日記

2025-06-01 00:00:00

水無月

6月です。

 

6月は日本では水無月と言いますが、

梅雨の時期なのに何故水が無い月?

と疑問に思う和風月名ですね。

 

何故水無月というかは所説あるらしいですが、 

「水無月」の「な」は「無し」ではなく連体助詞の「の」で、

「水の月」からきている説が有力なようです。

 

もともと水無月は旧暦の6月を指す言葉で、

旧暦の6月はだいたい新暦の6月末~8月初めにあたるのだとか。

ちょうどそのころは田植えのころで、

田んぼに水を張る月なので「水の月」。

梅雨も明けて日照りが続く時期だから「水無月」という説もあるようで、

月名一つから季節を肌で感じることができて

奥深い日本の言葉はいいなあと思います。

 

水無月というと、お菓子を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 こんなやつです↓(フリー素材をお借りしました)

 

切り出した氷を模したういろう(葛粉の場合もあるようで)に

 小豆をのせて蒸すこのお菓子、赤い小豆は邪気払いの意が込められていて

京都では6月30日「夏越の祓え」という

この半年の罪や穢れなどを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事があり、

この神事に合わせてこのお菓子を食べるのだとか。

 

ちょっと冷やして冷茶と頂きながら

この半年の罪や穢れ。。

この半年の罪。。

 

いくつ食べたら祓えるんだ?

(そういうことではない)

 

折り返し点、残り半年、

お互い健康に過ごせますように。