日記
バタフライエフェクト
今週も色々ありましたね。
今回のフジテレビの件といい
韓国大統領の弾劾問題といい
兵庫県知事を取り巻く問題といい
事件発生、あるいは発覚後の展開に驚くことしきりです。
「たられば」はないし憶測でものを言ってはいけませんし、
あくまでも私見ですが、
今回のフジテレビの件で、
最初から会食に誘ったのがフジテレビの社員ではなく中居氏だったということが明確になっていれば
事態はまったく違う展開になっていたのではないかと思わずにはいられません。
このような企業に関わる事件が公になった際に思うのは
そこで生活のために、家族のために、自分自身のキャリアを高めるために
懸命に働く事件に関係のない人達のことです。
事実を正しく報道しないことが
どれほどの人にどれほどの影響を与えるか。
恐らく発信者が想像できないところにまで
影響を及ぼす可能性があることについての怖れを
報道、マスメディアに携わる人は十字架のように背負う覚悟が出来ている
と私達には信じているところがありませんか?
だからこそ、しっかりと裏取りが取れた報道しかしないのだと。
「バタフライエフェクト」という言葉をご存知の方も多いかと思います。
(TV番組の題名にもありますし)
そもそも「バタフライエフェクト」は
「蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えるか?」という問い掛けと、
もしそれが正しければ、観測誤差を無くすことができない限り、正確な長期予測は根本的に困難になる、
という数値予報の研究から出てきた提言に由来する」(Wikipedia)らしく
NHKの番組「映像の世紀バタフライエフェクト」は
「蝶の羽ばたきのような、ひとりひとりのささやかな営みが、いかに連鎖し、世界を動かしていくのか?」をテーマに
「世界各国から収集した貴重なアーカイブス映像をもとに、人類の歴史に秘められた壮大なバタフライエフェクトの世界をお届け」する番組なのだそう。
蝶の羽ばたきのようなささやかな発言や行動が、
想いもよらない結果になることを
もしかすると誰かの人生を狂わせる可能性があるということを
こんなふうに簡単に誰でも情報発信できる今の世界にあっては
私達一人一人が充分に肝に銘じる必要があると
つくづく思ったこの1週間でした。
被害者にも加害者にもならないために。