日記
世界を分けるもの
先週お話したバスでの出来事。
数名の方が道に迷い出発が約2時間遅れた話ですが
「公演終了後から30分以内に到着しなければ
自力で帰ってください」と言われていた私達は
会場からバス乗り場まで10分の距離を
交通規制されて混雑する中必死で辿り着き
何とか間に合ってほっとしたのですが
定刻を過ぎても戻ってこられない人が数名いて
連絡も取れず。
会場からバス乗り場まではほぼ直線なのですが、
途中交差点があって、
あまりの人と傘をさしている人も多く前が見渡せず
人の流れの中で
まっすぐ進んでいるはずが、
違う方向に進んでしまっていることに気づかず
ずんずん遠のいてしまう人いるよなあ
とバスの中で思っていました。
そのバスはホテルから会場を往復するシャトルバスで
バス内は私も含めほぼ海外からの宿泊客。
見知らぬ土地で雨の中、言葉も通じず。
おまけに夜遅く。
迷った人はどんなにか心細かったかと思います。
私はというと、
公演待機時間から公演終了まで約3時間は雨に打たれていて、
トイレにもいかず必死でバスまで戻り
服は濡れているし寒いしひもじいしで
一刻も早くホテルに戻りたい!
バスの中の誰もがそんな状況だったはずだったけれども
無事迷い人がバスに到着したときに
即座に聞こえてきた
「見知らぬ土地で迷子になって本当に心細かったやろうなあ」
という日本語。
その言葉で私の心は一瞬で迷い人の心に寄り添うこととなり、
他責に走っていた私の心を恥じたのでございます。
人の心は複雑で、同じ状況にあっても色々なことを考えます。
ポジティブなことは勿論、ネガティブなことも。
そして、自分にとって不快な状況にいるときは
ついつい他責に走り勝ち。
その方が楽なので。
待っている間、
迷い人達はきっと大変な状況にあるに違いない。
無事辿りつけるかな?
と心配する思いもあり。
そもそもこんな状況になることは運営側にも容易に想定できたはず。
何故事前にしっかりと対策をたてなかったのか!
という憤りもあり。
なにより単純にこの辛い状況を生み出した
連絡が取れない迷い人達に対し
なぜいざというときのために連絡できる手段を準備しなかったのか?
(電池切れなどで携帯が使えない状況だったのかもと今となっては思いますが)
等々ふつふつと湧き出る他責の感情もあり。
そんな中響いた迷った人の心に寄り添った
「本当に心細かったやろうなあ」という言葉は
私の心の中にあった色々な感情の中の
ひとつ。
心の中に潜んでいる色々な感情の中で
どの感情を浮き上がらせ、
自分の中で明確にするのは
ほんの些細な外からの影響に左右されるもの。
職場や家庭、あなたがいる環境で
誰かが失敗した時に
あなたの中で起こる色々な感情の中で
どの感情を表に出し、
言葉や行動にするのかで
あなたのいる環境は間違いなく変わる。
あなたの世界をよくするのも悪くするのもあなた自身。
自戒を込めて。
