日記

2024-12-08 22:00:00

乾く前のセメントに落とされるもの

今日公園の前を通ったら、小学生低学年と少年たち数人が遊んでいて、

そのうちの一人が一人の少年に向かって

「〇〇がおらんとおもしろないわ!」

と嬉しそうに話している場面に偶然遭遇しました。

〇〇君と思われる少年はそれを聞いて嬉しそうににっこり。

どんな状況だったのかはわかりませんが、

久しぶりに一緒に遊んだのかな?

「〇〇がおらんとおもしろないわ!」と言える少年、

良い育ち方をしているなあと思います。

 

 

私の愛読書でドラマ化された「ミステリと言う勿れ」の主人公久能整君の名台詞

「子供って乾く前のセメントみたいなものなんですって。

落としたものの形がそのまま跡になって残るんですよ」

をふと思い出しました。

「〇〇がおらんとおもしろないわ!」と言われた少年は、

自分の居場所がちゃんとあることを刻みましたね、きっと。

 

今回の韓国非常戒厳令から解除までの市民の動きで

韓国がかつては軍事独裁国家で、民主化宣言がなされたのは1987年。

つい最近のことだったことを忘れていたことに驚きます。

発令後国会前にどんどん市民が集まり「戒厳令を解除せよ」と叫ぶ姿に

「民主主義は自分達で守る」という確固たる意志に私は心震える思いでした。

 

 

非常戒厳令で軍が軍の兵士が国会に入ろうとした際、

市民は鎖になって銃を持っている兵士達の前に立ち塞がり阻んだと言います。

まさに命がけです。

 

1980年の光州事件のように市民や学生が多くの犠牲を出しながらも民主化のために戦ってきた歴史を見てきた国民一人一人に

「自分たちが人権や民主主義を守らなくて誰が守るのか」という強い意思が根づいているということに

冷水を浴びせられたような思いがします。

 

国会に向かう親や家族、大人達の背中を見て韓国の子供達は何を思い、

乾く前のセメントにどんなものが落とされ、どんな形になるのか。

 

これからの韓国の未来で証明されるのだと思います。

 

そして私達大人の生き様を見て

日本の子供達は何を思い、

乾く前のセメントにどんなものが落とされ、どんな形になるのか。

 

これからの日本の未来のために、

私達は私達の信じる正義を全うするしかないのではないかと思います。

 

子供達のセメントに修復できない歪な形の傷をつけないために。

2024-12-01 21:00:00

声をあげない理由

 

今日、Xでなんともやるせない投稿を目にしました。

 

2時間に一度たん吸引が必要な8歳のお嬢さんを

正午から翌朝10時前まで留守にして自宅に置き去りにして死亡させて

保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された母親に対し、

医療従事者や障害者をもつお母さんや

新生児を育ててきたお母さんたちが活発に議論していました。

 

逮捕されたお母さんは1人で3人の子供を育てていて

8歳のお嬢さんも一人で介護していたと言います。

 

「2時間に一度」ですが、

その間におむつ交換や水分補給や他の世話もあり

睡眠時間は細切れで、

「新生児は数年の我慢だけれども

それでも気が狂いそうなほどきつかったのに

それが終わりがないとなると

最後は正しくなかったけれども

もう限界だったんだと思うよ」

というようなコメントがほとんどで、

「どうしたら防げたのかをずっと考えている」というコメントも

多くありました。

 

どうしたら防げたのか。

行政に救いを求めることは出来なかったのか?

そんなことすら思い浮かばないほど疲弊していたのか?

行政に救いを求めてもどうにもならなかったのか?

頼れる人は居なかったのか?

だから諦めたのか?

 

色々な推測があって色々な考察があがってますが

逮捕されたお母さんは口を閉ざしているそうです。

 

子育ての経験がない私が

この件について

偉そうに意見をいうことは烏滸がましい。

本当にそう思います。

 

ただ、

「助けて」と言いたいのに言えない時に

どんな気持ちでいるのかは、

話せるかと思います。

 

「助けて」という前に誰かから「助けて」と言われてしまうと

自分の「助けて」は飲み込んで踏ん張ってしまう。

 

誰かに頼りたいのに、頼れる人が思い浮かばず、

いつしか「助けて」という言葉を諦めてしまいます。

  

もし、この子は、この人は

「強いし頼りになるし弱音を吐かない」

と思うような人(家族や同僚や友人問わず)がまわりに居たとしたら

もしかすると弱音を吐けない人なのかも知れないと

気にかけてもらえるだけで

多分その子は、その人は救われます。

 

もし貴方が今苦しくて声をあげたいなら

小さくてもいいから、

声に出してください。

難しいと思っていたことが、

案外簡単に解決できることかも知れません。

試しに声に出して、

確かめてみましょうよ。

駄目でもともとです。

試さなければ勿体ないです。

 

 

2024-11-24 21:14:00

小さくなったコロッケ

既に街はクリスマス仕様ですね。

今日のグランフロント大阪クリスマスツリー

 グランフロント大阪ツリー.jpg 

去年同じ場所にあったクリスマスオブジェ

 2023クリスマス.jpg

 

去年と比較すると

なんだかしょ◯くなった気がするのですが

毎日4時からライティングショーがあるらしく

ライティングされるととても幻想的だそうです。

 

そういえば

最近買った

高いけれどもとても美味しくて、

1年に1回ご褒美に購入しているケーキ。

心なしか味が落ちて、いつもの感動が今回はなく…。

近所のコロッケ屋さんで久しぶりにコロッケを買ったら

サイズが半分くらいになっていたりで

なんとも寂しゅうございますが、

最近の円安による原材料や資材の高騰で、

質や量を落とすか、値段を上げるか。

皆さんの苦労が忍ばれます。

 

小さくなったコロッケ1つでも

何故コロッケが小さくなったのか

その背景に思いを馳せると

世界や日本の経済情勢が見えてきて、

どんどん面白くなって

経済の勉強を始めたりして

 

人の可能性は無限だなあと思います。

(そして小さくなっても揚げたてコロッケは最強!)

 

 

人の可能性は無限なのに

紛争地域に居る子供が夢を語るとき

「私が大人になったら」ではなく

「私が大人になれたら」と言うそうです。

 

小さくなったコロッケに嘆きながらも

安全な場所で揚げたてのコロッケを頬張ることができることが

どれほど幸せなのかということを

声高に言う必要はないけれども

深く胸に刻んでおくことが

このVUCA時代(予測不可能な時代)にとても必要な事だと思います。

 

2024-10-27 18:40:00

言うは易し

今日は衆議院議員総選挙投票日。

 

私は朝9時ごろ投票に向かいましたが、

投票所の小学校近くまで行くと投票に向かう人多し。

特に高齢者の方が多く、

杖を突きながらも、ゆっくりゆっくり歩きながらも投票に向かわれていて

親子連れや、お孫さんと思われる方とご一緒されている方や

夫婦連れ。

こういう光景を目にすると、安心してしまうんですよね、理屈抜きに。

「真っ当に生きている人はいっぱいいるんだなあ」と。

 

今の日本の経済状況や危うい世界情勢の中の日本をどう舵取りしていくか

日本の明日のために実現可能、かつ効果的な政策を打ち出している

これからの日本にとって何より必要なのはそんな政党だと

今回、私今まで指示してきた政党とは違う政党に投票しました。

 

言うは易し、行うは難し。

どんな結果になるかはまだわかりませんが、

国会では「明日の日本のために」

与野党で「どの政策が最良なのか」を真剣に討議していただきたいものです。

子供に見せることが憚られるような

野次を飛ばしたり、無益な批判を繰り返す時間は

私達の税金で成立している時間なのだから。

 

毎日懸命に働いて家族を養い、税金を納めてきた

選挙に向かう人達の中に混じって投票しながら、

切に願います。

明日の私達のために。

 

 

 

 

 

 

 

2024-10-20 21:00:00

やらなくても生きていけること

いよいよ過ごしやすくなってきたと思ったらもう10月下旬突入。

気が付けばクリスマスケーキの予約も

おせちの予約も絶賛受付中。

衣替えもまだなのに

うかうかしていると知らぬ間に年越してしまう勢い。

はぁ。。何をしていたんだかこの一年..。

 

 

日々の生活で、

「やらなくては生きていけない事」は勿論いっぱいあって、

仕事をしないとお金が入ってこないからたちまち食べていけなくなるし

家事をしないと生活の質が落ちて色々大変だし

子育て中の方は、お子さんを守るためにやらなければならないことがいっぱいある。

 

怠ると下手をすれば命を失いかねないことは常にあって、

だから私達は毎日毎日「やらなくてはいけない事」を一生懸命頑張るわけです。

 

だから「やらなくても生きていけること」の優先順位は自ずと低くなりますが、

「やらなくても生きていけること」を頑張ることは

「生きる意味」を見出していくなあと

今日

「戦争はいつまでたっても終わらない。だけど私は小さな命を守ることを諦めない」という

紛争地で奮闘する国境なき医師団のある医師の言葉に触れて

あらためて背筋を伸ばし思います。

 

「やらなくても生きていけること」を頑張りましょう。

誰かのためであっても

自分のためであっても。

 

明日のために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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