日記
痛みを聴くこと
皆様、メリークリスマス🎄
如何お過ごしですか?
今週火曜日夕方、心斎橋を歩いていたら
エルメスブティックに若い男女の行列が出来ていました。
御堂筋のイルミネーションも綺麗で
コロナ前と変わらぬ光景に感慨深く。
頼もしいぜっ若者よっ!
カウンセリングをしていると
痛みの受け止め方に悩むことがあります。
この夏に私腸閉塞で救急車で運ばれたのですが、
救急隊員の方から始まり退院までに幾度となく聞かれたのは「今の痛みは10段階でいうとどの位?」
でした。
手術を受ける前は「10です!10!こんな痛み初めてです!」を連呼し、
心の中では「あんたの10と私の10は違うんちゃうん!意味あるん?いたたたっ」と叫んでおりました。
容態が落ち着いて、看護師の方と痛みの話をしていた時
「そうなんですよね。患者さんが痛い痛い言うけど、自分はその病気に罹ったことないから、その痛みがどんなものかわからないんですよね。」とぽつりとおっしゃいまして。
痛みに限らず人によって基準は違うから、
例えばもうすぐ着きます!
を10分後に着きます!
と数字を使うと話手聞き手の基準は統一されるわけで。
私の場合、「10です!10!」を連呼していたら、
「今まで経験した事の無い痛みなんやろな、きっと」
の判断にはなりますもんね。
カウンセリングで最初は無表情で話していらっしゃる方が、何かの言葉をきっかけに感情が湧き出るように、激しく泣かれる事があります。
それまでは感覚が麻痺していたけど、
とても痛かった事に気づいた
そんな感じです。
でも痛みの因は何処にあるのか。
なんとなくはわかるけど、確かじゃない。
どの位の痛みなのか。
耐えられないほどの痛みなのか。
あなたにとって耐えられない痛みはどの位の痛みなのか。
わからない。
数字で測れるものではない。
だからこそ聴く。一生懸命傾聴する。
共感する。受容する
協働作業をする。
養成講座で学んだカウンセリングの基本中の基本が今更ながらとても響いています。
共に考えましょう。
一生懸命考えましょう。
(誰に言うてるねん(-_-))
よい週末をお過ごしください。
(パエリア頑張りましたっ映え写真が撮れず恐縮です)