日記

2026-09-13 09:00:00

健全な境界線

 

さて、前回の続きです。

退職理由1位は多くの調査で「人間関係」、

そして「給料が安い、昇給が見込めない」となっており、

前回お話したことも拗らせれば誰かの離職につながります。

 

同じようなミスを繰り返す同僚に対し

貴方はどういう対応をしますか?

 

一番やってはいけないのが

ミスの度に周囲が穴埋めをしてしまうことです。

ミスをした人に対して注意はするものの

「私がやった方が早い」 し、

その人のやり直しを待っていたら納期に間に合わず

お客様に迷惑をかける→お客様の信頼を失うことになりかねない。

だからついつい手を出してしまう。

そうすると

本人はミスをしても業務が回ってしまう
→ 周囲は注意するだけでなく後始末までしてくれる
→ 本人の仕事上の問題が表面化しない
→ できる人の負担だけが増える

という構造になってしまい

最終的には、穴埋めしている人が疲弊してしまいます。

そしてその人のことは「大嫌い」になり、

事ある毎にその人の不平不満を口に出す様になりますわね。

 

ミスを繰り返す人をAさんとします。

ミスが起きたら、

「私が直しておきます」

ではなく、

「ここはAさんの担当なので、Aさんに修正してもらいましょう」

という方向に変えることはできる。

これが第一歩ですが

顧客対応などで緊急に誰かが処理しなければならない場合は、

やはり周囲が助ける必要があります。

ただし、その場合も、

「誰が、なぜ、どこまでフォローしたのか」

は必ず上長が把握するようにすることが非常に重要です。

「Aさんのミスが何度かあり、

その都度こちらで修正しているため本来の業務に支障が出ています。

本人への指導をお願いしたいです」

さらに、

「今後同じミスが発生した場合、

どこまで本人に対応してもらうのか担当範囲を決めていただけませんか」

まで言えれば、とても建設的です。

「Aさんを何とかしてください」ではなく、

「この業務の責任範囲を決めてください」なんですね。

責任の境界線を明確にするわけです。

  

そしてあるあるなのが

何度注意しても改善しないと、

「言っても無駄」になってしまう。

すると、

本人に直接言うことを諦めて周囲が黙って処理するようになります。

そうすると

Aさんが本当に困まらないと本人にフィードバックが届かなくなる。

本当に響かなくなる。

これはAさんにとっても決して良くないですよね。

 

ですが

本人へのフィードバック → 改善方法の提示 → 一定期間後の確認

という形を定着させると

単に「またミスしましたよ」ではなく、

「この作業ではこの確認を必ずしてから次に進んでください」

となり具体的な行動レベルまで落とすことができます。

 

それでも改善しなければ、

これはもう本人の能力・適性の問題として、

上司や会社が考えるべき領域になると思います。

 

「本人の責任は本人に返す」

「その人の問題を自分の仕事として引き受けない仕組みを作る」こと

が必要なのだと思います。

これは本人を見放すことではなく
本人と周囲の双方を守るための、健全な境界線だと思います。

 

ただ。。

これまで話してきたことをすでに実践されていて

それでもなあと思っている人がちらほらいるような。。

それはなぜなのか?

ここには書かれていない落とし穴があるからですわね。

次回に続く(いつまで引っ張るんや!)