽しくなってくるよ、きっと!

小さなことからコツコツと!やで!西川きよしやでっ!」

と大阪のおばちゃん丸出しで「ええこと」言ったわけですが、

「え?西川きよしがなんで「小さなことからコツコツと」なんすか?」と青年。

 

あ、そこ?

 

なかなか道のりは遠いけどまずは1歩、「なりたい」自分に近づくために

自分の意見をきちんと伝えられる自分に近づくために

踏み出そうよ、青年。

おばちゃんも君の力になれるようにコツコツと頑張るからさ。

 

2023-08-27 20:20:00

物心両面の幸福を追求する

昨日外出の支度をしながらテレビをつけていると、偶然京セラ創業者稲盛和夫氏のインタビュー番組が放送されていて、急いで録画して外出。帰宅後いそいそと録画を再生しようとしたら、どうも録画開始10分ほどでもともと予約していた「ブリティッシュベイクオフ」という番組の録画が始まり敢え無くインタビュー番組の録画が中止されており..。とほほ。

(「ブリティッシュベイクオフ」は腕に自信のあるアマチュアベイカーが(人種も年齢も性別も関係なく)オーブンで焼くお菓子やケーキやパン作りの腕だけで競うイギリスの番組です。)

ですが、その10分の間に話されていたのが「物心両面の幸福を追求し」についてで、

とても濃い内容でした。

「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という言葉は京セラの経営理念で、またのちにJALの経営理念にも盛り込まれますが、この言葉が生まれた背景や思いについては色々なところでご自身が語っておられあまりにも有名ですので特に経営者の方はよくご存じかと思います。

 

「全従業員の物心両面の幸福を追求する」

この言葉だけ聞くと、とても崇高な精神のもと会社を牽引されてこられたのだなと思いますが、

実際には「全従業員の物心両面の幸福を追求する」と決めたことで発足時は「稲盛和夫氏の技術を問う場」であった京セラが、「俺だけの会社じゃない。お前らの会社やからな。ええ加減な働きやったら承知せんぞ」と言えるようになって「経営するのが楽になった」とある講演で語られていた内容です。

 「私のためだけなら従業員に働いてもらうためにおべんちゃらを言ったりおだてたりしなければならないですが

「みんなの会社やないか。何で俺だけが頑張らなきゃならんのや、お前もちっとは頑張れよ。」

「文句がある?文句があるなら辞めい。何でそんな奴の一生の面倒を俺が見なきゃならんのだ」となる。

「僕が嫌うのはなく、社員に集まってもらって「こんなんどうや?」「辞めてもらいましょう」となる。」と。

 

 私達は何のために来る日も来る日も朝早く起きて満員電車に揺られて怒られながらも落ち込みながらも頑張るのか。

何のために仕事をするのか。

それは「物心ともに」満たされ「幸せになるためなんだ」と実感して頑張ることが出来る環境にいらっしゃるのだとしたら、それはなんと幸せな事かと思います。

 

ところでこの経営理念を生み出した時、稲盛氏は29歳。

つくづく凄い方です。

2023-08-20 11:40:00

成長する好機

「昔取った杵柄」で、SE関連の仕事もいくつか引き受けておりますが、

最近「なりすましメール対策」対応がトレンドになっているなあと感じます。

 

特に企業独自のドメイン(メールアドレスの@以下の名前がドメイン名といわれるやつです)を持っていると、

送信相手がしっかりなりすましメール対策をされていると、突然送信エラーなり、あわわあわわされるということが起こり得ます。

大手は別にして、大抵はメールサーバーと言われるものは専門業者に委託されていることが多いかと思います。

ですので、業者に委託されている場合はあわわあわわとなったときはまずサーバーを管理している業者に対応を依頼することになりますよね。

 

で、先日、某レンタルサーバー取り扱い業者になりすましメール対策対応を依頼する機会がありました。

なりすましメール対策を行う上で、SPF、DKIM、DMARCという3つの認証方式がキーワードになるのですが、

内容については割愛しますね。

かつてシステムは違いますが、問い合わせを受ける側であった私、

このように問い合わせをする立場になると無性にテンションがあがり、ワクワクします。

 問い合わせ内容はざっくり言うと

「メールサーバー入替後とあるメール配信ソフトで突然DMARC認証に失敗したので、SPF認証設定と、その配信ソフトではDKIM署名も行っているのでDKIMの設定もお願いしたい」というもの。

担当の方にいそいそ電話をして依頼しました。

すると、

「SPFは対応したことはあるけれどもDKIM認証?DMARC認証?(何ですかそれ?みたいな)

やったことがないので出来るかどうかわかりません。

問い合わせてまたご連絡します」

とのこと。

 

な、なにー!!!!

 

普段滅多にかっかしない私ですが(な、なにー!!!)

仕事に対してその専門性を全うしていない事を恥しく思わない人に遭遇すると本当に腹が立つのです。

(先日とあるお肉屋さんで「合挽200g頂戴」と言ったらバイトらしき女子が「え?どんな肉ですか?挽いてる肉ですか?どの肉か指してもらえますか?」と悪びれるわけでもなくどうどうと言ってきたことにブチっと切れてしまい「合挽いうたやろーっ!」と叫んでしまった私。)

 

で、その担当者の方に「対応できないとそのメール配信ソフトが使用できなくなるので対策を立てる必要があり早めに連絡してほしいが、なりすましメール対策でDKIM認証、DMARC認証ができないと今後非常にまずいと思う(貴方に知識がないだけできっとできると思うけどね)」旨(出来るだけ冷静に)伝えたところ、

「..そうですよね。。」とトーンダウン。

(お?恥ずかしく思っているのか?)

 

で、結果的には期日までに3つの認証方式に対応できたのですが、

対応完了までに情報のやりとりをその方とメールで行っていました。

そのメール配信時間が早朝だったり、対応された日がお盆休みの最中だったりで、

実態はわかりませんが、時間のない中やりくりし一生懸命対応して下さったのだと思いました。

正常に機能していることを確認したのち担当者の方に御礼のメールを送ったところ、

すぐに「よかったです。安心しました。今後とも宜しくお願いいたします。」と返ってきて、

彼もどきどきしながら結果を待っていたのだなあと思い、彼の印象は最初の電話のときから大きく変わったのでした。

 

はい。今後とも宜しくお願い致します。

 

日々の仕事に追われていると、本来生業としている仕事に必要不可欠な情報に追いつけないことがあり。

本当はあってはいけない事なのですが。

で、そのことを知った時どのように考えどのように行動するかで、その後のキャリアが随分変わるのだと思います。

勿論必要に迫られているのでその時は必死で調べて対応し、それが結果的には知識となり経験となりひとつ成長するわけですが、そこから1歩進んで「時間ない中必要な情報はどのように吸収できるか」を検討し「通勤のときや眠る前30分とか早朝30分は勉強の時間に充てる」ようになれば、一つの苦い経験が大きく成長するための好機になったりするわけです。

 

でも「言うは易し。行うは難し。」

なかなか難しい。

まずは自分の至らなさを真摯に受け止め、少しでも改善できるように頑張ろう。

と、齢〇〇歳のこの期に及んでも、改めて心に刻む私でございます。

 

 

 

 

2023-07-02 13:30:00

あなたのためなのか?

あ、暑い。。

お元気でお過ごしですか?

 

最近若者と話す機会が多く、彼らの親御さん(あ、いや、祖父母世代?)と同世代の私は色々考えさせられることが多いです。

 

人生、これが正解だ!はなく子育てにも正解はない。

でも以前書きましたが、

この世界は誰かにとっては辛く、誰かにとっては素晴らしく美しいと言う。

でもその世界は誰でもない、あなた自身が作っていくんだよ」

 とお子さんやお孫さんに正しく伝えることが出来たら、そのお子さんやお孫さんはどんなに豊かな人生を送れるのかと思います。

「自分で考え、自分で選択し、自分で道を切り開いていく」ことは難しいことだけれども

雨風に打たれながらも、嵐にあっても、自分の進みたい道なら頑張って進もうと思いますもん。

 

キャリアオフィス YBTYのYBTYは

You Belong to you.で、「あなたの人生はあなたのもの」。

これには色々な思いが込められていて

貴方の人生は貴方が築いていくものだから、あなた自身が切り開くしかない。

誰も貴方の代わりにはなれない。

という思いもあります。

 

ある有名私立高校に通うお嬢さんがいらっしゃるお父さんの話を聴く機会があったのですが

彼の悩みごとは「娘と上手くいっていない」ということでした。

お嬢さんはとても頭の良い人で、医学部を目指すコースに在学されているとのことで、

もし彼女が医者になったら、親戚中から始めて医者が誕生することとなり、

皆がとても期待しているとのことでした。

でも、彼女自身は文学が好きで、そちらのほうに進みたいとずっと言い続けているそうで、

進路をめぐって毎日のように喧嘩をしているというのです。

 

「このあいだはとうとう手が出てしまった」と涙ながらにおっしゃるのです。

「娘にとって医者になることが一番の幸せなのに気づいていない」

「だから今私はどんなに憎まれてもいいから正しい道にすすませる」

「辛いけれども、娘のためだ。」

といって泣かれるのです。

(数年前の話で、カウンセリングでもなかったので書かせていただいております。)

 

いやあ、絵にかいたような親ハラ。

 

親のこうした価値観の押しつけは、子供が抵抗し難い分最強のハラスメントですやん。

勿論苦労して育てた大切なお嬢さん。

お気持ちはわからんでもない。

でもお父さん、それお嬢さんの為?

親戚や世間に自慢できるお父さん自身の見栄のためではなく?

 医者が最高の職業だと思っているのは誰?

それきりそのお父さんとはお会いしておりませんので、お嬢さんのその後はわかりませんが、

ご自分の進みたい道に進んでおられるますよう、祈ってやみません。

 

「あなたのためを思って言ってあげてるんやで。」

 

子育てに限らず、新入社員に接する時にこの言葉を口にすることはありませんか?

あるいは言葉に出さなくとも態度にでていませんか?

 

今私は自分の価値観を押し付けていないか。

子供や後輩や部下が自分で考え選択する機会を奪っていないか。

常に自分に問いかけながら接する事が人を育てる上でとても重要な事だと、最近とても思います。

 

手遅れになる前に。

 

(自分自身の戒めも込めて書いております)

 

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