日記

2023-01-15 09:01:00

仕事の質(その1)

とあるセミナー講師の方からお誘いを受けて、来週アシスタント講師として某企業の組織内研修に参加させていただく事になりました。

SE時代の仕事を評価いただきお声をかけて頂くのもとても嬉しく有難いのですが、

退職後挑んだキャリアコンサルタントという職業分野で同業者の方に評価いただく嬉しさは格別です。

有難い!

 

普段はユニクロの服とスニーカーで走り回っている私ですが、

せっかくなので、スーツと靴を新調する事にしました。

で、先日いそいそと阪神百貨店の私の好きなブランドの靴売り場へ。

店員さんに「スーツにあう靴を探している。」

と伝えると私の足元を一目見てすぐに

「お客様は普段23.5だけど、靴によっては23ですね」とおっしゃり。

ひえー、その通りなんですけどっ

で、好みの靴をフィッティングしほぼ決まったのですが、皮素材のスニーカーが眼に止まり試しに履いてみることに。

「紐を結ぶ前に手前から二つ目を締めて1番手前は締めずに結んでお履きください。」

とおっしゃっるので片方だけその通りにして、もう一方を普段通り結んで歩いたら、履き心地が全然違うのです!

「少しの事ですが、足の疲れ具合が全然違いますよ」とのこと。

私の足は二つ目を締めると良いらしいのですが、足の形と靴の種類によっては締める場所が違うのだそうで、

「この靴は踵の皮が硬いので2つ目ですが、違う靴だとまた違ってきます」との事。

きゃー!プロフェッショナル!

こんな接客、一朝一夕に出来る訳がなく、

長い間の接客経験、そして長い時間をかけてご自分の仕事に関する知識を身につけてこられたからこそ出来ることだと思います。

 

もう私は嬉しくて、靴のお手入れの仕方などしっかりお聞きして結局スーツ用の靴とスニーカーの2足を購入してしまいましたσ(^_^;)

 

ここぞ!という買い物をする時は

私はよく百貨店を利用します。

 

それは例えば傘ひとつにしても、

どんな傘がほしいのかを伝えると、

私がどんな服を普段着るのか?

とか、顔写りはどうか?

とか。傘選びに必要な事を接客の中で教えてくれるから。

(勿論専門店に行けばより上質の接客が受けられるかも知れませんが、選択肢が狭くなるので^^;)

  

百貨店は長年培われた接客技術がシステム化され教育されているので、

どの店員さんに対応いただいてもサービスの質が保たれているという安心感がありますよね。

 

「行く川の水は絶えずして、しかももとの水にあらず」で、

長く続く企業は同じ顔をしているように見えても、何代も世代交代をし、働く人は変わっているわけですが、

その中で上手く新陳代謝出来ている企業、

大切に守るべきものは守りつつ、時代の流れを見極め変えるべきところは変えていく企業が生き残っていくことは歴史が証明しています。

 

今回スーツも、若い時に憧れていたブランドで新調しました。

店員さんが私に合ったものを色々見繕ってくれたのですが

「このスーツに使われている生地は創業以来大切にしているもので、糸から丁寧に作っているもので。。」

などと各々の商品の特徴とお勧めポイントを一生懸命説明してくださり、ご自分が売っている商品に誇りを持っている事がひしひしと伝わってきました。

 説明している彼女の顔もキラキラしています。

自分が働いている会社のブランドが大好きなんだなあ。

 

様々な年代が参加したあるセミナーで

「働く上で一番大切なモチベーションは何か?」という問いに

「お金!」と答えた人は圧倒的に20代の若者が多く驚いたことがあります。

確かにお金は大切なんだけど。

 

 私にとっては「承認欲求が満たされること」な気がします。

そういう意味では金銭報酬が高くなることもひとつの承認欲求が満たされることですね。

昇進昇格もそうですよね。

 

今回私が体験した靴売り場では

靴に関してお客様に役立つ情報を伝える→

喜ばれた!靴も売れた!(自分が承認された!)

ということが起こっており

結果、「モチベーションが上がりより質の高い仕事をするために努力する。」

というようにきっとよい循環が続いていくに違いありません!

 

カウンセリングでよく聴くのが

「私はこれだけ能力があるのに正当な評価を与えられていない。

私の能力はこの会社にはもったいない」

ということです。

 

そのように相談される方はほとんど、上司や同僚からの評価の低い方々です。

評価が低いので勿論自分の承認欲求が満たされず、

そのような発言になるのですが

 ではどうすれば彼らのモチベーションを仕事の質を向上させることができるのでしょうか?

 

続きは次週、「仕事の質(その2)」をお楽しみに!