日記
失くしてはいけないもの
1月末神戸市東遊園地近くのお客様にお伺いしたところ、
丁度神戸ルミナリエ開催中で、点灯している作品を観る事が出来ました。
まだ外が明るいにもかかわらず圧倒される美しさ。
夜空の下での美しさは言わずもがなですね。
そして一昨日、東遊園地を通るとせっせと解体作業中で
そういえばこの写真を撮った日は結構な人数の警備員が配備されており、
「運用資金はどうなっているんだろう?」と気になり、調べてみました。
開催経費は約5億円で、昨年から1部有料化されたようですが、東遊園地は無料で解放されており。
主な財源は企業の協賛金や企業募金、個人の方からの募金、来場者からの「一人100円」募金などだとか。
コロナで暫く中断していましたが、昨年から再開されたものの、
年々企業協賛金や来場者寄付は年々減っており財源確保には大変苦労されているようです。
昨年から一部有料になったこともあってか、昨年は来場者がコロナ前から3割以上減ったようですが、
従来のように順路の指定がなく自由に歩きまわることが可能となり、
会場を分散させるなどの工夫により、
会場周辺の飲食店などを利用する人も多かったでしょうから、経済効果も大きかったのではないかと思います。
そういえば若かりし頃一度だけ行ったことがあるのですが、寒い中大勢の人波に流されながら歩き続け、
最終目的地の東遊園地に着くころには疲れ果てていた思い出があり、
それから行かなくなったなあ。
今年たまたま作品を目の当たりにし、
こうやって調べて「ゆったりと自由に作品を楽しめるようになった」ことを知り。
来年はあらためて陽が落ちてからゆったりと作品を楽しみに行こうと思っています(しっかり募金してね)。
神戸ルミナリエは
「阪神・淡路大震災犠牲者への慰霊と鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託して、大震災の起こった平成7年の12月に初めて開催され、以来、震災の記憶を後世に語り継ぐとともに神戸の希望を象徴する行事として多くの皆様に支えられ、神戸の冬の風物詩として定着し、第29回神戸ルミナリエは約229万人もの来場者で賑わいました。」(神戸市HPより)とのことで、継続を望む声も多いとのこと。
「神戸ルミナリエ」が「神戸の希望」の象徴であるならば、
勝手な思いですが是非絶やさないでほしいと切に願います。
自分にとって失くしてはいけないもの
大切にしているものが
他の人にとっては取るに足らないもので
それを失わないために必死になっている貴方を
知りもしないで笑う人がいたとしても
どうか失くさないで。
「失くしてはいけないもの」であることに気づかなかったために
失くしてしまって
それがどんなに大事なものだったのか
気づいたときには
取り返しがつかないのだから。
と思うのです。