日記
「当たり前」のすごさ
昨日スーパーに行ったら、
ぴかぴかの北海道産生さんまが2尾で360円で売られていて
思わず購入しました。
グリルを汚すのが嫌でいつもなら手を出さないのに
相変わらずの猛暑の中秋の気配を感じさせてくれる上に
新鮮を絵にかいたようなビジュアル。
その上このご時世に1人前メインディッシュが180円!
買わずにいられましょうか!
炊きたての御飯と
先日北海道紋別市のふるさと納税返礼品「帆立」のお刺身とともに
並んださんまの塩焼
新鮮でうんまい!
帆立もとろけるような美味しさ!
大阪に居ながら北海道で採れた海産物を新鮮なまま頂ける幸せを
しみじみ噛みしめながら
そもそも北海道で捕れた生さんまが
どうして大阪のスーパーに鮮度が落ちず並ぶのか?
ということに疑問を持ちちょっと調べてみました。
なんでも最近は水揚げしたさんまをすぐに滅菌海水と氷、
あるいは殺菌冷却海水とともに
発砲スチロールのケースに入れて配送するのが一般的なのだとか。
で、生食用帆立。
なんでも帆立は冷凍すると乾燥しやすく、
どの食材でもそうですが酸素に触れると酸化が進むので、
それを防ぐために
冷凍前に水や氷水で瞬間的に覆って表面に薄い氷の膜(グレーズ)を作るのだとか。
なるほど!
きっと其々の専門分野の研究者が日々の研究の中で
発明し開発してきた数多くのものは
こうやって知らず知らずのうちに
私たちの生活を便利に快適なものにしてくれているんですよね。
おそらく夜明けに水揚げされ詰められたさんまは
すぐに様々な輸送手段で各地に迅速に届けられるのでしょうが、
温度管理を徹底しなければ鮮度を保てないため、
携わる人の苦労が偲ばれます。
漁をする人、海水殺菌装置を開発した人、
温度を一定に保つ冷凍冷蔵車を開発した会社の中の人。
配送する人。
スイッチをひねれば簡単かつ安全に魚が焼けるグリルを開発、製造した会社の中の人。
毎日安全に安定してガスを供給してくれる会社の中の人。
各々の立場で、各々しかわからない苦労がある。
貴方の立場で、貴方しかわからない苦労がある。
それを当たり前に毎日頑張るあなたのおかげで、
日々生活できています。
「仕事だから当たり前」と貴方は思うでしょうか。
そうだとしたら、
日本は本当に世界に誇れる国なんだと思います。