日記

2023-10-22 21:50:00

生き方間違ったかなと思う時

有難いことにご縁があって終活セミナーのご依頼があり、

今週は資料作りをしておりました。

 

最後に過ごしたい場所や

会っておきたい人や

自分らしい人生の締めくくり方を考えることは

今までの自分の生き様と向き合う事に他ならず

これが私にとってはとてもきつい作業で。

「ああ、私の生き方間違ってたかな」と

何度となく思う事しきりです。

 

ではなぜ私が終活に拘るかというと

「いざ」という時に

自分の意思をしっかり伝えられる手段がなかったら

自分らしい締めくくり方は望めないのだなと

思う機会があったことと

自分の望む締めくくり方をするためには

今何をするべきか?

と考えることはこれからの私の人生にとってとても重要な事だからです。

 

「For the rest of my life.」

今何をするべきか?です。

 

資料作りをしながら、

自ら命を絶つ人たちのことや

ウクライナのことや

中東のことや

 

色々な「命」についつい思いを馳せてしまいます。

 

「命」の重みを実感することが難しい世の中だなあと思います。

 

数年前他界した母は厳しい人で

実は私はあまり可愛がられた記憶がありません。

笑顔もあまり見せませんでした。

ですが、

幼いとき、夜中に高熱を出した私を負ぶって病院まで一生懸命走ってくれた母の背中や

仕事で残業続きだった私がとうとう過労で寝込んだときに

心配して電話をくださった会社の先輩に泣きながら「このままだったら娘が死んでしまいます」と何度も訴えたという話を

先輩から聞いたときのことや

そんな記憶はしっかり残っていて

私の「命」をそんなふうに紡いでくれた母の事を思うと

今までの生き方間違ったかも知れないけれども

なんとか修正しながらこれからは私の望む生き方を貫いて

天寿を全うしないと申し訳ないと思うのです。

 

そんな「根っこ」があるうちはこの世界の片隅で

なんとか前を向いて生きていける気がします。

 

間違いに気づいたら、そこからやり直せばええんや。

時間はまだ充分あるで。

と母に言われている気がします。