日記

2024-07-21 19:00:00

是非の基準その2

暑い!

お身体おかわりありませんか?

私はマイボトル片手に老体に鞭打ってなんとか動いております。

金曜日のシステム障害で全世界におけるマイクロソフトの依存度をあらためて認識されませんでしたか?

怖い出来事です。

今回の出来事が新たな脅威のトリガーにならない事を祈ります。

 

さて、前回、前々回とお話してきたことについて、貴方はどのように捉えられたでしょうか。

私と同じように捉えられたでしょうか?

それとも、私の捉え方を「危険」と思われたでしょうか?

あるいは「つまらない事に拘っていてしょうもない」と思われたかも知れません。

 

前回の就業時間中に喋り続ける人について、

貴方が事業主なら、上司なら、周りの同僚なら、先輩なら、後輩なら、

捉え方は違ってきて、また、その捉え方の違いから、起こす行動も違ってくるかと思います。

 

そして、その行動が果たして正解なのか。

数学のように絶対的な正解を出す事が出来たら、誰もが幸せになる正解が出せたら

どんなに過ごしやすい世の中かと思います。

 

 

私はAさんに直接私が困っている事を言わず、

その場から離れた訳ですが、

もし経営者だったら、

人手不足による倒産が増えている中、

人材確保が難しい状況下でAさんを処分するよりは、

Aさんのパフォーマンスをあげる方法を切実に模索するかもしれません。

 

Aさんの上司だったとしたら、

手に負えなくて「何処かに異動させたい」と考えるかも知れませんが、

実際に異動させようとしても

やはり人材確保が難しい昨今、どの部門も自部門の生産性を上げる事が必至の中、

Aさんの受け入れ先探しと欠員の補充がとても難しいのではと思います。

やはり、現状の中でどうにかしないといけません。

 

私のような同僚ではどうかというと、

Aさんとの関係が間違いなく悪くなることを恐れ、

直接意見することは避け、

で自分のストレス解消のために

Aさんが居ない時に同僚に愚痴ってしまうのではと思います。

 

 

...。

あかんですね。

 

私があかんかったところは、

自分が困っていることをAさんに話さなかったこと。

「貴方のおしゃべりで、私は仕事に集中できずとても困っている。

何故貴方は就業時間中におしゃべりをするの?」と。

そうすると、前回私が書いたように「だって楽しく仕事したいから」

と回答が返ってくるかもしれません。

でももしかすると「上司にも注意されるし、本当は静かに仕事をしたいのだけれども、止められないの」

と回答が返ってくるかも知れません。

「沈黙が怖い」のかもしれませんし、

もしかするとADHD(注意欠如、多動性障害)で誰かに何かを聞かれたことがきっかけで、

思考がどんどん移り変わり、思いつくことをそのまま話し続けてしまうのかも知れません。

あるいはASD(自閉症スペクトラム障害)で、

相手の気持ちや空気を読むことが苦手で、相手が望んでいないことに気づかず、

延々自分の興味のあることを話し続けてしまうのかも知れません。

 

本人も苦しんでいるのに、それを声にすることが出来ないのかもしれません。

 

もし声にしてくれたら、色々変わっていくのになあと

そうやって「自分が困っていることを声に出す」ことをしないと

何も変わらないよなあ

と今となっては思います。  

 

ただ、話をする時、ついつい感情的に相手を非難しがちになりがちですが、非難するという事は自分は是で、相手は非であると思っているから。

どうして貴方はそういう行動をとるのか。

どうか正直な気持ちを話して下さい。

その一心でAさんの話を傾聴する姿勢でないと、決してAさんは心を開かず、決して良い方向に進まない事を忘れない事、とても大切です。

自分の価値観を頭ごなしに押し付けない事。

難しいですが、とても大切です。

 

話し合っても

「おしゃべりすると楽しく仕事ができるじゃない?何が悪いの?」

ということであって、

私がとても困っているということを伝えたうえでも

無駄話をし続けるなら

今の私ならその都度「集中できないから黙れ」ということを社会人らしい言葉に変換して伝え続けると思います。

それでも埒があかないなら

上司に相談する。

と思います。

 

私は医師ではないので、勝手に診断する事はもっともやってはいけない事ですが、業務に支障が出て困っている事例をもとに行動を起こさないと何も変わりません。

 

 

これが今の私の正解ですが、貴方はどうでしょうか。

 

「多様性の理解」

間違えないか私は日々試されているなあと思います。