日記
雇用される力
前回お話したアメリカのギャラップ社の調査では
仕事への熱意や職場への愛着を示す社員が一番多い国は
アメリカでした。
アメリカがトップである背景には
やる気を見せない社員はレイオフされることがあるようです。
なるほどですね。
同調査で仕事への熱意や職場への愛着を示す社員が一番少ない国日本。
厚労省調査による会社を辞める一番の理由は「給与・報酬が少なかったから」で、40.7%。
2位は事業または会社の将来に不安を感じたから(31.7%)
3位は労働時間が長かった、休暇が少なかったから(30.9%)と続きます。
よく相談される「人間関係」での退職は7位で13.8%で、
体感的にはもっと上位にあるかと思ったのですが
「明日の米」の前では「人間関係」は「耐えるに値するもの」という方が多いということでしょうか。
ちなみに
2023年の日本の完全失業率は2.6%、
有効求人倍率(一人当たりの求人件数)は1.31倍で
アメリカの失業率は3.7%、
2023年の有効求人倍率を見つけられなかったのですが
2022年10月の有効求人倍率は1倍で
この数字だけで判断すると日本よりアメリカの労働環境は厳しく
「レイオフ」を前にしては
ワークエンゲージメント(活力、熱意、没頭によって特徴づけられる仕事に関連するポジティブで充実した心理状態)は死活問題なのかもしれません。
ところで
エンプロイアビリティ(働き手が雇用され得る能力)という言葉をご存知でしょうか。
他国と比べると日本はまだまだ1社に留まる(終身雇用される)方が多いように思いますが、
それでも仕事や会社を変える事は珍しくなくなりつつあります。
即ち、1社のみで通用する能力だけでなく、企業を超えて適用する能力を身に着けることが、
今後のキャリア形成において重要になるということです。
もし貴方が消極的な理由でその場に留まっているのであれば
そしてそんな自分が嫌だと思っているならば
前へ進むための1つの手段として
一度厚生労働省の「エンプロイアビリティチェックシート(総合版)」
で自分のエンプロイアビリティを知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
後悔しないために。