日記
かしわ餅
今日はこどもの日。
祝日法ではこどもの日は
「「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨としている。」
となっているらしいのですが、昭和23年に出来たこの法律、
「母に感謝する」というところに時代を感じます。
先日、久しぶりに赤ちゃんを抱かせて頂く機会がありました。
暖かくて重い。
命の重みをひしひしと感じ、無垢な笑顔に思わず泣きそうになる私。
私には子供がおらず、
子供を育てている皆さんを無条件に尊敬します。
古今東西、自分の子供を育てていくことは「当たり前」。
だけど「当たり前」にする事がどれほどしんどい事なのか
徐々に認知されつつあるけれども、
今から76年前に出来たこの法律の文言が未だ違和感ないのだとしたら、
まだまだ「育児は母親が担うもの」という意識が染みついているのだなあと思います。
勿論、生んでくれたのは母親で、母乳を与えて命を守ってくれたのは母親で、
そのことに対し「感謝する」のはとても大切な事ですが、
「母に感謝する」が「親に感謝する」となることに違和感がないくらいに
「育児は親が担うもの」が当たり前、
いえ、「育児は周りにいる全ての大人が担うもの」が当たり前になればと願い、
まだまだワンオペで頑張っているおかあさんの力になることが出来ればと
おかあさんだけでなく
サイボウズ社のこの動画を見て泣く女性が居なくなればと
https://www.youtube.com/watch?v=0iru7nKQbcw
それが私がキャリアコンサルタントを生業にしたいと思った理由です。
今日は端午の節句でもあるので、毎年かしわ餅を頂くのを楽しみしている私。
柏の葉は、新しい芽が出るまで落ちない、というところから、“子孫繁栄”の縁起を担ぐとされています。
落ちないように持ちこたえるのは大変だけれども
どうか、新しい芽が育って次の新しい芽が出るまで必ず落ちずに見届けてやってください。