日記

2026-10-04 00:00:00

尊重と役割

先日雨の中、歩道で5歳くらいの女の子とお母さんと思われる人と遭遇したのですが、

なにやら女の子がぐずっている。

どうも女の子はお母さんに抱っこしてもらいたいのですが、

お母さんは「滑るから危ない。歩いて!」と応じない。

ですが女の子はおそらく何故危ないのか理解できずずっと抱っこをせがみます。

これは例えば職場で、部下が上司の言うことを理解できず反発するにも通じるものがありませんか?

 

お母さんは女の子にどう接すればよいのでしょうか?

 

5歳くらいの子には、「滑るから危ない」だけでは

「それと抱っこに何の関係があるの?」

が伝わりにくいかと思います。

もしかすると

疲れた、寒い、甘えたいという気持ちが強くて、

説明を聞く余裕すらないのかもしれません。

 

繰り返しせがむことが、そのまま理解不足とは限らないんですよね。

 

例えば、しゃがんで目を合わせ

「抱っこしてほしいんだよね。疲れちゃった?」
「今日は地面がぬれていて、お母さんの足がつるっと滑るかもしれないんだよ。」

「抱っこしていると、二人とも転んで痛くなっちゃうから、ここでは抱っこできないよ」
「手をつないでゆっくり歩く? あそこの屋根の下で少し休む?」

と娘さんに話すとどうでしょう?

 

大切なのは、相手の気持ちをまず受け止めることかと思います。

「気持ちはわかってもらえた」と相手が受け止めてくれたら

頑なな心は少しずつ解れていきますものね。

 

でも「抱っこしてほしいんだね」と認めることと、実際に抱っこすることは別です。

子供が納得しきれなくても、安全を守る責任は引き受ける。

この場面では

目標は女の子を言い負かすことではなく、

「気持ちは分かってもらえた」と感じられるようにしながら、

安全に移動することだと思います。

相手を尊重することと、自分の役割を手放すことは別です。

 

ただ「歩いて!」だけで終わらず、

手をつなぐ、休む、荷物を持ってあげるなど、困っていることを軽くする方法を示すことも大切。
そして納得を急がない。泣いたりせがんだりしても、

「抱っこがよかったね。でも、ここではできない。手をつないで行こう」

と落ち着いて繰り返すことが大切だと思います。

理解はしても、なかなか納得はできないものですから。

 

職場で

もしあなたが上司であったら部下の反発を「説明が分からないせい」と決めつけず、

相手が何に困り、何を求めているかを確かめることができるかどうか。

そしてあなたの判断にも見落としがないか検討する必要があります。

目標は部下を言い負かすことではなく、

「気持ちは分かってもらえた」と感じられるようにしながら、

安全に移動することだと思います。

 

そして決して自分の役割を手放してはいけないのだと思います。

 

でも逆にパワーバランスにおいて自分より上の人が

役割を果たしていないと感じたときにどうすればよいでしょう?

 

次回紐解いていきたいと思います。