日記

2023-01-08 11:12:00

自由と責任

明日成人の日ですね。

成人の皆様おめでとうございます。

2022年4月から18歳以上が成人になったのですね。

18歳かあ。

高校卒業して社会に出る人、進学する人、丁度人生のひとつの節目を迎える歳ですね。

私には遠い昔の話ですが18歳というと、

ガチガチに管理されていた女子高からとても自由な大学に入学したての頃で

今思うとまったく子供で不安定だったなあと思います。

ですが、振り返ると今の私の礎を築いてくれた大切な時期だったと思います。

 

大学入学したてのオリエンテーションで学部の教授が色々話をしてくださった中で

今でも覚えているのが

「自由であることは責任を伴うこと」

という言葉です。

「私達には選択の自由があり、これから貴方たちは数えられないほどの選択をすることになる。

その選択は貴方自身が望んで選んだものなのだから、そのことに責任を持たなければいけない」

みたいなお話をされたように記憶しています。

 

同回生(大学では何年生ではなく何回生というも当時の私にはカルチャーショックでしたがこの呼び方は関西だけのようで)はみんな優秀で、ずっと劣等感の中過ごしていたような気がします。

優秀というのは学力だけではなく、ものの捉え方や思考、行動力や話し方、その人の持つ素養が私より数段優れている、というような感じでしょうか。

だからこそ大いに学び、色々な事を吸収できる絶好の機会で恵まれた環境だったのに

その頃はそのことに全く気付かず、色々な事に向き合えず逃げていたように思います。

それでも周りから受けた知的刺激はしっかりと私の中に根付き、社会に出てからの指針になっているように思います。

自由であることを謳歌した時期でもあり、その責任について一生懸命考えた時期でもありました。

 

社会に出て、組織の中で過ごしているうち、自分の価値観からすると「おかしいんじゃないの?」と思う事でも飲み込むようになり、いつの間にか考えることを忘れるようになっていったような気がします。

自由は責任を伴うけど、自分でコントロールが出来ない環境では自由はないですが責任は伴わず楽なんですよね。

なにかあれば自分以外の「誰かのせい」に出来るので。

最初はコントロールが出来ないことに抗って苦しいのですが、だんだん慣れてしまい楽な方に流れてしまうようになっていったように思います。

「これではいかん」と思いつつ安定している今の生活を捨てる勇気を持てず、

日々の忙しさの中にいつの間にか考えることをやめてしまっていました。

が、あるとき何故か「えいやっ!」と後先を考えず会社を辞めてしまいまして今日があります。

 

組織内開発について学ぶと「おかしいんじゃないの?」と思った時に行動を起こすと、

1人の行動から始まってもその企業の文化を変える好機になり得るので

「私なんかが行動を起こしてもなあ」と思わず行動を起こしていればとも思いますが

今は自由に色々な事を考え行動するのでとても私らしく生きているなあと思います。

 

私らしさって何だろう?と思われている方、

是非ご一報ください。

一緒に自分探しを始めましょう!

 

大学を卒業してすぐ、私は誰にも言わず、父にも言わず、母と住み慣れた故郷を離れました。

両親は離婚し、私はその後故郷に足を踏み入れたことはありません。

故郷は私にとっては孤独で辛い思い出が詰まった場所でした。

ですが、つい先日、ひょんなことから昔よく遊びに行っていた幼馴染のおうちが素晴らしい場所に生まれ変わっており、

その立役者が幼稚園時代から仲良くしてもらっていた幼馴染だと知りました。

ホームページに写っている彼女の写真を見た途端

懐かしさとともに彼女と遊んだ楽しい思い出がいっぱい蘇ってきました。

 

ああ、私は独りではなかったし、いっぱい笑っていたなあ。

 

小さいころから彼女は音楽を愛し、ピアノや声楽を頑張っていましたが初志貫徹して素晴らしい音楽家になっていました。

すごいなあ。彼女を誇りに思います。

 

敷居が高かった故郷ですが、懐かしい顔を見に久しぶりに訪ねてみようと今は思っています。

 

生まれ変わった幼馴染のおうちはこちらです。

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近くには久保惣記念美術館もありますので、興味のある方は是非お立ち寄りください。

和泉市久保惣記念美術館 (ikm-art.jp)

 

私の自慢の幼馴染は佐古(旧姓河野)純子さん。

かわじゅん、辛い思い出しかなかった故郷を懐かしい故郷に変えてくれて ありがとう。