日記
インポスター症候群
「インポスター症候群」をご存知ですか?
Impostor=詐欺師で、別名「詐欺師症候群」です。
インポスター症候群とは、自分の能力や実績を認められない状態を指します。
能力があることを示す外的な証拠があるにもかかわらず、
自分は詐欺師であり、成功に値しないという考えを持ち、
自分の成功は「単なる幸運やタイミングのせい」、
あるいは「実際より能力があると他人を信じ込ませ、周囲を欺いている」
という感覚に陥っていて、非常に自己肯定感が低い傾向があります。
(女性に多いとも言われています)
今回の水原容疑者の事件で、
私がまず頭に浮かんだのがこの「インポスター症候群」でした。
(彼がそうだというわけではありません。誤解なきよう)
学歴も詐称していたのだとか、
運転中の大麻所持で裁判沙汰になった過去があっただとか
色々出てきていますが、
大谷選手からの信頼が厚くなればなるほど
周囲の評価があがるほど、
怖くて怖くて仕方なかったのではないかと思います。
(本当に周囲を欺いていたわけですから、尚さらです)
だから、
今世間が下している彼への評価をみて
これから下される刑罰も含め、
「周囲を欺ていた自分に値する正当な評価」を得たと
どこかでほっとしているのではないかと思います。
(あくまでも私見です)
「インポスター症候群」でもなく
「ダニングクルーガー効果」(自分を過大評価する認知バイアス)の影響を受けず、
本来実力があり、また努力を惜しまなかったが故に「成功」していて
自分自身を過大評価、過小評価することなく
正当に評価できる人でも
「この成功がいつまでも続くはずがない」と
手に入れたものが多いほど、失うことの恐怖
高みに登れば登るほど、墜落する恐怖はつきまとうものだと
想像に難くありません。
人の心は厄介です。
あ、もし「インポスター症候群」だと思う人が周囲にいたら、
例えば失敗したら
過度な責任を感じないよう
「学びの機会」だと捉えられるような空気にしてあげてください。
もしあなた自身が「インポスター症候群」だと思うなら、
是非「失敗は学びの機会」と
捉え方を変えることからはじめてみてください。
その先の行動がかわりますで。