日記
敬う
ジャニーズ事務所の一連の報道を見てきて
ずっともやもやが続いていますが、
ネスレ日本元社長の対応に少し心が晴れました。
「20年以上前から噂としてジャニー喜多川氏の性加害については知っていたので社長在任中は一度もCMにジャニーズ事務所のタレントを起用しなかった」
これに尽きるのではないかと思います。
「たられば」はありませんが、
ジャニーズ事務所に関連する全てのステークホルダーが、同じような姿勢であれば、状況は大きく変わっていたと思います。
明日は敬老の日ですね。
私が長く居たビジネスの世界、そして今お付き合いいただいている方々の世界では
「敬語」を使うことは当たり前で、
そういう世界に生きてこられたことは幸せな事だとつくづく思います。
なにもわからない子供のころは
自分の知っていることが話題に出ると自分の知識を衒らかし得意になるのですが、
いつしかそれを黙って聞いている人たちのほうがずっとよくわかっていてレベルが高いことを知り、
恥しい思いをして「自分はなんて愚かなのだ」ということを思い知る。
自分の愚かさを知り、世の中には自分より優れている人はいっぱいいることを知ると
おいそれと「ため口」で人に接することの愚かさを身をもって知ることになる。
だからこそ敬語を使うことは自分のリスク管理の上でもとても重要な事だと思い知る。
そういう世界に生きてこられたことは幸せな事だと思うのです。
歳をとると心身ともに衰えていき
見た目「弱者」として映り、
だからこそ「子供な」人は自分より何十年も色々なことを経験してきた敬うべき人達に「不遜」に接しがちですが、
自分より一日でも先に生まれた人はその分「一日之長」があるということを
やはり歳を経て色々なことを経験すると分かってくる。
人生の先輩を敬う事を当たり前と思う自分は幸いだと思います。