日記
万博は脈々と続いている。
先日東梅田近くでの仕事の合間にお昼ご飯を食べようと、
大阪富国生命ビル近くのエスカレータから地上に出ると、何やら行列が。
行列を眺めがら私は近くのくら寿司へ。
注文の品がくる合間に調べてみると
どうやら大阪富国生命ビル1階にあるベルギーレストランに並ばれていたようです。
そのレストラン(というかパブ?)は
関西万博ベルギー館のレストランを運営されていたそうで、
美味しいと評判だったフリッツといわれるフライドポテトが
万博と同じLutosa紙で提供されていたりで
アフター万博巡りをされている方々にとっては
行かずにはいられない場所のひとつなんだろうなあ
ときつねうどん(なぜか無性に食べたくなったのです。美味しいんだ、これが!)
を啜りながら心の中で呟いておりました。
そういえば、あべのハルカスの万博オフィシャルストアの前を通ったら
えらい行列でしたが、
聞けばどのオフィシャルストアも未だ大盛況だそうですね。
イタリア館で展示されていたファルネーゼのアトラスなどが展示されている大阪市立美術館の特別展も
1月12日の最終日まであっという間に予約完売したそうで
今は並んでも入れないのだとか。
(行きたかったのですがとても残念!)
いやもう、これはいわゆる
「ポストイベントロス」
(大規模なイベントや楽しみな出来事が終了した後に経験する喪失感や虚脱感)
を感じている人の典型的な行動パターンですやん!
思えば準備段階での万博開催是非をめぐる議論から始まり
長期間報道や議論が続いた今回の万博。
特に何度も足を運んだ人は「万博が日常」となっていたといっても過言ではなく
体験した高揚感も相まって
閉幕したからと言ってすぐには平常状態に戻れるわけがない!
あの日常が終わってしまったためにできてしまった
空白を埋めたくて関連グッズや話題に
ついついしがみついてしまう。
イベントの名残を持ち続けることで
その時の体験を延命しようとしている一方、
「やり残したこと」 がまだまだあり、
その「やり残したこと」をやり遂げる可能性があるのなら
やり遂げたいという心理が働いているように思います。
参加する前のワクワク感や
実際に参加して未来の可能性を体感した時の高揚感は
万博という歴史に残る大規模な国家的イベントに
参加できたことでしか得られないものなので
余計に喪失感が大きいのかもしれませんね。
と偉そうに能書き垂れている私。
何故くら寿司に行ったかというと
なんといつも予約がいっぱいで入れなかったくら寿司関西万博店のメニュー
スペインのハモンセラーノ(生ハム)と
トルコのケバブが味わえることを知ったからで
いやいや、ベルギーレストランに並んでいる人を笑えませんがな(笑ってませんけど)
しっかり万博で踊っております。
人間はなんと愚かで愛おしいんでしょう。
