日記

2024-05-26 17:55:00

男女兼用トイレ

定額減税。

なんでこんなややこしい事をするのか。

ほんまにっ!

 

特に企業の総務部門や社労士事務所が超多忙なこの時期に

(社会保険の算定基礎届、労働保険の年度更新の申告時期に)

このややこしい定額減税の仕組みに対応しなければならない現場に

どれほどの負担を強いているのか

(短期間にシステムを改修しなければならないIT部門や企業を含め)

このことで国民感情がどう動くのか

想定した上であっても想定すらしなかったのだとしても

ほんま国民に寄り添っていない政府やなあと溜息するしかありません。

そして、政府が要求する通り受給者の所得税、住民税の減税額を計算し、

ひと月で減税しきれない場合は翌月以降に残りを..。ということをやらなければなりません。

「国家権力」恐ろしや!

 是非この定額減税による効果と損失について、検証いただきたいものです。

 

「ユニバーサルデザイン」をご存知でしょうか?

「障害の有無、年齢、性別、人種などにかかわらず

多様な人々が利用しやすいような予め都市や生活環境をデザインする」

というもので、実は私、恥ずかしながら最近まで知らなかったのですが、

発達障害について学ぶ中で知った言葉です。

成田空港や羽田空港にはカームダウン・クールダウンスペースがあり、

新国立競技場には男女共用トイレも設置されています。

そもそもカームダウンとはなにかというと、

「気持ちを落ち着かせること、気を静めること」で、

カームダウン・クールダウンスペースは、

主に発達障害や知的障害、精神障害等の障害を持つ人が、

外部の音や視線を遮断し気持ちを落ち着かせてパニックを防ぐためのスペースです。

男女共用トイレは何のためにあるのかというと、

真っ先に思い浮かぶのはジェンダーレスの問題かと思いますが、

障害や高齢等で一人では用が足せないために異性の同伴を必要とする方々にとってもとても重要な施設です。

 

カームダウン・クールダウンスペースも

男女共用トイレも

必要としていない人にとっては重要ではないけれども

切実に必要としている人がいる。

  

だから、目の前にその設備があるからといって

「何故あるのか?」を知らないで使用すると誰かが困ることになるかもしれない。

そう思うと「何故あるのか?」を調べようとする。

結果、「必要としない場合は利用しない」ことに繋がると思うのです。

 

「知る事」でまわりをよくすることができ、「知らない事」で自分の思いの寄らないことでまわりに困りごとを増やしているかもしれない。

 

「知る努力をすること」は人として生きるための義務だと私は思います。